飲水思縁〜台湾華語・台湾茶人文教室準備中 -8ページ目

飲水思縁〜台湾華語・台湾茶人文教室準備中

飲水思源とは中国語の四字熟語で、
水を飲んで、その源に感謝の気持ちを抱くということです。

お世話になっている日本で、
生まれ育った台湾の良さを伝えていくことをライフワークにしています。

ふとしたご縁で、9月に台湾から戻った直後、NPO法人中国茶文化協会の理事に就任しました。

 

中国茶文化協会は、全国各地で開催されるイベント・セミナーや中国茶教室などを通じて、中国茶の楽しみ方をお伝えするとともに、中国茶の魅力をお伝えするための人材を育成することを目指している団体です。理事のメンバーは華泰茶荘のインストラクター協会とシンガポールの留香茶芸と提携しています。

 

早速に先月末の中国茶研究会「温故知新~時代別の茶文化と飲み方の変遷」を担当させていただきました。唐代・宋代・明代・清代を一通り解説して、潮州式茶芸と台湾茶芸で締め括るという壮大なプロジェクトを1ヶ月で企画を練り上げました。講師の中澤さん、留香茶芸の皆さんと事前に数回の打ち合わせを重ねた上で、講義の資料・原稿・パワーポイントを作成し、当日に臨みました。お蔭様で大盛況を迎えることができて、感無量です。

 

貴重な機会をくださった林聖泰理事長と役員の皆さん、お越しいただいた参加者の皆さんに感謝しております。

 

 

当日は3時間という盛りだくさんの講座でした。まずはトップバターの中澤さんが唐代・宋代について解説してくださいました。

 

『封氏聞見記』と『茶経』の接点を探る資料がとても面白かったです!

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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つづいて私がバトンタッチして、明代・清代の解説をしました。

 

明代ではやはり自分の研究対象となる文人喫茶の話しを中心にして、清代では工夫茶というネーミングの由来、多穆壺、乾隆帝とお茶の関係をそれぞれかいつまんでご紹介しました。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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3時間目は留香茶芸にお3方にバトンを渡して、ひたすら優雅な茶芸を眺めていました。

 

茶席に創意工夫を凝らした趣向が伺えたし、工夫茶(ゴンフーチャ)のことに儀式性を加えたシンガポール発祥の留香茶芸が凛としていて、見た側として、存分楽しめました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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そして、3時間にバックヤードの茶車からどんどんお茶も淹れていただきました。今回お出しした4種類の茶葉の集合写真です。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」は、自分の「師になる」と続くと私は読み解いています。それが最終的にぶれない自分というところまでたどり着ければ、歴史という昔の文化にふれてみる甲斐があるのではないかと思います。

 

NPO法人中国茶文化協会で皆さんの力を合わせた結果に、新しい役員として、感銘を受けていました。

 

自分はしばらく協会で頑張っていくつもりで、記事をご覧になられた皆さんも是非、協会のことをごひいきくださいませ☆どこかでお目にかかれれば嬉しいです。

 

次回は来年の2/11(火・祝)にイベントを予定しています。乞うご期待!

 

*NPO法人中国茶文化協会HP→https://cha-tea.org/

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「一杯の茶を淹れるには」
 
もしたまたまお手元に茶葉があれば、どう淹れたら美味しく入ると思いますか?
 
明代・許次紓『茶疏』に「茶は水によって味が出、水は器を借りて湯となり、湯は火によって沸く。この四者はそれぞれ重要で、一つが欠けても駄目になる」とありました。
より美味しく茶淹れを目指すのであれば、茶葉・水・器・火といういくつかのアプローチから入れると思います。そのほかに、茶淹れのプロセスも自分の状態を反映しているものと考えています。
 
岡倉天心の言葉を引用すれば「茶道の要義は『不完全なもの』を崇拝するにある。いわゆる人生というこの不可解なもののうちに、何か可能なものを成就しようとするやさしい企てであるから。」
私たちは茶を淹れるプロセスの中に、様々な要素の対比を通して、微細なものを体感し、新たに五感の鋭敏を開きます。茶の中で世界へ再認識し、心の平和を求めます。
 
・当日講座内容
 
1.【馮娟先生の茶淹れ習得経験談】
外的要素と内的要素が茶への影響についてご紹介します。
2.【参加者実践編】
器・水・茶葉・人の対比が茶への影響について。
3.【交流と質疑応答】
 
・体験内容
 
1.《水》:中国高山の湧き水・日本身近なミネラルウオーター
2.《器》:年代別の中国宜興早期廠壺
3.《茶葉》:高山有機紅茶・武夷山正岩茶・秘蔵茶
 
・馮娟 先生
 
茶業界の名門校、安徽農業大学茶専攻の修士終了。現在、上海で中国茶教室を主宰。茶教育に携わって10年。長年、中国茶文化の普及に従事し、中国茶をより多くの人の日常生活に取り入れてもらうことに取り組んでいる。
 
 
 
・通訳 張茹涵
 
ブログ飲水思縁の執筆者。坪林祥泰茶荘や紫藤廬来日イベントの通訳担当。
現在は一橋大学大学院にて明代茶文化研究に取り組む。
 
・時間:11/10(日)
①11時-13時半
②14時半-17時
 
・費用:4500円/名さま(場所・水・茶葉・講師・通訳の費用を含む)
 
・定員:1部12名さま(先着順。最小催行人数、2部合計6名さま。11/5夜に催行か否かをお知らせします)
 
・場所:閒茶(台東区上野桜木1-9-5)
 
・お願い:実際に茶を淹れていただきます。普段お使い慣れになっている「淹れる器(急須か蓋碗)」をご持参いただきますよう、よろしくお願いいたします。
 
・お申し込み
 
ご参加の部・お名前・人数・電話番号を明記の上、
張茹涵 までメッセージかメール
mauverc@gmail.com
 
※返信した時点に予約成立となります。会費は当日払いですが、開催3日前以降のキャンセルは50%キャンセル料が発生いたします。
 

※10.11時点、定員に達したため、以降のお申し込みはキャンセル待ちとさせていただきます!


講座が続いています。


この度、NPO法人中国茶文化協会の理事に就任し、10/27(日)にイベントを担当させていただきます。盛り沢山のイベント内容を、是非ご覧ください☆

 

残席僅かですが、ふるってお申込みいただけると嬉しいです♪

 

***以下HPより転載

https://cha-tea.org/study_event_201910/



NPO法人中国茶文化協会では、中国茶を少し詳しく学んでいく、実習型のイベント「中国茶研究会」を2017年10月より開催しております。

 

第9回となる今回は、唐代から清代までの茶文化を紹介しつつ、茶芸実演の披露をいたします。

 

 

中国茶文化は、千年以上遡ることができます。
8世紀頃の中国・唐代には『茶経』という有名な茶書がありました。
それによると、当時の飲み方は現代と大きく異なったそうです。
今回の研究会では、唐の時代から現代まで、実に1200年もの悠久の時を超えて人々の間で、伝承されてきた茶文化がどのような段階を経て、どう進化してきたかについて、わかりやすく解説していきたいと思います。

 

唐・宋の時代は中澤氏、明・清は張氏が講師を勤めてまいります。
茶文化講義では北宋・徽宗皇帝代と清・乾隆帝代の娯楽茶についてもご紹介します。
締めくくりには、現代茶芸の潮州工夫点前・台湾聞香杯点前を、シンガポール発祥の「留香茶藝」の石上氏と徳本氏が実演披露します。

 

奥深い中国茶の歴史を知れば、極上の中国茶・台湾茶の楽しみ方が更に増すことでしょう。
是非、ご堪能ください。

 

 

<日時>
2019年10月27日(日) 13:00-16:00 (開場12:45)

 

<会場>
華泰茶荘 渋谷店
東京都渋谷区道玄坂1-18-6 3階
渋谷駅より 徒歩7分


<講師>
中澤弥生 先生
当会理事。中国茶コーディネーター・中国茶インストラクター。高級茶藝技師。
華泰茶荘にて中国政府公認茶藝師講座の茶藝講師を担当。歴史の中にみえる茶の追求がライフワーク

 

張茹涵 先生(当ブログ執筆)
当会理事。中国茶コーディネーター・中国茶インストラクター。
台北・紫藤廬茶芸館の元スタッフ。坪林茶業博物館等各所にて茶文化にまつわる講座を開催。
現在は一橋大学大学院にて明代茶文化研究に取り組む。

 

<茶芸披露>【留香茶藝】
「潮州工夫点前」/ 石上由紀 先生
当会理事。中国茶コーディネーター。Singapore留香茶藝上級茶藝指導老師。
Liu Xiang Tea Salon主宰(名古屋サロン・横浜サロン)

 

「台湾聞香杯点前」/ 徳本佳苗 先生
当会理事。中国茶コーディネーター。Singapore留香茶藝上級茶藝指導老師。
中国茶 Style留香 主宰

 

解説 : 西村真由美 先生
当会理事。中国茶コーディネーター。Singapore留香茶藝上級茶藝指導老師。
留香茶藝 取手教室 主宰


<受講料>(税別)
一般 4,500円 会員 4,000円
※事前お振込み制

 

<お申込み>(先着順)
協会メールアドレス 

【jimukyoku@cha-tea.org】 へ、
タイトルを 「中国茶研究会・温故知新 申し込み希望」として、
お名前・ご連絡先電話番号・会員身分の有無を明記の上、お申込みください。

 

<定員>
24名

 

<ご予約の変更・キャンセルについて>
・メールでお申し込みいただいてから、ご入金が確認できた時点でお席確保となります。お早めのご入金をお願いいたします。

・それ以降のキャンセル、当日欠席については、教材や茶葉などの手配済ですので、返金いたしません。ご了承ください。
 
協会HPのお知らせ→