まきしま日記~イルカは空想家~ -37ページ目

まきしま日記~イルカは空想家~

ちゃんと自分にお疲れさま。

日本は現在、絶賛経済衰退中である。世界第2位の経済大国と呼ばれていたのも今は昔、中国に抜かれ、やがてインドに抜かれ、今世紀後半にはインドネシア、ブラジル、ナイジェリアといった新興国にも追い抜かれてしまうだろう。彼らの勝因は人口爆発に伴う内需の拡大、それは20年も前から言われていたことであり、今さらどう足掻いてもその運命は変えられまい。

 

しかし俺には、どうしても疑問に思えてならないことがある。なぜ日本経済は、欧州先進国のようにゆるやかな衰退に移行出来なかったのであろうか。日本経済が失速する遥か以前から、欧州経済は停滞期を迎えており、日本の没落が決定的となった2000年頃でさえ、ドイツやイギリス、フランスといった国々とはGDP比で2倍から3倍の開きがあった。しかし日本が0パーセント成長で横ばいに推移しているうちに、彼らはジリジリと日本に肉薄、現状のままでは間もなく日本はドイツに再逆転され、やがてイギリスやフランスにも抜き返されてしまうだろう。少子高齢化の速度の差か、移民で労働力を補充したのか、あるいはEU内で経済保護政策が機能したのか。果たして日本にも、欧州先進国のように無難な着地点を目指す術は本当になかったのであろうか。

 

俺もまた、腐っても経済学部卒である。いつかこの自らの問いに対し、ネットなり何なりで情報を集めて自分なりに考察し、何かしらの結論を日記に書くことが出来ると良いのだが。

小学校の頃、俺が住んでいた地区では学校対抗のサッカー大会があった。選手は基本的に4年生以上から選ばれるのだが、俺と友人数人は志願して3年生のうちから練習に参加した。自分たちの代で地区優勝することをどれほど夢見たことか。そして俺が6年生になった年、サッカー大会は廃止され学校対抗駅伝大会に代わってしまった。あの時の絶望は今でも忘れられない。

 

なぜ体育祭を始めとする学校行事では、球技よりも徒競走や持久走が採用されるのだろうか。例えばサッカーにおいて、運動神経が良い子とそうではない子とで明暗が分かれないとは言わない。前者であればFWとして前衛で活躍し、後者であればDFとして後衛に回ることになるだろう。しかしチーム戦である以上、個々の優劣が焦点となることはあり得ない。勝利の喜びや敗北の悔しさもチーム全体で共有することが出来るだろう。一方持久走においては、1位からビリまで誰の目にも明らかに個々の運動神経の優劣が順位付けされる。その方がよっぽど残酷ではないか。

 

ならば考えられる理由はただ一つ、球技はそれを観戦する保護者や来賓、PTAにとって、一目で勝敗が分かりづらく単調で退屈だからであろう。しかし子供たちは、大人の見世物になるために体育を頑張っている訳ではないと、俺は思うのである。

炭水化物抜きダイエット、それは俺には夢のような食事制限法に思えた。なぜなら米やパン、麺といった主食類の摂取さえ控えれば、他は何を食べても良いからである。例えば1日の標準摂取カロリーが2300kcalであったとして、その範囲で肉を食べようと思ったら、結構な量を食べることが許されるのだ。喜び勇んで始めた俺であったが、異変はすぐに現れた。炭水化物を一切食べずにいると、頭が全く働かず、体を動かすのもだるくて仕方がないのだ。普通に日常生活を送ることさえままならず、結局俺は3日かそこらで断念してしまった。

 

たかだか1週間ほどのダイエットで、たちどころに体調を崩すことは恐らくないだろう。しかし偏った食事制限はストレスを増大させ、それが減量の失敗や反動の暴食に繋がる危険性も十二分に考えられる。だからこそダイエットにおいては、バランスよく食べないことが大切なのである。

以前の日記で、俺はアニメ日本代表22作品を選出した。これで日本は世界最強、もしW杯が開催されれば優勝間違いなしと。しかし日本が世界をリードしているのは、何もアニメ分野だけではない。ゲームや特撮といった映像産業全般において、日本のクオリティーは突出している。そこでサブカル日本代表をスタメン・控え組それぞれ11コンテンツ、計22コンテンツ選出してみた。

 

(スタメン)

9ドラゴンボール

22ポケットモンスター       11スーパーマリオ

 

6アンパンマン     10ドラえもん

4ハローキティ

 

13名探偵コナン           18ワンピース

2サザエさん  3ジブリ作品

 

1ゴジラ

 

(控え組)

17鬼滅の刃

7仮面ライダー          8スーパー戦隊

 

21セーラームーン   20スラムダンク

15ナルト

 

14クレヨンしんちゃん       12ちびまる子ちゃん

5機動戦士ガンダム 19エヴァンゲリオン

 

16ウルトラマン

 

ほんの四半世紀前まで、世界のサブカルチャーを牽引していたのは間違いなくディズニー社等を擁するアメリカであっただろう。しかし近年ではヒステリックなポリコレの嵐が吹き荒れ、それがアメリカの映像産業を壊滅させてしまった。人の数だけ正義があり、個人の主義主張を声高に叫ぶのは表現の自由である。しかし行き過ぎた行為によって、自分たちが大切に守り育ててきた文化資本を潰してしまう、これは愚の骨頂であろう。かの超大国の過ちを我々一人ひとりが教訓として胸に刻み、先人から託された日本の宝刀を次世代に伝えていかなくてはならないのだ。

もう4月も終わりだ。2023年も、早くも3分の1が過ぎ去ったことになる。ところで皆さんは、こんな風に感じたことはないだろうか。1月が終わったと思ったらすぐに新年度、そして上半期が過ぎれば年末はあっという間であると。

 

ここで「ジャネーの法則」を紹介したい。心理的な時間の長さは年齢に反比例する、というのだ。例えば5歳の子供にとっての1年の長さは、体感的には50歳の人の10年にも相当する。そして俺はふと思った、これを1年の体感的な長さにも当てはめられないだろうかと。そこで1月を30日とする体感時間を基準として、各月の体感日数及び年始からの体感経過日数を示すと、以下の通りになる。

1月 30日 30日

2月 15日 45日

3月 10日 55日

4月 7.5日 62.5日

12月 2.5日 93日

よって1年の体感日数は1月基準で93日であり、3月上旬にはその半分を折り返してしまっていることになるのだ。

 

つまり現在、体感的には2023年の終盤に差し掛かっている。皆さんもどうか今年に悔いを残さぬよう、毎日を思いっきり楽しんでいただきたい。そして、良いお年を。