政和野生白牡丹 | 飲水思縁〜台湾華語・台湾茶人文教室準備中

飲水思縁〜台湾華語・台湾茶人文教室準備中

飲水思源とは中国語の四字熟語で、
水を飲んで、その源に感謝の気持ちを抱くということです。

お世話になっている日本で、
生まれ育った台湾の良さを伝えていくことをライフワークにしています。

今週中、月1回にちょし 先生のレッスンに行ってきました!

お茶も話も余韻は何日も続いてきて、まだ整理できてないけど、ただ、感動を覚えてます。

最初の2014年梨山華岡で、茶の余韻 について先生は語りました。

ボディに妙な雑味が入ってる代わりに、華やかな香りと、飴みたいに甘くて優しく口、ひいては体全体に広がっていく余韻は、強みでした。

そこで私は考えてもなかった一つのことを、先生が教えてくださりました。

それは、お茶を買う時の妥協点を見つけること。

限られた予算で、中クラスからお茶を探すなら、香りも、味も、余韻も、全てが上品なわけにはいかないので、その中、自分への妥協点が大事です。

ずっと味覚を究めようとして、お茶の道で走ってきた自分は、先生の言葉をまるで雷のようにも聞こえました。

でも、それはレッスンのほんの一部の内容でした。

そして、私は、ものすごい勢いの中で、そのほんの一部のエキスをしか、吸収できないといつも思ってます。


この野生政和白牡丹をいただいたのも、似たような環境でした。

思いがけないところで、このお茶に出会いました。

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私は台湾茶から入って、大陸のお茶は、単そう以外、この白牡丹がとても好きです。

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同席した方のお話を吟味しながら、初対面のこのお茶を淹れてました。

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かなり気合が入ったせいか、呼吸を整えて、私は熱湯を茶海に注いだり、蓋なしにお茶を待ってたりして、この白牡丹の甘みと香りの最大限を抽出しようとしました。

それと同時に、ご一緒した方の、「力を入れずにお茶淹れできれば」という話も耳に入りました。

自分の中でドラマができました。

いかに皮肉なシーンだったかとひっそりと思っていました。

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もっと考えれば、いいか悪いか、それは私のお茶で、私のお茶はその時点の私の全てでした。

客観的に甘い、繊細などの表現は、自分の心の中の鬼に勝てない時もあると思いました。


こんな大切なひと時を体験させて、白牡丹も飲ませていただき、ありがとうございました!

私はぶれなくお茶の道を歩むことは難しいが、不謹慎な発言が出たら、ちゃんと反省して、再出発します。そして、いつも守ってくれたりして、暖かく接してくれる茶友達のことも、今度は私から守りたいです。

強さも、優しさも、バランスよく働ける人間になりたいです。



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