こんにちは、こが まゆ です。
過去に見ていてたまに思い出すドラマがあります。
それは、
「モコミ〜彼女ちょっとヘンだけど〜」
母親の関わりかたが、昔の自分に重なるものがあるから、記憶に残ってるんだと思うんです。
主人公のモコミはモノや植物の気持ちが聞こえる子で、自分が感じたままに話すと母親や周りから変な目で見られます。
小学校から学校に行かず。
母親の関わり方が、
周りの子が学校へ行っている時間にモコミが外に出てるのを見つけると、
「学校に行ってないんだから昼間に外を歩かないで!」
モコミが、周りと違う変なことを言うたびに注意して、
周りから何て言われるか…をかなり意識するんです。
小さい頃、人と比べて違うと、変だ、おかしいって思い、直させなきゃって思っていたり、
大人になるにつれ、
この子は人とのコミュニケーションが苦手だからと決めつけて、勝手に工場の仕事を見つけてくるなど、
世間体を気にし、子どもが枠からはみ出して苦労しないようにと、
良かれと思って口うるさく子どもに関わるんです。
子どもや家族の意見に対しても、
「そうは言っても」
「そんなことしたら」
「あなたのためを思って」
と、自分の考えばかりを言い、
無意識ですが、とにかく子どもの人生のハンドルを自分が握ろうとします。
この母親の姿が、以前の自分とダブりました。
そして7話では、兄の俊祐が妹のモコミに居場所を奪われたと家族に不満を爆発させ、「いいお兄ちゃんをやめる」と家を出ていくんです。
その後、兄の毒づいたSNSを見た父や母らは衝撃を受けます。
出て行ったっきり2日も戻らない息子に、
「あの子、今頃なにやってるのかしら?」とお母さんが心配して電話をかけようとします。
「放っておけ」というお父さんの言葉に、
「でも…」
「そんなこと言ったって…」
と、いつものように自分の意見を押し通そうとします。
その時、(妹の)モコミが自分が不登校だった時の思いを母に伝えるんですね。
自分がどうしたらいいかわからない時に、いろいろ言われたらもっと混乱する。
私は待ってて欲しかった。
安心して戻れるように待ってて欲しかった。
と言います。
この言葉を聞いて、
不登校の対応のキモはコレだよなと思いました。
そう。
「待つ」って本当に大切です。
不登校は、自分はどうしたらいいかわからないという迷路に迷い込んでいて、
親がどんな自分でも見守っていてくれる。
自分のことを待っていてくれる。
という安心感で心がいっぱいになったら、
自分の足で一歩踏み出せるようになっていくのだと思います。
「待つ」間には、もちろん心配や不安、葛藤も出てきますが、そういう時にこそ自分に聞いてみるといいんだと思います。
なにが起こりそうだと思う?
それが起こったらどんな大変が起こりそう?
それは本当に大変なことになるのか?
自分が心地よくいられるには、他に方法がないのか?
不安を解消するには、不安を感じている自分の感覚からの声を聞くしかないのですね。
まずは自分の思いをノートに書き出してみるといいですよ。
お母さんは、安心して戻ってこれる場をつくる。
そのために自分に向き合ってみること。
「子どもの成長を待つ」ことは、自分が自分と向き合う時間なのだと思います。
子どもはいずれ動き出す。お母さんは今できることを!
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