普段は裏口から出入りし、
キッチンの中にしかいないサラちゃんですが、
この日は堂々と表舞台を闊歩できました。
優秀なインターンですから
ホテルの調度品やアートについても
良く勉強していて、
色々と教えてくれます。
料理人はアーティストでもあるのです。
至る所に豪華なアレンジメントが
あります。
ハワイらしいです。
もちろん、ビーチフロント。
マウイ島のフォーシーズンズは
やはり高級感があります。
顧客の平均年収や総資産額は
驚きのレベルですし、
アメリカのセレブやアスリートも
泊まりにきます。
目指すレストランは一階部分にある
デュオというステーキハウス。
こちらはホテルが直営しているレストランです。
前回、行った時の記事はコチラ
二階にはスパーゴ。
ウルフギャング・パックのレストランで
ホテルにあるけど、別経営だそうです。
前回、行った時の記事はコチラ
プールの近くにはイタリアンのレストラン、
フェラーロスがあります。
こちらもホテル直営。
まだ行った事がありません。
では、前菜から・・・
完熟トマトとスモークした
モッツァレラチーズの
カプレーゼ・サラダ。
上にパン粉がトッピングされていて、
なんだかスリ胡麻を連想しました。
メニューでは「モリカータ・クランブル」と
書いてあります。
パン粉をトッピングする
パスタ・モリカータの
応用編なのでしょう。
黒いのはふやかした
チアシードの様でした。
珍しいアレンジのカプレーゼを
楽しめたというのが感想です。
お次は黒豚バラ肉のバオ。
一見、ベトナム風ですね。
これは夫とサラちゃんが一個ずつ。
とっても美味しそうでした。
トリュフオイルを塗った
ミルクパンも頼みました。
これも前菜メニューにのっています。
このパンはサラちゃん達が
鉄なべごと焼いているらしく、
彼女はトリュフオイルを
塗るのが担当だそう。
テーブルに届けられる前に
もう一度温め、
オイルをフレッシュに
塗りなおしている様です。
これはもちろん、
フカフカで美味しいです❣
サラちゃんが働く部署では
ホテルで提供される
朝食のペイストリーや
レストランのパンやデザート、
ゲスト用のアメニティ、
そういうものを日々、
大量に作っているそうです。
ホテルでの仕事はとにかく
量産とスピードが勝負らしいです。
夫のメインはフィレミニヨン。
ソースはマスタード。
ボリュームがあります。
サラちゃんはベジタブルカレー。
ライスヌードルがたっぷりと
入っています。
美味しかったそうです。
量が多いので
半分は持ち帰り、
翌日のランチとなりました。
私はお魚のグリル、
シーバスでした。
上にのっているのはコナ産のエビ。
新鮮な魚介がサッパリと
美味しかったです。
お魚の切り身が
結構大きかったです。
パティシェ修行中のサラちゃんと
一緒ですから
デザートもしっかりと注文。
こちら、バニラ・インゴット。
インゴットというのは
金の延べ棒みたいな形
のことでしょう。
サラちゃんをインターンに
採用して下さった
エグゼクティブ・ペイストリーシェフ、
アレックスさんの新作デザートです。
三ツ星レストランで
キャリアをスタートしたフランス人、
フォーシーズンズでの勤務は
パリのジョルジュ・サンクから、
でも、とても気さくなシェフの力作です。
インゴットの中は
バニラ風味のムース状、
周囲にはガナッシュ、
サイドには濃縮バニラが付いています。
エレガントなデザートです。
スタッフからすると、
忙しいキッチンでも
用意する工程がシンプルで
提供しやすくデザインされた
一品だそうです。
ダークチョコレートのスフレもオーダー。
スフレだけど素早い登場!
こちらはシェフ・アレックスの
赴任前からある一品だそうです。
サイドにはリリコイ風味の
キャラメリゼされたバナナ。
外側がクランチーで
中はしっとり。
適度な甘さで
大人のチョコレートスフレです。