なにわ赤バイク ~日本全国放浪記~ -76ページ目

2005年総括

前回のツーリングで2005年分の旅行は終了。
ここまでで行った県は以下の通り。

1大阪府 2徳島県 3香川県 4奈良県 5和歌山県 
6京都府 7高知県 8愛媛県 9岐阜県 10岡山県
11福井県 12山梨県 13神奈川県 14静岡県 15岩手県 
16福岡県 17佐賀県 18長崎県 19熊本県 20大分県
21島根県 22山口県 23広島県

2005sou

23/47。ちょうど半分ですな。
近場がほとんど埋まったため、2006年はさらに過酷なツーリングばかりになります。

2005年11月19日 寒中うどん ○香川県

はぁ暇だし、またうどん食いに行こうかな。

なにわ赤バイク ~日本全国放浪記~

すでに行き帰りの本州部分カット。鳴門北インター朝9時からスタート。


とにかく寒い。震えっぱなし。気温計は8℃。明石付近は5℃だったな。

最初は当然山越へ。今日は行列100メートル。バイク降りて並び、日に当たってると少し体温が戻る。

かまたま大。とにかく食べて体温上げねば。ああ、ウマー。


そして山内。ここでも寒いので「あつあつ」を注文。おお、ホットだといりこダシの旨味が効く。


ここからR32で坂出市へ。お昼近いのに気温は12℃以上上がらず。

日の出製麺所 」は今回初めて。県道19号沿い、と。どのへんかな・・・・見つけた。行列を。

ここもレア度が高いうどん屋です。いや製麺所です。営業時間11:30~12:30。1時間のみ。

製麺所の一角にいすとテーブルが設置され、そこで食べる。注文は並んでるときに聞きにくる。

初めてのときは前の人の注文をよっく聴こう。「冷たいの小」「ぬるいの大」

ぬるいの?

想定外の注文が聞こえ、頭の中真っ白に。ぬるいのって温い麺ってことでいいのかな?

「はい、お客さんは?」美人の女将さんに聞かれる。じゃ、じゃあ冷たいの小で。

ぬるいの興味あったが怖くて頼めず。テーブルについて出てくるのは丼に盛られたゆで麺のみ。

テーブルの上にポットに入っただしやゴマ、ショウガやネギなどが置かれている。

ネギ(細ネギ)は切ってないのをラップで束ねてあるだけ。ハサミで自分で切る。

シンプルに醤油でいただく。こ、これはウマイ! 当然麺が。

もちもちっとした弾力が歯に伝わってくる。製麺所の打ちたて最高。


次は「彦江製麺所 」。日の出と同じ坂出市内。

パチンコロッキーの信号を川沿いに曲がると小さな神社の鳥居が見える。

神社の脇の道を進む。細く、くねくねした道は車では絶対通りたくない。

香川うどん屋の中でも分かりにくい場所トップ5だ。そのため入念に調べてきた。

データによるとこの建物なのだが、、、、、、どう見てもうどん屋には見えない。

殺風景な建物の周りを一周する。勇気を出してドアを開ける。

中は確かに製麺所でした。麺が入った丼を渡される。「熱いの食べたかったらあそこで温めてな」

水切りかごに麺を入れ、ゆで湯に入れること数秒・・・。はいできあがり。出汁、ネギなどはお好みで。

味は、悪くはないがびっくりするほどでもないな。コシもそこそこ。

閉店間際の時間であり、ゆでちゃったからかな?


最後に山田家で釜ぶっかけ卵黄入り580円を食べて終了。


帰りもとにかく寒くてカイロを貼っての走行でした。もう今年のバイクシーズン終了。

走行距離省略。


2005年10月25日 とどが崎ふたたび ○岩手県

思いがけなく青森へ帰れたので、また本州最東端を目指すことに。


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目的はあくまで証明書と魹ヶ崎(とどがさき)。今度こそ。


朝6時青森市出発。八戸から海沿いにレンタカーを走らせる。

途中龍泉洞 へ。真っ青な地底湖が印象的な鍾乳洞だ。

子供のころ連れられてきたときは、その地底湖があまりにも透明でかつ深かったため、

高所恐怖症の俺は死ぬほど怖がった。今もすごいよ。

秋芳洞、龍河洞とならんで日本三大鍾乳洞の一つ。


宮古市へ。証明書は宮古駅前の観光案内所。おおポスター貼ってある。100円。


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こっちのシリアルナンバーは3万番台。宣伝の仕方だね。

しかしこの3万人中何人があの往復8キロを体験したろうか?

駅前で昼食。海鮮どんぶりを食う。


ここから8月と同じ道を行く。重茂半島の突端・とどが崎(トドヶ崎・魹ヶ崎)へ。

姉吉キャンプ場の自販機でペットボトルを購入。港に車を止める。現在12時すぎ。よし。

帽子を被り、出発。あの小屋脇の細い道を歩く。4キロか。

20051025-w

いきなり急勾配の道が続き、ペースが上がらない。道は細く、険しい。獣道だわ。

崖にへばりつくような道があり、さらに道が崩れて板で橋渡ししているところもあった。

かと思うといきなり足元で「ガサガサッ」と動くものあり、ヘビだったり鳥が飛び出してきたり。

そして何よりも怖いのは、誰ともすれ違わないこと。

500メートルごとに灯台までの距離が出るが、ホント、はかどらない。

そして、とうとう灯台が見えてきた。

CIMG0360

やったぁ~ここが本州最東端だ~!

1時間ちょっとかかりました。

ここ、とどが崎灯台は映画「喜びも悲しみも幾歳月」の舞台になった場所。

昔はこの灯台に灯台守が住み、その奥さんが原作を書いたんだって。

「♪お~いら岬ぃのぉ~~、燈台も~り~は~~」JASRACさんごめんなさい

こんなところに住むなんて、考えられない苦労と孤独だ。

と先人の苦労を思いやりつつ、帰路につく。帰りも1時間だぜ。


車で盛岡まで戻り、そこから高速で青森へと向かいました。

走行距離595キロ。徒歩距離8キロ。


2005年10月10日 中国地方一周(3日目) ○広島県



8時起床。いい天気。さぁ今日は最終日だ。最終日雨のジンクス破れたり。


今日は広島見物して帰るだけ。行程は楽です。

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まずは平和祈念公園に行く。慰霊塔に手を合わせる。

原爆ドーム。


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広島市から西へ戻り、宮島港から船に乗る。日本三景の一つ安芸の宮島へ。

JRの船ってことは連絡船か。青函連絡船はとうになくなりました。

所要時間10分、170円。安い。

CIMG0354

おー見えてきた見えてきた。厳島神社だ。



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鳥居は自重だけで立っているそうです。

神社の境内も海面に浮かんでいるようで素晴らしかった。

ただ1年前の台風の影響で一部修復中だったのが痛々しかった。

島には鹿がたくさんいました。鹿は昔からいたんだそうだが、

戦後進駐軍の米兵が鹿をハンティングして絶滅させたんだそうだ。ファック米兵。 罰当たりめ。

今の鹿は奈良公園から連れてこられたんだって。

早いお昼にカキ飯をいただき、また船に乗る。


そこから呉市へ。昔からの軍港で、大和ミュージアムってのが人気らしい。

映画「男たちの大和」も見たし、宇宙戦艦ヤマト世代としては行っておかねば。

1/10スケールの戦艦大和。迫力でした。

売店の海軍カレーに惹かれながらも出発。


次の目的地は尾道。尾道ラーメンでしょう。この流れなら。

以前尾道に来たときは一番人気の「朱華園 」で食べたのだがものすごくしょっぱかった。

今回は「つたふじ 」という店に来た。けっこう並んでる。

中は狭い。「中華うどん」なんてのもあるが、中華そばを注文。

澄んだ醤油スープに背脂が乗っかる。味はしょっぱくなく、うまい!

こちらのほうがお勧めですな。


後は国道2号をひたすら走り、大阪へは日が落ちる前に到着。

鼻が真っ黒でした。走行距離388キロ。


2005年10月9日 中国地方一周(2日目) ●山口県●広島県

昨夜2時就寝で目覚ましは5時に鳴る。うそーん。テントの外は真っ暗。寝た気がしない。

しかし朝食&撤収は急いでも2時間半。渋々起きる。

2日目。ある意味今回の旅のメインです。スローガン①下調べする②詰め込まない。


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古都・津和野、秋吉台と山口の大物観光名所を回り下関へ。

証明書ゲット、最西端到達を果たし、今夜の宿は広島市。ん~何かまた詰め込んでない?


いったん日本海側に出て、国道9号をひたすら西へ。1ケタ国道なのにのどかだ。

R9に沿って山口県に入ると津和野市にさしかかる。「山陰の小京都」として萩と並ぶ観光地だ。

朝からかなりの観光客。確かに風情ある町並みです。

が、まっくすは基本的に町並みとかあんまり興味なかったり。

どちらかというとダイナミックな自然の造形を堪能するのが好き。

津和野に寄ったのはご飯。「うずめ飯」というのを食べるためです。

駅近くの「ふる里 」という店に入る。まだお昼には早いので俺一人。

うずめ飯定食を注文し、トイレへ。汚い話だが今日の“大”がまだだった。

トイレから出るともう配膳されてました。はやっ

うずめ飯とはお茶漬けっぽい料理。どんぶりに刻んだ柚子、みつば、椎茸なんかを入れ、

ご飯でそれらの具を「うずめて」、だし汁をかけていただく。あっさりした料理です。

さらさらと食べ終わる。うまいがこれで1200円は高くないか?


次は秋吉台。四国カルストと同じカルスト地形だ。


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これはそのときの写真。

秋吉台の地下にあるのが秋芳洞。鍾乳洞なんだが中広すぎ。

石のつららと狭っこい通路というイメージはまるでなく、中でバレーができそうなほど。

あんだけ広いと崩落が怖いです。洞窟マニアとしてはちょっといただけませんでしたなぁ。


秋吉台から西へ、美祢(みね)という小さな市を通り下関へ。ローマ字でMine。「マイン」だね

・・・・あれ? 道間違えた。すんげーへんぴな所へ来ちゃった。路上に蛇とかいるし。

・・・戻ろう。こっちかな? ・・・・あれ、また違う。つかさっきのとこじゃん!

結局4~5回道を間違え、そのたびに美祢に戻されました。 どう走っても美祢へ。

美祢の呪いか。ここでかなり時間をロスした。


何とか下関に。とりあえずそのまま関門トンネルを通る。通るだけ。

九州だー。Uターン。トンネル通る。本州だー。


本州最西端到達証明書は新下関駅の観光案内所にある。これチェック済み。

すみませ~ん。証明書ください。

「ん?(ちょっと考えて)ああ、これね」。奥から取り出してきた。


なにわ赤バイク ~日本全国放浪記~

シリアルナンバー740は少ないんじゃないか? 係の人も知らなそうだったし。1枚100円。

つーかもう5時半。日没が間近なんですけど。あせろ。

本州最西端は毘沙ノ鼻という岬で、下調べによると徒歩の部分はほとんどないらしい。

最西端だけあって本州で一番遅く夕陽が沈む地なんだそうです。ならば日没を拝まねば。

新下関から距離で15キロちょい。あああ太陽がどんどん低く。

国道191から県道245へ。看板が出てる。こっちだ。あー沈みかけてるぅぅぅ

駐車場に到着。ダッシュで展望台へ。途中老夫婦とすれ違った。

「たった今沈んじゃいましたよ」。

    llllll!!!! ○| ̄|_!!!!llllll

無念であった。

CIMG0350

撮影時刻17:50。まあ達成はしたし。メシだメシだ。

ここからちょっと北に川棚という温泉街があり、瓦そばというのが有名。

なんか気が付くと全国各地ご当地B級グルメの旅になってない? それはそれでいいかもね。

瓦そばとは熱した瓦の上で茶そばを焼いて食べる料理。「たかせ 」という店で考案された。

店に入るとすげー人。「1時間ほどお待ちいただきます」。悩んだが今回は諦めず。

温泉に入ったあと瓦そばってのがいいんだろうが、ここで温泉入っちゃったら広島行けないよ。

待つこと1時間。


なにわ赤バイク ~日本全国放浪記~

熱せられた瓦が山形に湾曲していて食べにくいです。

味はね、いい意味で不思議な味。としておこう。つか時間ないから急いで食う。


店を出たら19時半。完全にやばい。ここから広島まで95キロ。

意地でも高速は使わず国道2号をひた走る。後から考えたらなぜ高速を使わなかったんだろう?

どこで計画が狂ったんだろう?(いつもなんですが)。


広島のビジネスホテルに着いたのが23時。さすがにしんどい。

このまま寝たかったが、まだイベントが残っている。広島風お好み焼きだ。

広島の友人に聞いた店へ。ソープ街の真ん中にある「八紘 」という店だ。

そば肉玉とビールを注文。プハー、生き返る。

で、お好み焼きだけど混ぜる大阪風と違って生地、野菜、そばと重ねていくレイヤード方式。

個人的にはパサパサして好きでないとその友人に行ったら激怒されました。

走行距離512キロ。 じゃあの。