ご縁あって、陶芸家・画家・書家の高仲健一さんの『山是山 水是水』を薦めていただき、読んでみました。
怒涛の論文執筆の合間に、5、6ユニットを読んだり、置いたりしてきました。
高仲さんご自身の言葉で、「絵ッセイ」といって、李朝民画風の絵に、書があり、隣のページは、活字の文章で、その絵に関わった散文が書かれています。
必ずどこかから引いた漢文を絵の上の書にして、文章にリンクさせ、最後に解説がついている構成です。
絵はどれも面白くて、時に文章を読んで泣いたり、感動したりしてました。
中身を載せれば、無断転載になりそうで、遠慮したけど、個人の感想として、気になってたストーリーというか、漢文引用というかを、ここで挙げてみます。
「哀哀たる父母、我を生みて劬労す」で、お父様との話(100から101ページ)が載せられました。高仲さん自身も数多くの人と同じように「この篇に涙」したらしくて、私もそうでした。
親の期待に背いて、生きてこられたということは、どうも心に響きました。
高仲さんは関東圏の山の奥に、色んな家畜と奥様と暮らしているらしいです。家畜の猫や、豚の話も載せられて、面白く読んでました。
そして、山の奥で坐禅されていることも、文章でわかりました。その中、特に、杜甫の「水流れて心競わず、雲在りて意俱に遅し」という二句の絵(154から155ページ)は、ピンときました。
その文章にもまた、とても共感がありました。
怒涛の論文執筆の合間に、5、6ユニットを読んだり、置いたりしてきました。
高仲さんご自身の言葉で、「絵ッセイ」といって、李朝民画風の絵に、書があり、隣のページは、活字の文章で、その絵に関わった散文が書かれています。
必ずどこかから引いた漢文を絵の上の書にして、文章にリンクさせ、最後に解説がついている構成です。
絵はどれも面白くて、時に文章を読んで泣いたり、感動したりしてました。
中身を載せれば、無断転載になりそうで、遠慮したけど、個人の感想として、気になってたストーリーというか、漢文引用というかを、ここで挙げてみます。
「哀哀たる父母、我を生みて劬労す」で、お父様との話(100から101ページ)が載せられました。高仲さん自身も数多くの人と同じように「この篇に涙」したらしくて、私もそうでした。
親の期待に背いて、生きてこられたということは、どうも心に響きました。
高仲さんは関東圏の山の奥に、色んな家畜と奥様と暮らしているらしいです。家畜の猫や、豚の話も載せられて、面白く読んでました。
そして、山の奥で坐禅されていることも、文章でわかりました。その中、特に、杜甫の「水流れて心競わず、雲在りて意俱に遅し」という二句の絵(154から155ページ)は、ピンときました。
その文章にもまた、とても共感がありました。
大学院でやってる漢文の解釈とは、また違う方向性なんですけど、とても読み応えのあった「絵ッセイ集」です。
思うに、高仲さんの坐禅の時間は、私にとって、お茶を淹れる時間かもしれません。
一つ一つ、儒教の経典や、道家思想、仏教思想のあるところは、場合によって、茶にも通用します。
うまく話せないけど、一度、本を手に取ってみれば、わかるはずです。
漢文学や、思想、陶芸、李朝民画など、諸々の分野にご興味がある方に、おすすめの一冊です。
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