最終日の23日に、千葉市立美術館で終了した杉本博司展に行ってきました!
住まいから1時間以上もかけて、千葉市立美術館に到着しました。市役所と同じ建物の7、8階で、その日、小学生のピアノ発表会があったらしいです。可愛くて綺麗な服装だったのを見て、自分も両親にそう可愛がられてきたと思い出したりして、最近、よくこういうことを考えています。
住まいから1時間以上もかけて、千葉市立美術館に到着しました。市役所と同じ建物の7、8階で、その日、小学生のピアノ発表会があったらしいです。可愛くて綺麗な服装だったのを見て、自分も両親にそう可愛がられてきたと思い出したりして、最近、よくこういうことを考えています。
展示室に入って、写真撮影可能な展だったので、写真で感動を味わいながら、ご紹介したいです。
世界の海の作品です。
まるで、風に当たってくるかのように、また、一枚一枚の写真に、違う波の音が聞こえるかのように、ゆっくりと海と向き合いました。白黒の写真でも、光りが地平線だったり、近海だったり、神秘的に偏ったりしているところは、面白かったです。
中に私より年上の作品もありました。
展示室の空間もスタイリッシュ。
杉本博司のことに、興味を惹きつけられたのは、シンプルなかたち展で、この『スペリオール湖、カスケード川』に目にしてからです。
それから、杉本の本を読んでみて、ますます興味が湧いてきました。
たしか、これが最新作で、2014年にシエナで撮った劇場の写真でした。
劇場の写真で見えた席に、いるはずの観客が誰一人いなくて、それを一つ一つの空間で見てきたら、とても感動しました。
ずっと追い求めてきたものは、ここまでの写真にあったことに気付いて、全身全霊との共鳴がまた、涙しました。
次の展示室にあった生き物の写真を見終わると、下の階へ、もう一つの企画展に。
杉本は「味占郷」という、空想の高級料亭をイメージし、器、床の間の設え、客の背景、料理まで、提案する展示です。
何気なく、ただ床の間の組み合わせが気になって、見に行くと、想定外の大きな企画でびっくりしました。
古美術商を営んだことのある杉本博司のコンセプトや設えに、脱帽したばかりです。
ルーシー・リーの作品を始めて見ました。
昭和の小皿は、小鉢皿として使われます。
宗旦の消息文との組み合わせで、心静かさを思わせる風景でした。
ゆでたまご器、これも初めて!
20何点の床の間の装飾の中、コンセプトに納得できなかったものもあったが、これはとてもお気に入りの組み合わせでした。
華厳経の近い写真、これにすっかり魅了されました。
月刊なごみ1月号に出たこのガラス茶碗も、チェックのポイントでした。
展示室から出たところ、先輩とfbメッセージのやり取りで、「私は杉本博司のファンになる資質を持ってるかも!」と言いました。
私は長い間、追い求めているのが、心の安らぎだと、ここで再発見しました。
環境の上がり下がりによって、影響されやすいタイプなので、最近はさらに、心の安らぎは外の環境に応じて求めるのではなく、自分自身の中にある、絶対的な強さにしないといけないと思いました。
年末は私にとって、思い出の季節で、色々な昔話が頭の中でぐるぐる回るが、それと共存して、それから、自分のアイデンティティと強さを見つければいいと、思った2015年の終わり頃です。
年の瀬にこの場を借りて、記事を目にした方に、
2015年は色々な方にお世話になってきました。
2016年も怒涛の一年になりそうです。
どうか、よいお年を、お迎えください!
2016年も、どうぞよろしくお願い致します。
追記:来年の春に、味占郷展は京都で展示されることになります!
その時期、京都にいる予定の方は是非チェックを☆
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