格安SIMで人気のIIJmioから、優待プログラム「IIJmioご愛顧感謝特典」を開始するとの発表があった。
スマホ本体の割引や、複数回線契約での家族割引、長期利用特典などがスタートするとのことで、記事を読んでみた感想を書いてみます。
※個人的IIJmioの印象
1.契約内容によってスマホ端末購入時の割引に使える「mio優待券」を配布する。
→詳細は契約者マイページにあるとのこと。
現状、契約者でもないため、どの程度の割引が適用されるか不明。しかし、元々IIJmioはMNP乗り換え時110円からなど、非常に安く端末を販売していることもあり、購入を希望する端末に適用でき、安価になるならお得ではないか、とは思う。しかし、契約者ではないので詳細が見えないため現状はこの程度の判断。
2.複数回線割引（家族割引）
→IIJmioを複数回線で契約しているユーザー向けに、月額料金を割り引く「家族割引」が今秋提供される予定らしいが、「同一mioID」限定のため、例として「父親のmioIDで子供のスマホも契約している2回線利用」のような場合や「一人で音声用SIMを2回線利用」している場合に月額料金を1回線あたり100円割り引きされるようで、「一人で音声SIMとデータ用SIMで2回線」は適用外と判断できる。
ちなみに、IIJmioは名義変更ができない（結婚時の改姓のみ可）。公式にも「お子様が独立された場合も～」と表記があるように、将来的に回線の切り離しができないため、解約して再契約することになるが、複数回線割り引きからも切り離される。同時に、回線の紐づきからしてMNPで乗り換えも面倒になりそう。
https://help.iijmio.jp/answer/5fd5bd72d37e940011009838/
3.長期利用特典
→13カ月以上利用しているユーザーが対象で、「1GBデータ量プレゼント」が年3回～5回、「SIM交換・再発行手数料無料」が年1回、「初期費用割引」が年1回、1100円～3300円（全額分）。
公式発表の通り。IIJmioを利用していてデータ使用量が極めて少ないユーザーではないかぎり、1GBを年に3～5回もらったところで…といったのが個人的感想。手数料も私がこれまでスマホを契約してきて利用中にSIMを交換したことや再発行したことはおそらく一度もない。（ドコモのFOMAからスマホへなど、端末購入やプラン変更でやむなくSIMサイズ変更などが必要な場合を除く）そのため、別にそんなに必要な割り引きではないと思う。また、初期費用割り引きも「追加でIIjmioを契約する」という前提で発生する費用であるため、既に保有していて2回線目の契約をする場合でない限り、この割り引きを受けることはないと思う。
※今回のリリースを受けて
個人的に、これまで通りIIJmioを契約する予定は全くなく、今回の発表を受けても「よし！契約しよう」とはならない。その理由は「低速モード状態で3日間で366MB使用すると、より低速になる制限がかかる」、公式サイトに記載があることから、格安SIMのメリットである低速モードを有効活用できないSIMをわざわざ契約するつもりはないというのが、私の変わらぬ感想。
※関係者へのインタビュー記事を受けて
およそ20～25年前くらいだろうか。携帯電話会社は「シェアプラン」といって、「家族で契約をまとめると安くなる」というプランがあり、その時代に携帯電話を利用してきたユーザーの深層心理に「携帯電話は家族で契約をまとめると安くなる印象」があるはず。それが幸か不幸か現代にまで生き残ってきた考えであり、名前は違えど実際に各社のプランにも残っている。時代も変わって、家族でまとめる必要はなく、個別に契約する人も多いが、まだまだ家族でまとめる人が多いのは想像にたやすい。
そして、データ通信量が増えているという検証結果を公表していたが、ここ数年で「キャッシュレス・動画視聴・SNS」など、昔よりデータ通信をする機会や必要性が増えているんだから、どう考えてもユーザーの使用量が増えているのは一般人のこちらも容易に想像できる。
正直、一部のユーザーにおいては「端末を購入するためにIIJmioを契約する」人もいるわけであり、そういったユーザーは契約と解約と契約を繰り返している。そのユーザーのために長期利用割り引きも始めたのかもしれないが、どんなプラン、どんな割り引きができようとも、私がIIjmioに求めるものはただ一つ。
「低速モード状態で3日間で366MB使用すると、より低速になる制限がかかる」
https://help.iijmio.jp/answer/60473de14e572f00114e6124/
これを撤廃してくれさえすれば魅力度は一気に加速する。