【ご報告】2021年秋の伊勢旅4　本居宣長記念館

11/2～11/6に伊勢へ行ってきました。私が「伊勢へいらっしゃい」というメッセージをいただいたことで始まった今回の旅。せっかくなので11月月例一斉ワークという形で伊勢での霊的リトリートワークを開催しました。これから何回かに分けて伊勢旅のご報告をします。月例一斉ワークにご参加くださった方にとって、このご報告がご自身のワーク経験を振り返るための何かになるとうれしいです。

『【ご案内】2021年11月月例一斉ワーク「プシュケー(いのち、こころ、たましい)の癒し」』いにしえの人々は、人は血肉や骨のみにあらず、肉体にプシュケーが宿った存在であると考えていました。プシュケーは「息、息吹、呼吸」という意味の古いギリシャ語です。…

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「無心のワーク(無の自分を迎え入れるワーク)」「闇を知っている光のワーク」　補足説明①
11月の月例一斉ワーク「プシュケーの癒し」、お申込＆ご入金締切間近です　補足説明②

【更新しました】今週の星占い 11/01～11/07　補足説明③

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伊勢旅2日目(11/3)午後。斎宮から電車で松坂へ移動しました。

本居宣長記念館。

たまたま「伊勢人宣長」という秋の特別展を開催中でした。ちょうどよかったです。伊勢人としての宣長、伊勢の人々と宣長の交流などがテーマの展示でした。

「伊勢国」(三重県)は「大和の傍らにある、すばらしい国」と古くからいわれる国。北の果てから南の果てまで、西側には美しい緑の山々が続き、東側は湾岸で「伊勢海(伊勢湾)」というものだ。そして、どこも山と海の間、北は桑名から南は山田(伊勢)まで、廿里(約80キロ)あまり、山というもの一つもなく、ひたすら続く広々とした平地だ。その間、大きな町が多くある中で、山田(伊勢) ・安濃津(津)・松坂・桑名などは、特に賑やかで大きな町である。おそらく京都から江戸(東京)までの間でこれほどの大きな町は、滋賀県の大津・静岡をおいて他にない。

この国は海のもの、山のものが乏しいわけでもなく、気候も余所と比べるとそんなに厳しくない。伊勢神宮に参る旅行客が絶えず、特に春夏のとんでもない賑やかさは、おそらく天下で並ぶものはないだろう。(展示説明文より)」

これは宣長が書いた「伊勢国」という文章です。一読して、前日行った三重県総合博物館の展示内容をコンパクトにまとめたようなテキストだと思い、思わず笑ってしまいました。三重はずっと前からまことに豊かな国なのだなぁと感じました。

宣長はお医者さんだったんですね。てっきり武士かと思ってました。医業の傍ら、古事記などの研究に取り組んでいたようです。要するに在野の研究者だったのかな。自筆の書もたくさん残っていて、興味深かったです。宣長は日本の神様を「可畏き(かしこき)物を迦微(かみ)とは云うなり」と定義しました。「かしこきもの」とは畏怖すべきもの、不思議なもの、計り知れない力を及ぼすものを指します。つまり尊い、神々しいものだけじゃないんですね。宣長が言う日本の神様には考えても分からないもの、多少闇っぽいものも含まれていて、それらは多神教の神様や自然崇拝の神様、自然霊や精霊の働きに近い気もします。そういう神は「カミ」と表記する場合もありますね。私はそういう「カミ」さまも好きというか、お祈りしたいです。

記念館の近くに、本居宣長の旧宅「鈴屋」が移築されています。

記念館前のイチョウがきれいでした。

夕方、ホテルに帰ってきました。晩ご飯はテイクアウトを利用することにしました。

料亭「大喜」の折り詰め「御師弁当」。これで1080円！すばらしい！豪華な材料は使っていないけれど、伊勢のおいしいものを詰めたお弁当でした。折り詰めを作ってもらっている間、お店の中で座って待っていたんですが、ある年配のご夫婦がお店のご主人に「やっと今年も鳥羽の牡蠣フライが食べられたよ！」と話していました。ええっ！毎年鳥羽の牡蠣フライを食べてる！今年の牡蠣は遅いのかしら。東京でも鳥羽産牡蠣フライはお金を出せば食べられるだろうけど、一粒いくらかな？？とついつい下世話な計算をしてしまいました……。さすが地元。すばらしい。いいなー。