簡単に述べると、新たな料金プラン、30GBが2700円、40GBが3300円、50GBが3900円。
このプランのメリットはいくつかありますが、30GBクラスの同価格帯で競合になるのが2社と想定。
・日本通信 合理的30GBプラン
→30GBまで使用可能。無料通話ひと月70分もしくは、5分かけ放題付き。ドコモ回線のみ。
後出しのIIJmioを圧倒しています。
データ量は30GB同士だとしても、日本通信は「通話オプション付帯」で2178円。
IIJmioは2700円。その差522円。IIJmio基本の通話料30秒11円で考えると1分22円。
当てはめると522円で23分話せる計算になることから、圧倒的に日本通信の方がお得でしょう。
また、IIJmioには日本通信にはない「低速モード(節約モード)」という、低速に制限する代わりにデータ量(ギガ)が減らないという機能がありますが、
低速モード状態で3日間で366MB使用すると、より低速になる制限がかかる、と記載があることから、実質メリットはありません。
今思いつくメリットは2つ、
IIJmioはデータシェアができること。(家族とデータを分け合える)こと。
そして、日本通信がドコモ回戦のみの展開に対し、IIJmioは、タイプD(NTTドコモ回線)、タイプA(au回線)のプランを利用できる。
おそらくこの2点。
もちろん、IIJmioがバシッとハマる人もたくさんいるはずだが、私の使い方の環境では全くマッチしない。
端末購入で非常に安い端末を用意しているが、使うつもりもない会社を契約してまで端末を購入しても、解約手続きが面倒なだけであることから、わざわざ契約する必要もない。
かといって、私も日本通信を契約するつもりはないが、圧倒的に日本通信がIIJmioを上回っていると感じる。
そしてもう一社は「楽天モバイル」。
説明不要の20GBまでなら2178円。20GBを超えて無制限で3278円。
IIJmioの30GBが2700円、40GB3300円、50GB3900円。
これと比較。30GBまでならIIJmioが楽天モバイルより578円安い。
そして、40GBを超えるとIIJmioの方が22円高くなる。
よって、30GB以上40GB未満に抑える必要がお得を感じる分岐点である。
Rakuten linkによって通話も無料となる。
そもそも、報道によると「スマホを使う人の半数が3GB以内」なんて言われている中、
月間に30GB使う人や40GB使う人というのは、ある程度データ量の多い通信をする人。
おそらく、どれだけ使っているか、なんて全く気にしないことでしょう。
つまり、ある程度大きなデータ通信をする人が、なんとなくデータ量を気にして通信する、ということは負荷がかかる行為になると思います。
よって、40GB使う人というのは、一般的以上の通信をするわけですから、
「データ残量を気にする」ということも無いのかもしれません。
データ量を気にするのは「毎月低容量プラン」を契約している人だけでしょう。
だからこそ30GBを超えそうで、40GBを超えるか超えないか気にして使うより、いっそのこと「完全使い放題」の楽天モバイルにした方が精神的にもダメージは少ないと思います。
その他にも、同じ容量帯にはnuroモバイルや20GBですがmineoをはじめとした格安SIM発行者はありますが、正直、あまり比較対象になるプランがなく、
ほぼIIJmioと競合するのはこの2社ではないかと思います。
今回のIIJmio新料金プランの発表についての所感ですが、IIJmioが「他を圧倒的にブチ抜いてくれる」ほどのインパクトがなく、
よほどの思い入れがなければ第一候補にする必要はないのかな、と思います。
以上です。