100年前の人口から一変した日本人口の推移と、男性より400万人多い状態が続く女性人口。 | 年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座

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僕も日々勉強ですが、一人でも多くの方に年金の事を知って欲しいと思います。
年金は…正確に書くように努めてはいますが、少しでも年金の事を知っていただければ幸いであります。
一緒に年金について考えてみませんか?

こんばんは。

年金アドバイザーのhirokiです。
 
 
 
僕は1年前からずっとユリの花を飾ってるんですが、夏になったからユリの女王といわれるカサブランカが出回り始めました。

なので早速、よく行く花屋さんでカサブランカを買いました。
 
一瞥すると一般的な白ユリとカサブランカの違いはよくわからないですが、カサブランカはやや下向きに花が咲くんですよ^^
 
それがなんだかうつむいた感じに見えますが、純白の大輪で香りもよく、さすがユリの女王って感じです。
 
夏の間はカサブランカを楽しみます^^
 
ユリはどれも堂々たる美しさと上品さを醸し出しますが、雌しべもチャームポイントです(蜜が垂れてくるけど…ほっこり)。

あと、ユリは神様の波動らしくて邪気を強力に浄化してくれるようですほっこり
 
 
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では本題です。
 
今日は軽めな内容です。
 
 
時々、本や動画などで先祖の話になると、よく自分が生まれるまでに物凄い数の先祖が居るんですよっていう事が言われたりする。
 
もちろん先祖を辿ると、膨大な先祖があってこそ今の人達の命がある。
 
しかし、あの阿弥陀くじのようなやり方でずーっと辿るとおかしな事になる。
 

過去を辿るとひたすら人口が増えて、人口が現在より多くなるし、何兆という人口になってしまう。

今の人口は76億人程ですが、遠い昔はそれよりも遥かに多い人口みたいな事になる。
 
 
よって、どこからか先祖は数人程になっていく。
 
 
 
さて、それはともかく日本人口は今から100年前の大正9年(1920年)に第1回の国勢調査が行われた時に、日本人口は5600万人程だった。
 
 
1940年(昭和15年)になると7300万人になり、1970年(昭和45年)には1億人を突破した。
 
こんなに増加してくると日本は住む場所が無くなっていくのではないかと本気で心配されていたが、1980年(昭和50年)には合計特殊出生率が2.0を下回り始め、人口増加が鈍り始めた。
 
 
2008年(平成20年)に人口はピークを迎えて、そこからついに全体の人口が減少し始めた。
 
 
 
現在の合計特殊出生率は1.4くらいだけども、平成17年に1.26の最低を記録してその後は若干の回復はしてきたものの、合計特殊出生率が2.08(人口置換水準という)を下回る以上は人口は減り続ける。
 
 
このまま人口が減り続けると2100年には6000万人~5000万人程まで人口が減る。
 
およそ1920年の人口くらいになるという事。
 
 
ところで、日本人の平均寿命は50歳もいかなかった。
平均寿命が50歳を超えたのは戦後から。
 
昭和17年に厚生年金が出来たけども、厚生年金の支給開始年齢が55歳(昭和29年改正で男は60歳に引き上げて女子はまだ55歳とした)だった。

平均寿命がおおむね50歳だったからその辺を設定していた。
 
 
当時は人生50年と言われていたけども、今は人生80年とも100年ともいわれる。

 
昭和40年代あたりに男性も女性も70歳代まで平均寿命が延び、女性は昭和60年には80歳を突破した。

男性も平成25年に平均寿命が80歳になり、日本は世界一の長寿国となった。
 
 
昭和50年に出生率が2.0を割ったにもかかわらず、30年以上も人口が増加し続けたのは平均寿命の延びが人口の減少分をカバーしたから。
 
 
とはいえ、人口が減るのは必ずしも悪い事ではないが、この割合が問題。
 
 
これから約80年後の西暦2100年の人口5000万人のうち、40%の2000万人が65歳以上の高齢者となる事が見込まれている。
 
 
昭和20年代まではおおむね人口の3人に一人が15歳未満の若年者。
 
6000万人の人口ならその2000万人が15歳未満の若年者だった。
 
 
しかし昭和30年代あたりから若年層の人口が急激に減り始め、平成2年(1990年)には若年層の割合が20%を切ってしまった。
 
 
令和現在は若年者人口は12%くらいまで落ち込んでしまった。
 
 
逆に65歳以上の高齢者はというと、昭和20年代は人口の5%ほどだったけども、昭和45年に7%になって高齢化社会になり、平成6年には14%になって高齢社会になり、平成19年には超高齢社会になった。
 
現在は1億2000万人のうち3600万人が65歳以上の高齢者
 
 
 
そういえば日本は昭和の初めころまでは男性の方が人口が女性より多かった。
 
おおむね50万人くらいは男性が多かったとされる。
 
 
ところが第二次世界大戦で兵士となって日本を防衛するために戦った男性が亡くなった事で急激に減り、男女の人口構成比が逆転してしまった。
 
戦後は女性の方が男性より400万人ほど多い状況になった。
 
 
その後は少しずつ男女の人口差は縮まり始めたが、女性の平均寿命の延びが凄まじかったので再び男女間の人口差は開き始める。
 
 
現在の日本人口は1億2000万人のうち、男性は6100万人ほどで女性は6500万人ほど。
 
 
 
女性の方が男性よりも400万人近く人口が多い状態になっている
 
 
まあ…これから人口が増えるわけでもないし、女性の平均寿命はこれからも高水準なので、今後も女性の人口が多い状況が続いていくでしょう。
 
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