まだまだJ2を勝ち抜くのは甘くないと感じた先週末のドロー。大事なのはこれから。残っている試合の中で1戦1戦確実に勝ち点を積んでいけるかどうか。

 残念ながら岐阜のバスツアーは参戦出来ませぬが、魂を送ります。

 勝負の1戦、そして大事なアウェイ2連戦、今週末の相手はFC岐阜です。


<予想スタメンとフォーメーション>



 怪我で熊本戦を欠場しているタムさんの状態はどうなのでしょうか。今節ももし厳しいなら、前回はタムさんのポジションに若狭を起用する変化球でしたが、今節は香川と奈良輪の快速SBコンビになるのではと予想。

 中盤の組み合わせは単に私が見たいだけです。笑ただ、ほにゃ川くんが働きすぎてコンディションを落としている傾向があるので、一度休ませたいんですよね。


<KICKOFF/スタジアム>

9/23(日)14:00 KICK OFF

会場:岐阜メモリアルセンター長良川競技場(岐阜県)


<前半戦の対戦結果>

H 4/07 土曜

・会場 味の素スタジアム(東京都)

・スコア 0-0

・得点者    なし


 1試合前のアウェイで昇格争いのライバルであった徳島に4-0と完勝し、良い雰囲気で戻ってきたホームでの試合。しかし試合前にアランが筋肉系のトラブルで離脱。その影響もあって攻撃面でチグハグな面が目立ち、思うようにチャンスを作れず、逆に不用意なボールロストが多く見受けられ、古橋、田中パウロ淳一、ライアンなどの相手の強力攻撃陣にボールを集められ決定的なチャンスを作られてしまいます。

 後半途中、反撃に出るべく林陵平や高井和馬ら攻撃的な選手を投入し、何度かチャンスを作るものの、お互いに最後までゴールネットは揺れずタイムアップ。

 全体的には岐阜にペースを握られており、上福元の好セーブや守備陣の奮闘でなんとかドローに持ち込んだといった印象の試合で、得点源のアタッカー不在の状態でどうやって得点を獲るか、ゲームをリードするかが課題となった試合でした。


<FC岐阜の直近5試合の対戦結果>


29 H ●0-2  熊本

30 A ●0-1  町田

31    H ●0-1 大宮 

32    A ●0-6 新潟

33 A ●1-2 徳島


 序盤は上位争いに食らいつくなど健闘していた岐阜ですが、エースとしてチームを引っ張っていた古橋享吾がヴィッセル神戸に移籍してしまい、一気に決定力不足に。

 それと同時期にけが人が続出したこともありその後は屈辱の10連敗を喫してしまっています。 しかし上位の町田、大宮、徳島に1点差と善戦していたチームとしての粘り強さもありますし、ライアン、田中パウロら古橋以外のけが人が復帰しているのも警戒要素です。


<試合展望>

 さあ、デルピエロがやってくるわけですよ。そして、応援の美人女子マネージャー伊藤さんのイベントもある。そんでもって、相手は10連敗中でもう勝利に飢えていて、全力で勝利目指して向かってくる。ヴェルディにとってこの上なく嫌な状況ですが、それでも勝つしかない。

 去年からの大木監督のサッカーが継続されているなら、しっかりとポゼッションしボールを繋いでくるチーム。なのでボールを持たれる時間は多くなるでしょうが、向こうがエース古橋の穴を埋められず決定力不足を前線やサイドの破壊力ではこちらに分があるはずなので、肝心なところでのパスミスなどが多くなってしまった前節の反省を生かし、カウンターのチャンスを確実にゴールにつなげていきたい。

 まずは最後まで昇格争いに踏みとどまるためにも、順位が下のチームとの対戦で連続で勝ち点を落とすわけにはいかない。

 前節の暗雲を吹き飛ばす勝利をあげましょう!

さて、この前感動のフィナーレ(???)を迎えたばかりだというのに、このコーナーがまた帰ってきました。

 というのも、ヴェルディにとって欠かせないあの方の紹介を忘れていたからなんですね。

 というわけで、今日の選手紹介・・・もといスタッフ紹介はわれらが指揮官、ミステルことミゲル・アンヘル・ロティーナ監督です。





<選手プロフィール>

・選手名/読み方:ミゲル アンヘル ロティーナ

・出身地:スペイン 

・ポジション:監督

・生年月日:1957年6月18日


<ロティーナ監督への思い>

 ロティーナ監督の采配や戦術については、戦術面にフォーカスしないといけなくなるので、あまりここでは語れません(笑)。戦術は勉強中の段階なので・・・。

 なので今回は、どちらかというとロティーナ監督の今までのキャリアや、ヴェルディの今までの監督との違いにフォーカスしていきたいと思います。

 

 現役選手としては主にフォワードとして1988年まで活躍したのち、スペインの地方クラブのログロニェスの下部組織から指導者としてのキャリアをスタートさせると、いくつかスペインの中堅クラブでの指導を経て、98年セグンダ(2部)で苦しんでいたオサスナをセグンダ2位でリーガ昇格へ導き、翌年もリーガ残留を果たし、この頃からその手腕が注目されるようになります。


 2002年にはセルタの監督に就任、それまでのセルタのチームカラーと異なる守備的なサッカーに批判の声もあったものの、その声を覆しリーグ戦で4位に導き、CL(チャンピオンズリーグ)の出場権を獲得しベスト16にも導きます。その後、ェスパニョール、ソシエダ、アスレティック・ビルバオ、ビジャレアルといったスペインの中堅クラブの指揮を歴任し、スペイン国王杯のタイトル獲得なども経験。名実ともに、ロティーナ監督はスペインで屈指の名将となったのです。

 

 しかしながら、2012年のビジャレアルの指揮を最後にリーガの指揮からは外れ、ヴェルディの指揮をとる前はスペインを離れ、ヨーロッパの小国キプロスや中東カタールで指揮を執っていました。その理由は、躍進したシーズンの翌シーズンに成績を落とし、最悪のケース、下のカテゴリーに降格をしてしまう事が頻繁にあったために、その手腕を不安視されることが多くなってしまったためです。ただ、これについては躍進した年の主力を上のクラブからの金銭的な搾取により奪われたケースが大半なので、一概にロティーナの責任とは言い切れないと思いますが、一度対策されたチームを立て直す能力が不足しているとされ、近年はそのマイナス面ばかりが目立ったことから、一部の心無いサポや専門家からは「終わった人」などという声すらありました。


 そんな中、2017年にヴェルディの新指揮官として、初めて日本の地を踏んだロティーナ監督。最初に選手たちは「こんなに決まりごとがある監督は初めて」という声が多く、今までのヴェルディのサッカーとの違いに戸惑うことも多かったようです。しかし、次第にロティーナ監督の求める戦術を理解し、結果的にはクラブ初のJ1昇格プレーオフへの進出を果たしました。

 

 もちろんヴェルディにおいても、戦術を対策されて勝ち星から遠ざかる時期もありましたし、主力選手の流出による戦力ダウンもありました。しかし、そんな中でも2年連続で昇格争いを出来ているのは、名参謀と言われているイヴァンコーチの正確なスカウティングとロティーナ監督のそれまでは不得手な部分であった攻撃面を分担しての指導が可能になったこと、及びヴェルディにやってきた選手たちやスタッフたちの不撓不屈の精神力が一度傾いたチームを立ち上がらせたからに他なりません。

 

 おそらくもう長くはないかもしれないロティーナ監督のキャリアに最後にJ1昇格という一つの花を添えることが出来ることを信じ。


 次回の番外編ではヴェルディにはなくてはならない「あの選手」について取り扱います。

  

 

その1 その2 その3 その4


(上記を先に読まれることを推奨いたします)


2016年、辛うじてJ2に踏みとどまった大低迷を受けて、ほとんどのヴェルディサポーターは「来年がある」とすぐに切り替えることは出来ませんでした。


 冨樫監督は、昨シーズンの成績不振の責任を取る形で2016年のシーズン限りでの退任が発表されました。それを受けて、サポーターの関心は来年以降誰が指揮を執るのかというところに向けられました。


 「今度は実績ある、ヴェルディを確実に強くしてくれる人が指揮官になってほしい。でもそんな人、いるのだろうか。いたところで、そんな人が今のボロボロのヴェルディの監督を引き受けてくれるのかー。それ以前にこんな状況で、今の主力メンバーはどれだけ残ってくれるのかー。」

 サポーターの胸には来期に対する期待よりも不安の方が大きくうずまいていました。

 

 しかし、そんな中驚くべきニュースが飛び込んでくるのです。


「東京ヴェルディ新監督にロティーナ氏浮上」


 えっ外国人!?しかもリーガで10年以上指揮!?タイトル獲得の経験もあり!?本当にそんなすごい人がヴェルディで指揮を執ってくれるの!?とサポーターとしては、まさに寝耳に水な話でした。

 そして、報道があった頃には既に水面下で大きく話が進んでおり、報道が出た数日後には正式に契約が締結され、ヴェルディに05年のバドン氏以来となる外国人指揮官が誕生したのでした。

 話によれば、ロティーナ監督の方からヴェルディに対し興味を持ち逆オファーをかけてきたとの事で、まさに奇跡的な出会いでした。


 ロティーナ監督の就任は、選手たちにもポジティブな影響を与えました。去年一時期キャプテンから外れ、初めて本格的に移籍を考えた井林はロティーナ監督の就任で、本当にそんな実績のある人がヴェルディに来てくれるなら、チームに残り指導を受けてみたいという思いで残留を決めました。

 またライバルの松本山雅から好条件のオファーを受けており、一時は移籍直前だった安西幸輝や、清水エスパルスが保有権を持ち、他チームからもオファーを受けていた高木善朗も最終的にヴェルディに残る事を選びました。


 2015年から2016年の主力であった杉本竜士と南秀仁の2人こそ他チームに流出する結果になったものの、永田充や橋本英郎といった実績十分なベテランや、梶川諒太や内田達也といった実力ある中堅若手選手の獲得にも成功しました。


 そして2017年、5位に入り昇格プレーオフに出場するなど躍進を遂げたことは皆様の記憶に新しい出来事かと思います。

 ロティーナ監督がシーズン終了後に語った「誰もヴェルディがプレーオフに進出するなんて思わなかったでしょう」というコメントも、前年度のこの苦しい状況を見れば多くの方々が納得できると思います。


 そしてロティーナ体制2年目の今年2018年。ヴェルディは昨シーズンを上回る成績で自動昇格圏内に肉薄する躍進をしています。

 今のスタメンやサブにいる上福元直人、奈良輪雄太、佐藤優平、李栄値、そして泉澤仁、レアンドロ、香川勇気。

 彼らはかつてはヴェルディの敵として立ちはだかった選手たちです。彼らはロティーナ監督のサッカーに魅せられ、ヴェルディにやってきたのであり、おそらくロティーナが監督でなければ、ヴェルディのユニに袖を通すことはなかったかもしれません。


 ロティーナが来る前のこの4年間は、ヴェルディにとって出来れば忘れたい「負の歴史」なのかもしれません。

 しかしながら、一方で再度認識をしたいこともあります。

 井林章や田村直也、また一足先にJ1へと旅立ったWアンザイなど選手はヤス監督時代に、渡辺皓太、井上潮音やアラン、ドゥグの両外国人は冨樫監督時代に、それぞれ難しいタスクをこなし、苦しいチーム状況の中でも経験を積んで成長したからこそ、チームの主力となりJ2屈指の選手に成長したのです。


 この4年間、ヴェルディには多くの出会いと別れがありました。どちらかというと、悲しい別れのほうがはるかに多かったかもしれません。

 しかし、その別れがなければありえなかった出会いがあり、別れがなければ起こりえなかった奇跡がある。

 今のヴェルディはそのたくさんの「出会い」と「別れ」、その中で起こった数々の「奇跡」のもとに誕生したチームなのかもしれません。

 

 あのときから始まった悲劇の物語が、最後にJ1昇格というハッピーエンドを迎えることができると信じて。


FIN