まきしま日記~イルカは空想家~ -36ページ目

まきしま日記~イルカは空想家~

ちゃんと自分にお疲れさま。

皆さんは宝くじを購入されたことはあるだろうか。ちなみに俺は一度もない。ある宝くじ売場から高額当選が出ると、以降その売場に購入希望者が殺到する光景を、よくテレビなどで見かける。その心理は理解出来るのだが、その行動に俺はどうしても疑問を抱かずにはいられないのだ。

 

今、宝くじ売場が10件あったとする。そして1回の抽選で1件の売場から当選が出るとしよう。ある売場において、1度目の抽選で当選が出た後に2度目の抽選で当選が出る確率は、

1/10×1/10=1/100

またその売場において、1度目の抽選で当選が出なかった後に2度目の抽選で当選が出る確率は、

9/10×1/10=9/100

以上よりもし高額当選を狙いたいのなら、それまでに高額当選が出たことのない宝くじ売場でくじを購入した方が、その可能性は高まると俺は思うのである。

俺が週刊少年ジャンプを読み始めた時、ドラゴンボールはすでに終わっていた。そしてワンピースはまだ始まっていなかった。そんな俺はドンピシャでスラムダンク世代である。

 

時折俺はYouTubeで、スラムダンクの解説動画を観ている。しかし他の作品の解説動画と比べると、今一つ楽しんで観ることが出来ないのだ。まず作成者は大抵が元バスケ部であり、自分が経験者であることを全面的に押し出してくる。そしてスラムダンクを語るならバスケの基礎知識はあって当然ですよね、と言わんばかりに解説を進めていく。さらに隙を見つけては話の腰を折って、得意気にNBAのエピソードを披露する。ついには音楽通がビートルズを崇めるかのように、マイケル・ジョーダン信仰を強要してくるのだ。それら全てがいちいち鼻につき、俺は動画内容に集中出来ず、またそれに感動も共感も全く出来ないのである。

 

俺はプロスポーツの解説が観たいのではない、漫画やアニメの解説が観たいのだ。なぜ自称バスケ通のスラダン識者は、キャプテン翼のように素人歓迎の姿勢を取れないのだろうか。

俺にはバタフライの存在意義が分からない。なぜそれが水泳競技の種目とされているのか、全く理解出来ないのだ。

 

水泳競技の泳法は、非常に理にかない実利に則している。例えば海で難破した場面を想像してみてほしい。最も速く泳ぐならクロール、長い距離を泳ぐなら平泳ぎ、確実に呼吸を保ちながら泳ぐなら背泳ぎがそれぞれ適していよう。しかしバタフライは絶対に海で使ってはならない泳法である。全く速くなく、何より異常なほど体力を消耗するので極めて危険だ。体育の理念に照らし合わせるなら、バタフライではなく潜水を4大泳法に加えた方が、危急の際に遥かに有用ではないかと俺は思うのである。

空はなぜ青いのか。夕焼けはなぜ赤いのか。なぜ冬になると富士山が見えるのか。その答えを俺は今も知らない。

 

子供の頃、世界は未知で溢れていた。そして漠然と考えていた、それらの謎はきっと大人になれば分かるのだろうと。しかし最近になって思うのだ。大人になってもただ疑問自体が風化しただけで、子供時代の謎はほとんど解決していないではないか。

 

結局のところ年齢の如何を問わず、学習意欲がなければ発見は得られないのだろう。今からでもかくありたいものだ。

梅干しはしょっぱい派か甘い派か、即ちしそ漬け派かはちみつ漬け派かと問われれば、俺は断然しそ漬け派だと答える。梅干しにはちみつを加えるなど言語道断だ。

 

そもそも酸味に甘味を合わせるという発想は、恐らくレモンのはちみつ漬けに由来するものだと思われる。確かにはちみつレモンの爽やかな味わいは、清涼飲料などで汎用性が高いだろう。しかしそれがご飯のお供になるだろうか。

 

 

 

梅干はしょっぱい派・甘い派

 

Amebaグルメ部