ジョン・ノースバリーが遺した100の言葉 -6ページ目

5月28日 ボランティアをして人の役に立ってるって?そんなこと言ってるうちは、それはただの偽善に

昨日の品のいい老婦人の件はボランティア、つまりは無償だったそうだ。

助け合うことでこの町は生きている。

ボクも少し前までボーイスカウトに所属して老人ホームの慰問や地域の清掃なんかにも参加していた。

そうやって人の役に立ってきたんだ。

恵まれない子供たちに募金したことだって、

不足する輸血のために献血したことだってある。

ボクもボクなりにボランティアをしてきたんだよ。

そうジョンに自慢していると

 『ボランティアをして人の役に立ってるって?
 そんなことを言ってるうちは、それはただの偽善にすぎない。
 人のために何かするというのは、決して自分で評価するもんじゃない。
 そもそも評価するしないにも値しない。あまりにも当たり前のことすぎる。
 何かを他人にしてあげたという気持ちはただの自己満足でしかない。
 本当にそれがその人の役に立ってるって言い切れるかい?
 お前の価値観でやってあげたことが余計なおせっかいだったなんてこともあるんだ。』

そうかもしれない。

良かれと思って、してあげたことで思いがけず非難される。

正しいと思って、言ってあげたことで思いがけず傷つかれる。

ボクがボーイスカウトをやめたのもそんな理由からだった。

そんなことにも気づかずいい人ぶっていたわけだ。

しかし、ジョンはこう付け加えた。

 『でも、いいいんだよ、それで。自己満足や偽善でいいんだ。
 自分は役に立ったかもしれない。
 それで十分だろ?いちいち気にしてたら何もしてあげられない。
 何も考えずに人に何かしてあげる。
 価値観の押し付けでもいいじゃないか。まずは何かしてあげれば。
 そうしていくうちに偽善は偽善でなくなるんだ。』

今までの自分が間違っていたのかいなかったのかわからなくなってきた。