初日の夕食後、散歩がてら近くにあったディーラーに立ち寄った。

車好きのBUNさんの解説のもと、今、中国BEV市場で人気の高い車を見学。

やや高価な価格帯のものもあるが、平均的な価格(2万元~3万元)のものもあり、お客さんもひっきりなしにやってくる。

 

勢いのある、理想のMEGAという大型ミニバン。

最近時、トヨタがLEXUSの次期LSを昔のティレルのF1のような六輪のデザインコンセプトで出してきて話題をさらったが、このモデルもファミリー向けでもあるが、いわゆるVIPが移動するための車のように見える。

積極的に外国人デザイナーを採用し、先進的でインパクトのあるデザインだ。

 

 

同じく、理想のi6。

インパネ回りはシンプル、クリーン。奇をてらったデザインではなく、あくまで無駄をそぎ落とし、スクリーンは形状よりも、大きさ、画面の美しさを追求。

ホンダはじめ、日系のやたら凝ったデザインが評価されないのがよくわかった。

完全に消費者のニーズとズレているようだ。

 

購買が長かったので、ついこういうところを見てしまう。

ドアヒンジはプレス品ではなく鍛造品。ヨーロッパ車のようだ。剛性高そう。

 

理想のL9。大型SUV。

 

隣のディーラーにも寄ってみる。

 

 

 

こちらは中央企業の北京汽車の新型車、S9T。

今時珍しいシューティングブレークタイプ。

異彩を放っていたが、かなりかっこいい。

ニッチな商品なので売れるか微妙だが、ホンダがかつてこういう車を世に送り出して存在感を発揮していたのに、今や、、、、

北京汽車のような規模も底力もない。

 

これ、AITOのM8という大型SUV。

モンスターマシンの触れ込み通り、堂々とした車格を誇っている。

 

どの車も完成度が高く、商品としても圧倒的に魅力的だ。

明確な国策に基づいた企業の戦略がこういった優れた商品を生み出しているということだろうか。

そこに日本のOEMはじめとした外資系が勝負しようと思ったら、並大抵のことでは勝てない。

中国に来て、実際に電動車の実力を目のあたりにして、その壁の大きさを痛感した。

まさにグレートウォールだ。。。。

中国での初監査は佛山にはるグループ会社だった。

先週一週間、四泊五日。

広州白雲空港から車で1時間ちょっとの佛山市内のホテルを拠点に、監査先まで毎日往路は30分、復路は渋滞のため1時間かけて社用車で通う。

監査責任者は中堅のSOさん(女性)。彼女の能力の高さが確認できた。

 

仕事の話はこのくらいにして、毎日の食の記録をメインにしたい。

朝はホテル、昼は監査先の食堂で、夜はスタッフと食事。

監査は基本座りっぱなしなので、これでは監査に行くたびに太りそうだ。。。

 

一日目。

 

 

景気をつけるため、がっつり広州料理を食べた。

締めはうなぎの炊き込みご飯。中国はあわび、牡蠣、うなぎ、松茸など日本では高価な食材が安く美味しく楽しめる。

 

監査最終日は室長のおごりと決めていることもあったか、この日はSOさん、BUNさんがおごってくれた。だから最終日はいいものよろしく!とのこと笑。任せときなさい。

 

 

食事をしたお店のあったホテルの近くにある繁華街、旧い史跡の中にありとても良い雰囲気。

こじんまりとしていて、いい街だ。

今後佛山にある監査先に来るときはこの辺りが定宿になるので、楽しみだ。

 

二日目。

 

SOさんは監査中はあまり食べないようにしているとのことで、BUNさんと男二人で出かける。

毎日食べ過ぎなので、軽くおかゆでいいよ、と言ったらおかゆ屋に連れて行ってくれたのだが、、、、

BUNさん、絶対頼み過ぎやろ==!

でも美味しくいただいてしまう。

海鮮おかゆも美味しかったが、豚の揚げ物が絶品。日本でいう豚トロみたいな食感と味。

 

広州では除菌済みの食器が定番。

これが無い時は、テーブルでお茶を使って食器類を洗う。なかなか新鮮な体験。

 

左は新疆ウイグルのビール。旨かったので北京に帰ってジンドンで早速オーダーした。

右は定番のバドワイザー。

 

三日目。

この日もBUNさんと二人で。

軽く、ラーメンにしようと言ったのに、またBUNさん頼み過ぎや===!

 

ここは来州ラーメンというチェーン。イスラム系中国人がやっているそうで、そのため店主もイスラム教徒の扮装だし、豚料理はない。

左はラーメン、右は焼きそばのようなもので、MATTはラーメンを食す。

あっさりスープに、店で手打ちした出来立て麺が絶妙なハーモニー。旨い。

 

きゅうりの冷菜はいいとしてラム肉の串焼きは余計だろう、と言ったらセットを頼んだらついてきた、、、と言い訳。BUNさん、頼み過ぎ。。。。笑

 

揚げパンもついてくる。。。。食えない。。。が美味しいので食べてしまう。。。。笑

 

四日目。

監査も無事終わったので、まだ来週に講評記録作成、講評会はあるがいったんご苦労様会を。もちろんMATTのおごりである。

 

良い佇まいの店構え。

 

新鮮な海鮮をおかゆのスープ(ごはんは入っていない)で茹でる。

アサリ、エビ、牡蠣、あわびと新鮮な海鮮を堪能。最高だ。

 

 

最後は豚肉ときくらげの団子を入れて、レタスも投入してフィニッシュ。

中国駐在、食の楽しみがある限り仕事ができそう。。。。。笑

 

 

松任谷由実の曲の中で一番好きなのが「ノーサイド」だ。

学生時代、ほんと少しだけラグビーをやっていたこともあり、この静かなドラマを歌い上げた松任谷由実の歌唱力とリリックの創造力にとても感動した。

 

卒業間近、親友のツネッチと法学部仲間でいつもつるんでいた男子、女子の4人でカラオケに行った時、彼女がラグビーも卒業するMATTのために「ノーサイド」を歌ってくれた。

スポーツというものは、世界を目指すレベルのものから自分への挑戦みたいなものまで、人それぞれ様々な世界がある。

たった4年間、それもサークルレベルのラグビーを経験したMATTにもぐっさり刺さったこの曲。きっともっと頑張ったアスリートの皆さんの心には深く刻まれたことでしょう。

 

この曲のMVはネットでは見当たらなかったが、松任谷由実を尊敬するという瀧川ありさという歌い手さんが、MVを作っていた。

レトロな画像が曲の持つ寂寥感を盛り上げて、なかなかいい感じだ。

 

 

映画監督だったら、「ノーサイド」を主題歌にして一本撮ってみたい。

もちろん、ラグビードラマではなくラグビーを軸に、いつまでもそこに立ち尽くしてエールを送りたくなるような、ヒューマンドラマ。

キャストは、、、、とか妄想しだすと止まらなくなる。

誰か撮ってくれないかねえ。。。。

光嶌(みつしま)なづな。

 

大阪府出身の23歳。

実年齢より幼く見える。

この写真の顔は少し多部ちゃん(多部未華子)に似ているだろうか。雰囲気が。

 

今、NHK夜ドラ「ひらやすみ」で森七菜の友人役で好演している。

まだWikipediaもないほど無名。

所属事務所のBLUE LABELは俳優では磯村勇斗、大東駿介、前原瑞樹、三河悠冴ら、実力者が揃っているが、女優さんはそれほど売れっ子がいるわけではなさそう。

 

「ひらやすみ」ではメガネをかけていて、劇中でそのメガネを外すシーンがあり、森七菜がその美少女ぶりにハッとするシーンがある。

よくあるメガネを取ったら、、パターンだがその破壊力がすごかった。

 

初めて見たと思っていたら、なんと同じNHKの「作りたい女と食べたい女」第15回で、カフェカー店員役で出ていたそう。おぼろげには覚えているが。。。

 

また可愛いだけではなく、演技もとてもしっかりしている。何より雰囲気がある。

でも一番は無名で出てきて、忘れがたい印象を残すものを持っているということ。

若年化するドラマ・映画の俳優陣の中では決して若くはないが、まさに彗星のごとく現れたということになるかも。

 

民放ドラマはこういう原石を発掘できない。そこはNHKに任せよう。

そろそろ来年2月の春節に一時帰国するためのチケットを買わないといけない。

ハイシーズンなので高いのはわかっていたが、物価が上がり日中関係の悪化による便数の減少、円安などが影響してとにかく高い。

日系航空会社で8000元以上する。むう、、、、

 

土曜日、チケットの相談に乗ってもらうのと、週末の暇つぶしに駐在パイセンのSネさんと出かけることにした。

午前中ジムに行って体を動かして、昼過ぎにタクシーでお出かけ。

 

向かった先は各国の大使館が集まるエリアにある北京では有名な日本食のお店が集まる、一番街という場所。

 

こっちが西館。

 

こちら南側の道路。東側に東館がある。

 

MATTの住むアパートのエリアと違い北京の中心部にもやや近いので店舗も多く、賑やかだ。

ただ、昨今の不景気とそのせいで駐在者も激減していることもあり、土曜のお昼だというのにひっそりとしている。

建物の中にあるお店に入っても、ガラガラだ。

閉店してしまっている店もいくつかあった。

 

Sネさんによると以前はたくさんあったスナック、カラオケも減り、値段も高くなったため駐在員、すなわち日本人には行きづらくなっているらしい。

予想以上に中国の経済は落ち込んでいるのだ。

 

どこでも選び放題だったので、お好み焼きなどが食べられるお店に入る。

多分、「鉄板酒場小満」というお店だったと思う。

MATTたち以外、店には中国人らしいカップルが2組来ただけだった。

 

焼きそばはとても美味しかった。

海外の日本食といっても、そこは東アジア。アメリカとは違い手に入る食材の質が高い。

ちなみに昼からビール飲んでいい気分になってしまう。

 

もつ鍋もGOOD。美味しかった。

 

しっかりと腹ごしらえできたので、ちょっと散歩して帰ることにする。

 

歩いてすぐのところにある朝陽公園。

北京の都心にこんな広大な公園があるのかと驚くが、東京の二倍の人口がいるから当たり前か。

でも東京は23区の面積が627.51k㎡、人口が約1000万人なのに対し、北京は16,410k㎡もあるのに2000万人の人口だから、人口密度で言うと東京都心は相当なものだ。

 

特に何かがあるわけでもない公園。

たくさんの人が訪れていたが、とにかく広いので余裕がある。

 

これは・・・

らぶぶをブランドとして持つPOP MARTの遊園地?だろうか。

家族連れが多く見られたが、特に混雑しているようにも見えず。

 

11月に入ってから結構暖かいので、こうやって散歩がてら出かけているが、今後本格的に寒くなり風が強くなるとお出かけはきついだろう。

 

来週からまた広州方面に出張。

寒いところと暖かいところを行ったり来たりするのは堪える、、、、、