<ものにしたかった前半の決定機>

宮原と両WBのメンバーが戻り、優安がスタメン復帰。状態が心配された染野もスタメン。またベンチに熊取谷が今季初のメンバー入りを果たしました。


最初の決定機は15分。優安のインターセプトからパスを受けたコロ助がミドルを放つもキムスンギュがセーブ。


20分にも自ら持ち上がりシュートもこちらは枠を捉えられず。

23分には室屋にサイドを抉られてクロスを佐藤龍之介に押し込まれゴールネットを揺らされますが、クロス前にゴールラインを割っており救われます。


6本のシュートを放ち、スコアレスもやや押し気味で前半を折り返します。


<ゲームチェンジャーがまだまだ不足>

後半はやや前線の疲弊もありFC東京がペースを握る展開に。


62分には平川が強烈なミドルを枠内に放つもキムスンギュがファインセーブ。


優安と齋藤に代わり福田山見をピッチへ。


76分には古巣対決の山田楓喜にゴールネットを揺らされるも、今度はオフサイドに救われます。


84分には宮原に代わり吉田をピッチに送るも膠着した展開で攻め手を欠く展開に。城福監督がインタビューでも触れていましたが、あと2人交代枠を残していた中でも投入が出来なかった事について。

ベンチにはまだ新井や白井、熊取谷と攻撃のカードは残していましたが、こういった展開で勝負を託せる信頼を得ている選手がまだまだ不足している。シャドウの枠だけではなくWBやCFでギアを上げられる選手の必要性を感じました。


終盤はややこちらのファウルジャッジが厳しくなったように思われ、立て続けにセットプレーを与えるもスコアは動かず0-0で終了。本来はここで終わりますが、これは100年構想リーグ。PK戦が待っています。


<鬼神・長沢裕弥>

FC東京は100年構想リーグで行われているPK戦で全勝。しかも一人の失敗者も出していない非常にPK戦に強みがあるチーム。


しかし、心配はいりませんでした。

ゴールマウスに立つ長沢は、2年前にはアウェイでPKを決められているショルツのPKを見事な読みでストップ。

こちらは染野が落ち着いて決め、2人目の遠藤もコースは読んでいましたがシュートの勢いが勝り決められるも、こちらは福田が決め先行。


そして3人目の山田楓喜のコースを読み切ってセーブし、町田戦ではファインセーブに阻まれた山見が成功。


4人目の常盤には逆を突かれるも、吉田が落ち着いて沈め、ついに2008年、あの雨の国立、那須大亮さんの決勝ゴールから18年ぶりの東京ダービー勝利。


スタジアムには新ダービーチャントの「緑が大好き」が響き渡り、二階席から「TOKYO IS GREEN」のビッグフラッグが出現し、勝利を美しく彩りました。


<MOM>

長沢 裕弥


18年ぶりのダービー勝利をもたらしたのは、これまで悔しい思いをし続けた彼。


データ通りとは言っていましたが、お見事なセーブでした!






様々な感情が渦巻いた週中を経て、いよいよこの100年構想リーグの大一番。


絶対負けられない、いや、特に引き分けがないこのリーグ、欲しいのは勝利のみ!


<予想スタメンとフォーメーション>



<KICKOFF/スタジアム>

3/22 14:00 KICK OFF

会場:味の素スタジアム

天気予報:晴れ


<FC東京の直近5試合の対戦結果>

3 A ◯2-1川崎

4 H ⚫︎0-2 柏

5 H ◯3-0 横浜FM

6 A ⬜︎1-1水戸

7 A ◯2-1千葉


<試合展望>

・鍵握るサイドの攻防と90分のマネジメント


FC東京の強みは前線の破壊力。昨シーズンから長倉、マルセロヒアンが完全移籍となり、さらに若手の佐藤龍之介、俵積田が絡む層の厚さ。


しかしこちらもCBの井上、海音の成長が著しくダービーには宮原も戻ってくるであろうため最終ラインの力強さでは対応できるはず。なのでWBがいかに前線で堰き止めてチャンスに繋げられるかがポイントになってくると思います。


また、もう一つのポイントは昨年、一昨年と2年連続で終盤に追いつかれているという事実。これは偶然とは思えず、ダービーの雰囲気やお互いのスタイルが絡み合っているはず。今季はPK戦がある?ノンノン、彼らは今のところPK戦全勝、しかも一人の失敗者も出していない。だから勝つためには90分での勝利しかないと思わないといけない。


そして大事なホームの雰囲気、相手の声量に飲み込まれず、かと言って熱くなりすぎもせず、最高の雰囲気をともに作り上げていきましょう!


<KEY PLAYER>

白井 了丞


考えてみれば城福体制初のダービーゴールは彼だった!


染野の出場が微妙なこの試合、君に全て託してもいい!


全て吐き出して、胸を張ってアンダー代表へ!



<甘くなかったターンオーバー案>

染野が直前のアクシデント?で欠場。


なおかつ深澤、内田、宮原をベンチに置き田邊、吉田、松田が初スタメンの大胆なターンオーバーを実施。カップ戦がない期間中のテストといったところでしょうか。


このメンバーでも可能性を見せられれば、というところでしたが、開始9分にCKからのこぼれを脇坂に詰められ、こぼれ球が井上の足にあたりゴールインし先制を許します。


思うように前線で収められず、新井やコロ助、田邊らがサイドから打開を試みるも思うように決定機は作れず、コーナーのカウンターからエリソンに抜け出され、一度は長沢がはじくもこぼれ球を押し込まれて追加点。


前半終了間際には新井がゴールネットを揺らすも、VAR介入の結果オフサイド判定で取り消しに。


不在のメンバーの影響が如実に現れたまま、ビハインドで前半を折り返します。


<ヒロトへの想い>

後半、福田と山見を投入してからはゴールに迫る場面が増え、さらなるピンチも長沢が好セーブを見せて最後まで喰らいつくも、川崎のゴールネットを揺らせないままタイムアップで今季ホーム初黒星となりました。


白井はプロ初のCFとしてのフル出場。急遽の出場の中四苦八苦している様子もあり、染野の普段のパフォーマンスと比較して厳しい印象も受けてしまいましたが、それでもスプリントや走行距離ではかなり上位の数字を残しており、彼なりになんとかしようとしていたのは感じ取れました。


そして、試合後に挨拶に訪れたヒロト。

試合中筋肉系のトラブルで交代し挨拶は難しいかもしれないと思っておりましたが、ゆっくりとこちらにきてくれました。


試合前には大きなブーイングも飛んだけれど、戦い終わり中心部からかけられた言葉、そして久しぶりの移籍選手へのチャント。


様々な思いはあれど、心から愛していたからこそ、辛い別れだったけれどいつまでも仲間。