髪型ひとつで、女が生まれ変わる | Mayu's doll

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球体関節人形の制作&活動、日々のささやき








アカ抜けなかった田舎娘が、
仕立てのいいスーツにハイヒール、ベレー帽という
粋ないでたちで、ピストルを持つ。

弱者には手を出さず、華麗なる振る舞いで、
銀行強盗を繰り返してゆく彼らは、民衆のヒーローとなる。

が、惹かれあいながらも、
性的不能のクライドは、ボニーと結ばれることなく、
やがて、警察にも追い詰められてゆく──




私の大好きな映画、ボニー&クライド
『俺たちに明日はない』(1967年)ですけれど……

ふたりが出逢った日、こんなシーンがあります。




チンケな強盗の罪で、服役を終えたばかりのクライドが、
跳ねっ返りの田舎娘、ボニーに向かって言葉を放つ。

「……髪、耳にかけないほうがいい」

カツカツと食事をしていたボニーは、
照れたような笑みを浮かべながら、
茶目っ気たっぷりに、手ぐしで髪を整える……




ささやか過ぎて、見逃しやすいシーンですけれど、
私にとって、印象的な光景でした。

髪型ひとつで、女が生まれ変わる……そんな予感もさせて。


女にとって髪型は、
絵でいうなら、額縁にあたるでしょうか……?

どんな魅力的な作品でも、額縁によって大きく変わるもの。







          :







ただ今、『創作表現者展』で展示中の人形ですけれど、
この娘の髪は、人間用のウィックを使用しました。

適度な長さにカットして、一本一本貼り付け、
分け目やつむじは、植え込んでいます。


人形用とは違って、複雑な色の組み合わせで、
より自然にかつ、深みを出させているのですね……
(勉強になりました)

また、一本一本、加工がなされているのか、
指先で摘むだけで、優雅な流れを出せたりして。

空気を纏ったような、ニュアンスのある髪……
結構、気に入っています。










$Mayu's doll-球体関節人形 doll-55「Rui(ルイ)」




こちらの写真は、目やくちもとではなく、
髪に、レンズの焦点を当てた、一枚。

不良娘が、ちらりと覗かせた、一瞬の表情……。










追伸:明日明後日と午後、2時半過ぎごろから、
   在廊させて頂きます♪