飲水思縁〜台湾華語・台湾茶人文教室準備中 -2ページ目

飲水思縁〜台湾華語・台湾茶人文教室準備中

飲水思源とは中国語の四字熟語で、
水を飲んで、その源に感謝の気持ちを抱くということです。

お世話になっている日本で、
生まれ育った台湾の良さを伝えていくことをライフワークにしています。

 

制作が1年をかけて、文章、台湾茶と写真を組んできた二十四節気のプロジェクトをゴールデンウィーク期間中に展示を行います。

 

それに併設する台湾茶喫茶、特設茶会の情報もお知らせします。

 

 

*** 光 の 移 ろ い に 薫 る ***

二十四節気の茶文と写真展

 

茶・文 張茹涵

写真 嶋田礼奈 (Instagram @nidonequeen)

 

漢詩をヒントに、二人で茶文と写真を組みました。

一年を通して色濃く展開する光と香りを、

五感をとぎすませて体感しにいらしてください。

 

会期 2023年5月3日(水)ー5月7日(日)

     11時ー18時(最終日17時まで)

茶会 ① 5/3(水)11時 ② 5/6(土)11時 ③ 5/6(土)16時 

   (各回1時間半ほど、事前予約制の先着順)

場所 lucite gallery

     東京都台東区柳橋1丁目28-8

 

*会期中は2階カフェにて台湾茶を提供するカフェも運営します。


*Profile

嶋田礼奈(しまだ・らな)

上智大学外国語学部を卒業後、出版社にてカメラマンとして勤務。ポートレートから料理まで幅広いジャンルを撮影する。


張茹涵(ちょう・じょかん)

台湾出身。台湾大学日本語学科卒。

Blog「飲水思縁」執筆。研究の傍らに、国立市公民館、新北・坪林茶業博物館など日台各所にて茶文化にまつわる講師に勤める。

現在、一橋大学大学院博士後期課程にて文人喫茶文化研究に取り組む。

 

 

 

 

***「光の移ろいに薫る」特設茶会***

 

立 夏 の 空 気 感


肌で空気を感じることが往々にしてある。
それは触覚といい、温度や肌さわりで感じた情報を判断する。

香りと味で空気を感じたことはあるだろうか。
苔の匂いを連想させる味や、木質系の植物を連想させる味、
または、果物、花。

軽くて上がりそうな味もあれば、
静かに落ち着かせる味もある。

立夏の旬、
あなたの中の空気を探りに、いらしてみてください。

【茶会は事前予約制】

茶会内容:
台湾茶2種、茶菓子

茶会日時:(1時間半ほど)
① 5/3(水) 11時 満席御礼
② 5/6(土) 11時 満席御礼
③ 5/6(土) 16時 満席御礼

定員:各回5名様
   【先着順】

場所:lucite gallery 1F 展示室

料金:4000円/名様

淹れ手プロフィール:
張茹涵(ちょう・じょかん)
台湾出身。台湾大学日本語学科卒。
2013年より来日前、台北・紫藤廬茶芸館に1年間のサービス勤務。
現在、一橋大学大学院博士後期課程にて中国茶文化研究に取り組む。

Blog「飲水思縁」執筆。研究の傍らに、国立市公民館、新北・坪林茶業博物館など日台各所にて茶文化にまつわる講師に勤める。毎週火曜日に、座・高円寺2階のカフェ アンリファーブルで台湾茶体験「工夫茶」の日を設ける。

お申込み:
mauverc☆gmail.com
(参加人数、参加者のフルネーム、日時の第二希望まで、ご記入の上、☆を@に置き換えてメールしてください)

 

 

ランキングに参加しております。

よろしければ、応援クリックお願いいたします!

にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村

これから火曜日に催し物のお知らせです。

 

 

座高円寺の2階カフェ・アンリファーブルで本格的な茶器を使って、台湾茶を楽しんでみませんか。

 

お茶は淹れ方によって香りも味も変わります。

小ぶりの茶壺と茶杯を囲み、薫り高い台湾茶の時間を過ごしましょう。

 

ご自身のお茶を試してみることも可能です。

 

【開催日時】

7/19(火)より

毎週火曜日 14:00-18:00

(L.O. 17:30)

 

*お盆期間8/16(火)はお休みです。

 

【場所】

座高円寺2階

カフェ アンリ・ファーブル

(東京都杉並区高円寺北2-1-2)

 

【費用など】

1200円~1500円/名さま

*5煎くらいまで台湾茶をお楽しみいただけます。

*リクエストで1煎ほど茶淹れの実演は可能です。

*時間内であれば茶葉の持ち込みも可能です。

 

【ご予約】

カフェ アンリ・ファーブルまで

(公式LINE)

 

もしくは

飲水思縁 ルハンまで

(SNSへのDM)

【FB】

 

【TW】

https://twitter.com/ruhans_life
 

【IG】

 

ランキングに参加しております。

よろしければ、応援クリックお願いいたします!

にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村

今年の4月上旬に2年ぶりに再び来日しました。

そして気が付けば、ブログで1年3か月もの空白時間を作ってしまいました。

 

前回の投稿(2021年3月)の後に、台北で一コマの茶講座(3月下旬)とマルシェにブース出店(4月中旬)を経て、私は実家近所の日本人経営の洋食居酒屋に勤めていました。フルタイム勤務とアルバイトを合わせたら、ちょうど1年ほどいました。
 
ブース出店と洋食居酒屋勤務をきっかけに、飲水思縁水出し茶の商品も台北で細々と打ち出してみました。

 

 

 ▲居酒屋の舞台役者でもある同僚と。

 

中学校の通学道・楽利路にある職場だった北村家くるみ小料理屋は家、家庭料理がコンセプトの可愛いお店でした。厨房で11年間働いてきたオーナーさんのご両親の姿は、振り返ってみると一番感動的なものでした。

 

洋食のデミグラスソースを日々煮込んだ70代のお父さんと、強度の高い厨房仕事に立って気配りをしながらスタッフたちを支えていた60代後半のお母さんがいました。

 

そして、10名ほどのカウンター席もあり客と近かった距離感でサービスしたり、役者さんばかりが同僚で表現者に囲まれた環境に恵まれたりして、1年間の居酒屋勤務で勉強になった数々のシーンは身体感覚として記憶されています。

 

 ▲旧正月に無事生活での花アレンジ体験☆

 

台北にいた2年間は呉興街の無事生活にも色々お世話になりました。

 

花の教室、茶館と教室、ギャラリーの併設、活版印刷で経営者一家の三姉妹と80代のお父さんが分業してやっていました。

 

 

2回ほど講座の開催を叶えてくださったりして、付き合っていくうちに無事生活一家の懐の深さを見習っていました。

 

 ▲好奇心旺盛な母と無事生活に尋ねた時。

 

それから、大学時代から知り合ってきたアーティストの親友が2人います。

 

台湾に帰国したおかげで、2人の親友の活動を直に参加できたのは貴重な体験として残りました。

 

 

その一人はシン。

 

去年末、彼女が台中でのレジデンスビレッジの展示風景を見に行きました。

 

メインの展示は日々同じ作業を繰り返す日常という時間軸を大切にしていました。展示にお茶を添えて、思いを巡らしました。

 

展示の直前に、勉強家のシンと活版印刷の職人先生との会話をそばで聞いていたことがあり、お2人の文字と印刷の行為への愛の深さが伺えたのもその背景にある日々の蓄積という努力の惜しまなさは想像されます。

 

 ▲体験型の舞台に参加した時に会ったWei Lingのご家族。

 

もう1人、アーティストと舞台芸術のギャラリストとして両立した親友、Wei Lingがいます。つい最近、ご主人はめでたくコンテンポラリーダンス研究で博士号を取得したようです。

 

彼女の影響を受けて、即興ダンスのパフォーマンスも見るようになり、素晴らしい先生にも出会って、即興ダンスの方法を通して、その時点の自分の体に起きている問題を見つめようとしていました。

 

いつも会っていくと、他人のことを身の上に起きたかのような彼女の暖かい眼差しと淡々とした行動のバランスの良さに癒されます。丁寧な暮らしぶりとご家庭、お仕事の両立に頑張っている彼女の姿に尊敬も感じています。

 

 ▲ある日の廸化街にある滋養製菓の最中。

  努力家の先輩の話を伺えたのは私にとって、記念すべき1日でした。

 

 ▲一時期すっかり通い詰めた台北の癒し系カフェ、日翼珈琲。

 

 ▲中正紀念堂の中の絶景スポット☆

 

これらの思い出とともに、今の私は再び高円寺生活に戻りました。

 

最近になって、自分の改善すべきところを距離を保ちながら見ることができました。2年前、帰国寸前だった時は悔しい気持ちばかりでしたけど、今から見ると、あの時にがむしゃらに走り続けた自分がいてこそ、そこから通過して拾えなかったものを今、手を伸ばして拾って吟味できるようになりました。

 

 ▲3年前の座の市へ出店したショット。

 

 

高円寺生活と茶文化研究の再開は、自らの心を磨いていけるプロセスです。

 

日々、目標に向かって、着実に歩んでいきます。

 

 

ランキングに参加しております。

よろしければ、応援クリックお願いいたします!

にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村