話はびっくり茶会 に続いて先週末に参加した、二つ目のお茶関係イベントに遡ります。
椅子とテーブルの用意された立礼席でいただいたお抹茶の経験が、ほとんどないです。
今までは、茶の湯と言えば、和室で正座した経験を連想させるが、後からLちゃんに聞くと、やはり和室の空間でしか体感できないものがあるらしいです。
お点前は、時に素早く、時におおらかで、なんだか冴えている感じです。
府中さわいさんのお饅頭を、手でいただきました。載せた器は長野県松本市周辺の木曽塗です。
掛け軸は十五代家元の書いた「和敬清寂」です。「和」の字体が反対になっていて、その新鮮感に惹きつけられました。
<台湾茶・一橋大学台湾留学生会>
▲Lちゃんが主催した茶席待合室のしつらえ。
しっかりもので、茶の仲間としていつもほっとさせるLちゃんの台湾茶席に、楽しみにしていました。
しっかりもので、茶の仲間としていつもほっとさせるLちゃんの台湾茶席に、楽しみにしていました。
席に入れば、お友達のSさんが解説に入り、淹れ手は初対面の方でした。同席の方が、一橋大学の台湾人留学生と交流を深めることを、楽しんでいる様子もまた、私にとっては、地域交流ならではの新鮮さがありました。
Lちゃんチョイスの四季春も、石碇の蜜香紅茶も、すうと体に入って美味しかったです。
Lちゃんチョイスの四季春も、石碇の蜜香紅茶も、すうと体に入って美味しかったです。
Sさんも裏千家を習っていて、去年はSさんの手伝った三渓園での茶会に行った思い出も、また思い浮かびます。同じ20代の台湾茶人が表現した茶の解説は、すがすがしくて、私にいいヒントを与えた気がします。
<香道・直心流>
人生初めての香道体験はここでしたw
人生初めての香道体験はここでしたw
3種類の中から、同じの2つを選ぶゲームでした。大きな和室で、参加者それぞれがお香を嗅いでいた表情を覗いたのも、面白かったです。
後からLちゃんとこう話しました。「小堀遠州流のお稽古を通いたいと思ったくらい、私にとってはよかった経験なの」と。
たまたま茶室に興味を持ち始めた最近、小堀遠州は肝心な人物として、結構名前が出ていました。
小堀遠州は、空間作りの名人で、千利休の孫弟子に当たる人物です。現存している遠州造営の名高い茶室は、大徳寺の孤篷庵、古田織部美術館の裏にある擁翠亭と、東京国立博物館の転合庵です。特に擁翠亭は13の窓を持つと言われていて、思いを馳せた空間です。
表千家のLちゃん曰く、「遠州好みも私の流派ではよく聞こえる言葉。」
表千家のLちゃん曰く、「遠州好みも私の流派ではよく聞こえる言葉。」
今は新しいことを始められないが、その種を撒いた気がします。
また、ご縁が広がる予感です。
追伸:記念に<茶道・小堀遠州流>の会記を載せますw
会記
日時 平成二十七年十一月十五日
茶会 第十六回国際茶会
場所 くにたち福祉会館
主 中野 宗裕
床 和敬清寂 十五代宗通筆
花 季のもの
花入 備前 中西陶古
香合 きく
風炉 遠州好 瓢釜 宮伸穂造
水指 絵唐津 小島喜昭
茶器 津軽
茶碗 膳所焼 トンボ 安南写
替 釉裏彩画焼 菊 雨月陶齋
茶杓 こもれび 木島宗栄作
建水 唐金
蓋置 萩 七宝透 陶兵衛
茶銘 又玄 小山園詰
菓子 野菊 府中さわい製
器 木曽塗
水次 遠州好 唐銅獅子摘
追伸:記念に<茶道・小堀遠州流>の会記を載せますw
会記
日時 平成二十七年十一月十五日
茶会 第十六回国際茶会
場所 くにたち福祉会館
主 中野 宗裕
床 和敬清寂 十五代宗通筆
花 季のもの
花入 備前 中西陶古
香合 きく
風炉 遠州好 瓢釜 宮伸穂造
水指 絵唐津 小島喜昭
茶器 津軽
茶碗 膳所焼 トンボ 安南写
替 釉裏彩画焼 菊 雨月陶齋
茶杓 こもれび 木島宗栄作
建水 唐金
蓋置 萩 七宝透 陶兵衛
茶銘 又玄 小山園詰
菓子 野菊 府中さわい製
器 木曽塗
水次 遠州好 唐銅獅子摘