11/10(日)馮娟さん「一杯の茶を淹れるには」講座のお知らせ | 飲水思縁〜台湾茶・文人喫茶文化研究

飲水思縁〜台湾茶・文人喫茶文化研究

飲水思源とは中国語の四字熟語で、
水を飲んで、その源を感謝の気持ちで考えるとのことです。
あえて「縁」の字に置き換えて、
お茶を飲みながら、恵まれた茶と縁に感謝します♪

 
「一杯の茶を淹れるには」
 
もしたまたまお手元に茶葉があれば、どう淹れたら美味しく入ると思いますか?
 
明代・許次紓『茶疏』に「茶は水によって味が出、水は器を借りて湯となり、湯は火によって沸く。この四者はそれぞれ重要で、一つが欠けても駄目になる」とありました。
より美味しく茶淹れを目指すのであれば、茶葉・水・器・火といういくつかのアプローチから入れると思います。そのほかに、茶淹れのプロセスも自分の状態を反映しているものと考えています。
 
岡倉天心の言葉を引用すれば「茶道の要義は『不完全なもの』を崇拝するにある。いわゆる人生というこの不可解なもののうちに、何か可能なものを成就しようとするやさしい企てであるから。」
私たちは茶を淹れるプロセスの中に、様々な要素の対比を通して、微細なものを体感し、新たに五感の鋭敏を開きます。茶の中で世界へ再認識し、心の平和を求めます。
 
・当日講座内容
 
1.【馮娟先生の茶淹れ習得経験談】
外的要素と内的要素が茶への影響についてご紹介します。
2.【参加者実践編】
器・水・茶葉・人の対比が茶への影響について。
3.【交流と質疑応答】
 
・体験内容
 
1.《水》:中国高山の湧き水・日本身近なミネラルウオーター
2.《器》:年代別の中国宜興早期廠壺
3.《茶葉》:高山有機紅茶・武夷山正岩茶・秘蔵茶
 
・馮娟 先生
 
茶業界の名門校、安徽農業大学茶専攻の修士終了。現在、上海で中国茶教室を主宰。茶教育に携わって10年。長年、中国茶文化の普及に従事し、中国茶をより多くの人の日常生活に取り入れてもらうことに取り組んでいる。
 
 
 
・通訳 張茹涵
 
ブログ飲水思縁の執筆者。坪林祥泰茶荘や紫藤廬来日イベントの通訳担当。
現在は一橋大学大学院にて明代茶文化研究に取り組む。
 
・時間:11/10(日)
①11時-13時半
②14時半-17時
 
・費用:4500円/名さま(場所・水・茶葉・講師・通訳の費用を含む)
 
・定員:1部12名さま(先着順。最小催行人数、2部合計6名さま。11/5夜に催行か否かをお知らせします)
 
・場所:閒茶(台東区上野桜木1-9-5)
 
・お願い:実際に茶を淹れていただきます。普段お使い慣れになっている「淹れる器(急須か蓋碗)」をご持参いただきますよう、よろしくお願いいたします。
 
・お申し込み
 
ご参加の部・お名前・人数・電話番号を明記の上、
張茹涵 までメッセージかメール
mauverc@gmail.com
 
※返信した時点に予約成立となります。会費は当日払いですが、開催3日前以降のキャンセルは50%キャンセル料が発生いたします。