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11月4日第475号.離婚で元配偶者から年金を分割してもらう事と、その分割の流れ。
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離婚した時に元配偶者から年金を最大で半分分割してもらう年金の離婚時分割という制度があります。
この制度は平成19年4月から始まったものですが、あれからもう20年近く経ちました。
利用する人はそこまで多くは感じませんが、結構世間には浸透してきたようにも思います。
よく熟年離婚という言葉が流行った時期がありましたが、それを機に年金も分割してもらおうという話になります。
元配偶者(多くは夫ですかね…)から妻に年金を半分もらうという方向が多い気がします。
さて、半分の年金を貰うというと以下のようにイメージします。
夫が200万円の年金もらってるから、その半分の100万円を分けてもらおうと。
多くの人がそのような認識であります。
しかしそのようにはできていません。
分割するのはあくまで老齢厚生年金の厚生年金記録です。
よく言う、標準報酬月額とか標準賞与という給与記録ですね。
年金でいうと老齢厚生年金の報酬比例部分という部分です。
それを最大半分して分割してもらいます。
老齢基礎年金とか他の部分は分割しません。
例えば夫の老齢厚生年金(報酬比例部分)が120万円、老齢基礎年金が80万円ならその老齢厚生年金120万円の部分を最大半分の60万円を分割してもらうようなイメージです。
ですが分割する時はあくまで、「夫婦が婚姻していた期間の給与記録」しか分割しません。
例えばその120万円のうち、夫の独身時代に40万稼いで、残り80万円が夫が婚姻していた時であれば、その80万円を分割対象とします。
つまり、老齢厚生年金120万円のうち、80万円が分割対象となり、その80万円を最大半分するという流れになります。
例えば夫が120万円の老齢厚生年金があり(うち80万円が婚姻期間のもの)、妻が20万円(婚姻期間のもの)の老齢厚生年金だった場合。
夫の80万円を妻に最大半分分割するイメージですが、妻にも厚生年金記録があるので、夫の80万円と妻の20万円を足した100万円を最大半分こして両者が50万円になるように分割します。
そうすると、夫は80万円から30万引いた50万円になり、妻は夫から30万円もらって50万円になります。
両者とも、婚姻期間中の年金額は50万円ずつとなりました。
夫の年金総額は200万円から、老齢厚生年金90万円(←独身時代の40万円+婚姻期間の50万円)+老齢基礎年金80万円=170万円に減額します。
…なんかちょっと最初と思ってたのと違いますね^^;
このように離婚分割は最初思ってたのと違う!という事になりやすいのですが、上記のようなイメージを持っていただければと思います。
さて、上記は年金額から分割の方法を見てみましたが、11月4日20時発行の有料メルマガでは給与記録からあらためて計算をして示します。
離婚分割の正式な計算をやっていきます。
正式な計算では2つほど公式を使わないといけませんが、まあ覚える必要はありません^^
こんな流れになっているんだなあと感じてくださればいいです。
基本的には実務での計算はコンピューターがやるくらい複雑ではありますが、手計算ではわかりやすいように示します。
なお、分割には合意分割と3号分割というのがありますが、その両方を使っていきます。
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