Hyper Fun & Hobby -8ページ目

太田 俊夫 使途不明金

東京国税局調査官の椎名悦男は、提出された申告書を一瞥したとたんその表情を変えた! それは税吏特有のカンだった。彼は調査を開始した。脱税は明白だったが、調査中止を命令された。僚友・赤嶺調査官もまた押収した証拠書類を積んだクルマに運転手ごと蒸発されて同じく調査の中止を命令されていた。この世界で上司に背くことは不可能だった。だが、憤懣やるかたない二人は個人的に協力してこの事件の摘発へと強い決意に燃えた。この二つの事件の背後に巨大商社の巧みに仕組まれた脱税のカラクリが浮かび上がった。巨大企業の暗渠によどむその巨額の"使途不明金"の流れて行く先ははたしてどこか!?


太田 俊夫 流星企業

「カメラは精密すぎる必要はない」という信念を持つヤックカメラ社長の神門一成は、業界の名門・ダイワがハネた不良部品を下請けから集め、ダイワカメラのコピー製品を造って半値で売り出し、大成功する。徹底した宣伝政策と対米輸出の重要性にいち早く目をつけ、会社を急成長させた彼も、専属モデルの八雲宍子に夢中になり、工場長である弟・琢次が麻薬中毒にかかっているのも気がつかない。その事情を察知した、大商社オウメンが黒い触手を伸ばし始めた・・・。


太田 忠司 レストア(オルゴール修復師・雪永鋼の事件簿)

鋼は、心の痛みを抱えながら、愛犬・ステラとともにひっそりとオルゴールを修復する日々を送っていたある女性と出会うまでは。彼女・飯村睦月が持ち込んだオルゴールからは、彼女の父親が聴いていたのとはまったく違う曲が流れるというのだが。持ち主の想いが込められたオルゴールとともに持ち込まれる奇妙な。そして鋼を苦しめる過去には一体なにが?鋼と睦月を待つ運命は。アンティークオルゴールの音色のように、哀しくて優しい物語