台湾生活中の講座企画 | 飲水思縁〜台湾茶・文人喫茶文化研究

飲水思縁〜台湾茶・文人喫茶文化研究

飲水思源とは中国語の四字熟語で、
水を飲んで、その源を感謝の気持ちで考えるとのことです。
あえて「縁」の字に置き換えて、
お茶を飲みながら、恵まれた茶と縁に感謝します♪

去年の5月下旬より、数ヶ月間の一時帰国かと想像したものの、台湾生活はそろそろ1年経過になってしまいます。
 
ブログも4ヶ月ぶりに再開しました。
 
東日本大震災のちょうど10年後の今朝に起きたら、当時東京にいた記憶がよみがえってきます。私はその後、幸運にもお茶に出会えて、日本留学を叶えましたけど、今でも震災の影響を受け続けている、いいえ、生涯影響を受け続けている人たちもいて、哀悼の意を表す一日です。
 
育ててくれた日本と台湾へ感謝の気持ちを微力ながらお伝えしたく、動いています。
 
ところでここ最近、5年ほどの東京の活動を見直したきっかけがあったりして、先輩たちとの対話によって、もっともっと目標に向かって積極的に自分を磨かなくてはいけないという気持ちに強く駆られています。
 
まずは去年より台湾で一連の活動の整理からブログを更新します。
 
■2020年8月
<桃園・楊平社区大学 一コマ 明代文人が語る美味しいお茶>
 
 
今思えば原点だったこの講座では、茶葉、水、火、器、人、事という6項目に分けて、明代文人のこだわりを紹介しました。
 
飲み手、つまり消費者の観点から見た明代文人たちは、それなりに水、火、器という周辺のものに工夫して、おいしくお茶を淹れようとしていました。
 

 

社区大学というのは日本のカルチャーセンターほどではないけど、公民館とかでやってるサークルとも違います。両方の中間にいるような感覚で、先生がいらっしゃいながら、退職後の方々が仲間とお茶を飲むサークルでもあります。

 

お誘いいただいたグループで、台湾茶愛好家の方々が持参した器に興味津々でした。自作の薪窯で焼かれた茶杯もあったり、自作の花器に自らお花を生けたしつらえもあったりしました。

 

 

おそらく毎週のそのお茶タイムがお楽しみではないかと思いました!

 

 

■2020年10月

<台北・無事生活 明代文人は何をして遊ぶ?>

 

2ヶ月後のこの講座は、方向を変えて、専門性を高めながら、文人の定義や文徴明の人物像にポイントを置いてみました。

 

 

中国明代に、文徴明をはじめとした文人のグループが茶を飲んで詩や絵にしたことがきっかけで、後の茶文化が盛り上がったことに繋がります。

 

 

そんなことをマイペースに語れた2時間は、少人数で交流を深められた濃い会になりました。

 

 

■2020年11月

<台東・洄廊  一杯の茶から五感体験>

 

この機会に、紅烏龍の産地である鹿野にも2日をかけて巡りました。台北から電車で5時間ほどの台東にイベントを開催しました。

 

大学時代から尊敬しながら親交のある友人と一緒に仕事ができて楽しい思い出にもなりました。

 

 

 

 

2席の台湾茶の真ん中に五感で茶をどう体感するかということをパワーポイントを使って案内しました。

 

 

それから心を落ち着かせる、心を静かにする体験を経て、2回目の茶席に入りました。淹れ手の私の違う表現に同席の皆様は目から鱗が落ちるようでした。

 

 
終わってからの交流タイムに、みんなが茶への感想を書いてくれたり、身体表現で踊ってくれたりしたシーンは、後の宝物になります。
 
 
最後は宣伝になってしまいますが、おそらく台湾滞在中の最後のイベントになりそうです。3月28日(日)の午後に、台湾在住の皆様、ぜひチェックしてみてください!

 

■2021年これから

<台北・無事生活 一枚の茶葉から五感体験>

coming soon in 3/28 !!

 

中国語only、報名請洽
https://www.caketrees.co/

 

 

ランキングに参加しております。

よろしければ、応援クリックお願いいたします!

にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村