9/21午後に北京を発ち、9/24戻りで香港に出張に行ってきた。

香港は初めて。1997年にイギリスから中国に返還されて、文化、経済面で中国化が進んでいると勝手に思い込んでいた自分が恥ずかしい。いまだ中国人は滞在に規制がかかっている(確か1週間以上は滞在できない)ように、ここは中国でありながら中国ではない面がいまだに色濃く残っていて、興味深い国だった。

 

初の香港入り。新しくモダンな空港が出迎えてくれた。とはいっても香港国際空港は1998年開港というから全然新しくもない。閉鎖された啓徳空港は世界でももっとも危険な空港の一つとして有名だったが、一度でいいから見てみたかった。

 

空港から出るとタクシー乗り場は行先で3つに色分けされており、わかりやすい。さすが観光都市。赤色のタクシーレーンに並んですぐに乗れた。赤色のタクシーでは、トヨタのJAPANタクシーやコンフォートを多く見かけた。

MATTと同行のLiuさんが乗ったのは、北京ではあまり見ない上海汽車のMAXUSというBEV。車内でYOASOBIの「セブンティーン」がかかっていたので、もしかしたらと思ったら、運転手さんは日本語が少し話せるとのこと。英語、広東語、日本語を巧みに操る。とても親切で良い運転手さんだったので、帰りもお願いすることにした。

 

帰りのワンシーン。安全運転でホスピタリティも素晴らしい運転手さんだった。

ちなみに支払いは現金のみ。香港ではいまだに小さな店では現金払いである。

MATTたちのような駐在員は日本などと同様に、ここ香港でもAlipayやWeChatPAYは使えない。クレカや中国銀行カードは使える。

 

ホテルは監査先の会社が入る大きなビルの近くのHolidayInn。場所は香港島の中心地ということで一等地。

街の華やかな賑わい具合に、地味な北京との差を感じる。歩いている女性たちはスタイルも良く服装もセンスがいい。

 

勝手に中国と同じように生活できると思い込んでいたのが大きな間違いと書いたが、それを思い知らされたのがまず電源プラグ。中国と全然違うので、事前にBunさんがプラグを貸してくれた。ホテルでも借りることができる。

またホテルの部屋に置かれている水が、見たことないものだった。

 

まさかの缶。ビールかと思ったわ。

香港全土これ?と思ったら、監査先では普通にペットボトルの水が出てきた。そらそうだな。

 

あと部屋に歯ブラシも髭剃りも何も置いていない。フロントで聞いたら残念ながらありません、そちらでどうぞ、と指さされた先には自動販売機。歯ブラシ一個約160円。中国も日本同様にホテルではアメニティに困らないので、その感覚で来てしまった。そうだよなあ、普通海外のホテルには無いよな。

 

国土が狭いので、全体的に建物が密集している。空港からの途中、古いビルをリフォームしているのをあちこちで見たが、ビルとビルの間が無い建物が結構あった。道も細くて入り組んでいて、なんとなく東京の中心部を彷彿とさせる。日本人にはあまり違和感ない景色。

 

周りはみな中国人なのだが、言語は英語か広東語が多い。一緒に行ったLiuさんも標準語で話したら通じない場面が多々あった。また5mそこそこの短い横断歩道では赤信号でみんな真面目に待っていた。日本のようだ。中国なら絶対にこんなに待っていない。いや、こんな細い道路でそもそも信号すらないはず。

 

ワイマイもあるらしいがそれほど発達していないので、道路、歩道でバイクや自転車を見かけない。そのせいか歩道は歩きやすい。中国のように四方から迫りくる人、自転車、EVバイクとの衝突を恐れなくてよい。

 

監査先のオフィスからの風景。滞在した4日間はあいにくの天気だったが、32階の高層階からの景色は抜群だった。

市街地の向こうすぐには海が広がっている。

 

近くには競馬場も。

 

監査先の入るビル。TIMES SQUAREビルはこの辺りでも一等地で、家賃もめちゃくちゃ高いらしい。。。

 

香港の魅力は様々だと思うが、新しいものと古いものが混在しており、そのカオスな雰囲気がイギリス文化などの異国情緒と相まって刺激的だ。街中では竹の足場などがあるところが面白い。

 

ちょっと路地を覗くと、ネオンの灯りも届かない怪しい雰囲気が出現する。

一人で散策してみたくなる。写真の素材には事欠かない。

 

食べ物も美味しいし、雰囲気も良い。人々も基本的に親切だし居心地はよい。

ただし物価と地価は半端ないほど高いので、お金持っていたらという限定付きで住みたい街、ということか。

 

 

ロッド・スチュワートが特別好きなわけではないのだが、この曲だけはなぜかずっと心に残っている。

 

そもそもにバラードが好きだからかもしれないが、この曲が心に響くのは切ないメロディとロッドの歌声のせいだけではない。

すべてのロッカーを代弁するかのような、正直に自らの弱さを見せたところに深みがある。

特に、楽曲終盤の弾き語りになるパートの歌詞が特に胸にささる。

 

'Cause what I'm doin' must be wrong
Pourin' my heart out in a song
Owning up for prosperity
For the whole damn world to see

Quietly now while I turn a page
Act one is over without costume change
The principal would like to leave the stage
The crowd don't understand

 

最後の一節、「聴衆にはわかんないよな。。。」という独り言ちがいい。

切ないけどまったくもってかっこいい。

ほんとにいい曲だ。

 

 

昨年2月に3話で放映され、今回5話のシリーズ2が放映された。

 

 
何といっても、雪のように透き通るように白い肌が雪景色に映える山田杏奈が主演。
鮮烈デビューを飾った「ミスミソウ」、話題の「ゴールデンカムイ」と、本当に雪映えする女優さんだ。
まだヒロインの発表が無い2027年後期のドラマが獣医師が主人公とのことで、山田杏奈がこのドラマで獣医師の役をやっていることから、まさかの主演とのうわさもあるが、一応オーディションらしくその可能性も少ないか。いっそのことやってもらいたいが。
 
山田杏奈。童顔からは想像できないほど、経験豊かな女優さんだ。
 
前回のシリーズ1は山田杏奈演じる岸本聡里が大学に入って仲間と出会うまでだったが、今回はその後大学を卒業し獣医師となり、畜産業の過酷な現実に直面し、苦しみながらも獣医師として成長していく姿を描いている。
NHKらしく、ただヒロインが苦悩しながら成長していくだけにとどまらず、割り切れない現実に徹底的に打ち負かされる姿も描いており、山田杏奈の女優としての実力がいかんなく発揮されたドラマに仕上がっている。
 
特に3話~5話の口蹄疫にかかった酪農農家のお話が攻めた内容でネットでも話題になっていた。
温水洋一演じる折原牧場の牛が口蹄疫にかかり、幼馴染で家畜保健衛生所の職員・犬飼(上川隆也)が聡里らとともに牧場に訪れるシーン。
 
こういった事案では鳥インフルエンザなどと同様に、牧場の牛全頭を殺処分して感染被害の拡大を防ぐ。ニュースではその事実と、殺処分した後の処理の状況だけが報道されるが、ドラマで映し出されたようにその裏には過酷な現実が存在している。
何とか全頭処分を見逃してほしいと泣きつく折原(温水洋一)に、犬飼は内心では幼馴染の気持ちを慮りながらも、職務を全うし全頭殺処分を指示する。
 
この殺処分を淡々と実行していくシーンが胸に強く迫ってくる。自らが子牛を取り上げた聡里は、一度はひるみながらも獣医師としての覚悟を決め、牛たちを一頭一頭、処分していく。
牛のつぶらな瞳のアップや、注射を打たれた後に崩れるように倒れていく牛たちの光景は、涙なしでは見られない。
山田杏奈の泣きの演技が、更に悲しみを深いものにする。
 
今回のお話は、気持ちが沈んでいる時にはちょっとしんどいお話だったかもしれない。
 
最終回ではずっと殺処分のことで気持ちの奥に傷を負っていた聡里を、夢の中で死んだおばあちゃん(風吹ジュン)が優しく慰めるシーンがある。ここでも山田杏奈の泣きの演技が全開。彼女はいつも心から泣いている。だから観ている方もつい、もらい泣きしてしまうのだ。
 
シリーズ2の出演者には渡辺哲や根岸李衣がちょい役で登場。
また、シリーズ1からの出演者では今回、折原牧場の折原夫妻の孫・七海役の大原愛陽が大活躍だった。
殺処分される牛を前に必死に抵抗する、ピュアな少女の役を全身で演じており、彼女の演技で酪農家の切実な想いが良く伝わったと思う。時代劇に似合う顔立ちをしているので、ぜひ、NHK大河などでも活躍を期待。
 
大原愛陽。まだWikiもないほどの新人。
セリフもしっかり言えるし今後に期待。
 
真面目なNHKのマジメなドラマ。こういう小佳作を今後も楽しみにしたい。
 
 
 
 
 

 

9月初旬からの2週間の広州出張から帰ってきた次の週は夜が忙しかった。

 

月曜はヨシさんに誘われODジマさんとオシャレスポットの三里屯にある安微料理のレストランで食事。

水曜は広州より本部長が出張できたため、駐在員との夕食会。

木曜日は9月末でご帰任のODジマさんの送別会で、ロンバオの近くにある、亮馬川沿いのレストランに。

 

北京にもこんなオサレーなところがある。

レストランは木曜の夜なので大混雑というほどではなかったが、それでも大使館が近くに多いので欧米人や、若い女性のグループ、カップルなどでにぎわっていた。

9月の北京は暑さも和らぎ、夕方になると暑すぎず寒すぎずで、オープンテラスで飲食するには最高の季節。

 

すると突然、MATTたちのテーブルの後ろで拍手が。

何事かと見てみると、まさかの公衆面前プロポーズ。

 

お兄さん、ちゃんと指輪を受け取ってもらえてよかったね。

 

人生においてこの瞬間が最高潮。あとは下っていくだけ、、、、

いかんいかん、歳を取ると言わなくて言いことを口にしてしまう。反省。

お幸せに~~

岸井ゆきのと浜辺美波の共演というのが、あまりイメージ湧かなかったので興味本位に観た作品。

MATTの中では、この二人が画面上で一緒に演技をしている姿が想像できなかった。

 

彩瀬まるによる小説が原作。オープニングは突然のアニメーションで予備知識がないと何が始まったかと、面食らってしまう。原作者が東日本大震災で被災した体験から、この作品ができたらしい。そして、この謎に満ちたアニメーションは、物語の終盤に繋がっていく。

 

映像はとても美しい。色彩豊かな画と美しい風景、空や風の表現がとても絵画的で素晴らしかったが、物語の構成などにおいては、少々テンポが悪い点もあり、二人の女優の演技と切ない物語がとても良かっただけに、惜しいと思った。

 

その二人のうちの一人、岸井ゆきのは大好きな女優さんの一人だ。小柄な彼女だがとても映画映えする顔をしている。彼女はドラマよりも断然シネマ向きの顔だし、演技の質も映画向きだ。また彼女の魅力は動かない演技にある。多くを語らなくとも、ぼそっとつぶやく一言や、敢えて語らない間など、独特の味を持っている。決して派手さはないのだが、この作品の主人公・湖谷真奈のような内省的なヒロインにはぴったりだ。

岸井ゆきの。映画向きの女優さんというのがいるとすると、まさに彼女。

 

岸井演じる真奈が陰なら、浜辺美波演じる卯木すみれは陽である。ただし、ここで行っている陰陽は、あくまで外面的なものだ。物語が進むにつれ、その認識が違っていることに気づく。浜辺美波をすみれにキャストした意味はよく理解できた。誰もが認める美少女であり、社会的には異性に好かれ、人生においては勝ち組と見られる。けれど本当のすみれの心はどこにあるのか。完璧な美少女である浜辺美波がすみれを演じることに異論をはさむものはいないだろう。

 

本作は東日本大震災によって大切な親友を失ったヒロインの物語であるが、そこに加えて真奈とすみれの友情、そしてすみれの抱えていた秘密に気づいた真奈が真実を知るまで、というもう一つのテーマもある。

原作を読んでいないので、あくまで映画を観ての考察になるが、最後まではっきりとはすみれの抱えていた秘密は明らかにならない。ただ、いくつかの描写によってすみれがなぜ、真奈の前から姿を消したのかを想像することができる。

それはラスト30分で、これまで真奈の視点中心で描かれてきた二人の人生が、すみれ目線で描かれることで見えてくる。

 

おそらく、だがすみれは大きくなるにつれ、自己の性自認について疑問を持ち始めていたのではないだろうか。

大学に入学後のサークル勧誘の日。小さなポーチを落としたすみれ。それを偶然拾ったのが真奈だった。

遠くからそれを見つけたすみれは、何かを感じて真奈に近づき一緒にサークルに入会する。

この時のすみれの行動は、何か自分の中で説明がつかない衝動で、そうしてしまったのではないだろうか。

真奈を一目見て彼女に近づきたい、と思ったから突如(興味も無かった)サークルに真奈と一緒に半ば強引に入会しようとした。その後、飲み会で真奈に近づき、そのまま友人関係になっていく。

大学時代の真奈とフェミニンなロングヘアのすみれ。

 

学生生活ですみれは遠野敦(杉野遥亮)という彼氏を作るが、あまり上手くいかなかった。母親(鶴田真由)からは、髪色を変え、会社をすぐ辞めた彼女に対し、社会から逸脱するような生き方はするなと説教を受ける。この時の彼女は、一人の女性として申し分ない人生を歩んでおり、周囲からもステレタイプの女性像としての生き方を期待されていたが、むしろそれがすみれにとっては耐え難いプレッシャーになっていた。

そして男性と付き合っても上手くいかず、一方で真奈に対し友人以上の感情を抱くようになっている自分に戸惑っていた。

この時期に学生時代からのロングヘアをバッサリ切って、ショートボブにしており、更に家を出て真奈の家に同居するようになる。

ショートボブになったすみれ。

 

彼女はビデオカメラを通してしか、自分を表現できなかった。遠野にもそれを指摘されている。

それは彼女なりの自己表現だったのだろう。自分の中にある、誰にも言えない秘密を抱える苦しさに抗いながら、必死で外の世界とつながろうとしていた。

真奈との生活は彼女にとって一番安心できた時間だったのだろう。自分をさらけ出し、そして好きな人の近くで過ごせる時間。だが、そんな時間も彼女にとっては永遠ではなかった。

真奈を愛する気持ちが強くなるにつれ、本当の気持ちを伝えられない自分に堪えられなくなっていく。

そしてすみれは真奈の家を出る決断をする。

しばら会えない時間が続くも、久しぶりに二人で会って食事をしたのちに、一人東北へと向かい、被災し津波に飲み込まれて行方不明となる。ちなみに真奈に会ったすみれは髪型をベリーショートにしていた。

 

ラストシーン、無人駅のベンチで老婆と出会うすみれ。この時のすみれはグリーンのコートにパンツ、赤のバスケットシューズといういで立ち。髪が短いのでまるで少年のようだが、この姿がオープニングのアニメーションに繋がる。少年のように見えたのは髪を短くしたすみれだった。

この時のすみれは明確に自分の中にある感情、それは自分は女性でありながら男性的なジェンダーを持っていると気づいていたのだろう。

そして、津波に巻き込まれるシーンは美しいアニメーションで描かれる。このシーンが何とも切ない。

ベリーショートのすみれ。

 

真奈はすみれが残したビデオテープを観て、すみれの気持ちに気づく。すみれは真奈との時間を大切に思って生きていた。

真奈の部屋で過ごした時間を大切に思い去って行ったすみれを想い、亡くなった者との距離感を図りかねていた真奈は、これからもずっとすみれを心の中に意識しながら生きていく決心をする。

カメラが真正面から捉えたその清々しい笑顔で、映画は終わる。

 

途中で真奈と遠野が訪れた東北の町(多分、MATTも思い出深い陸前高田市)での、被災者のインタビューシーンは実際に被災した方々のもので、聞いているだけで胸が締め付けられる内容だった。

このシーンでは実際の被災者の方に交じって、新谷ゆづみという若い女優さんも出ているが、彼女のナチュラルな演技に最初は本当の被災者と勘違いしてしまった。それほど感情を抑えた自然な演技だった。

ここでは中島朋子が民宿の主人役で出演している。その他出演者は光石研、池田良など。

 

岸井ゆきのと浜辺美波がそれぞれの個性と持ち味を存分に発揮した演技で、二人の切ない友情を表現し感動を呼んだ。

映画としての完成度はともかく、ピュアに心の琴線に響くとても良い作品だったと思う。

 

東日本大震災はこの先も様々なドラマ、映画でテーマとしてとりあげられて描き続けられるだろう。

ただ悲しい出来事として心にとどめるのではなく、そこには確かに命があって、強く生きていた人たちがいたということを忘れてはならない。

最近どん底のフジ。「波うららかに、めおと日和」「嘘解きレトリック」は良作だったが、そのほかは見る影もない。

しかし、本作はベテラン脚本家の井上由美子が真面目に作った、本格派のドラマで佳作だった。

キャストもフジにしては珍しく華を追わずに実力派を揃えていて、俳優陣の演技もドラマの質を高めている。

 

主演は小池栄子と北香那。

小池栄子は近年の女優としての成長著しい。ひと昔前の女優といえば皆身長も高かったのだが、最近の若手女優はなぜか皆小柄だ。そんな中で元刑事として暗い過去を持つ黒木夏美海を演じる小池栄子は、167cmと画面映えする。そして何よりコメディも今回のようなシリアスも安定感がある。ドラマの根底に流れるテーマをしっかりと表現した抑えた演技が光っていた。

バディである公認心理師兼臨床心理士の白石絵梨子を演じるのは北香那。NHKの「替え玉ブラヴォー!」で好演した彼女も、コメディもシリアスも丁寧な演技で好感が持てる。特に今回の白石のようなちょっとコミュ障なオタクな感じを演じたら絶品。

 

脇を固める俳優陣はドラマファンが喜ぶ豪華絢爛さだ。フジもやればできるじゃない、と思う。

黒木と白石の上司である、刑事課 犯罪被害者支援室の田村に戸田恵子。懐の深い上司役がよく似合っていた。

黒木の元同僚の刑事たちに、眞島秀和、岡山天音、荒川良々、濱尾ノリタカ、味方亮介、そして利重剛といい面々。

特に味方、濱尾、眞島の3人の刑事はそれぞれ個性が強くていい塩梅。

白石の大学の教授に岡部たかし、暴力団の組長に浅野和之、そして元黒木の上司である事件で行方不明になった刑事山崎に渡部篤郎と来たもんだ。

 

良い脚本家、良いキャストがばっちりそろった。そしてテーマは犯罪被害者支援室の元刑事と臨床心理士がタッグを組んで、犯罪被害者の初期支援を行うというもの。これだけ揃えばよほどのことが無い限りは駄作にはならない。

フジもこういった作品をもっと作るべきと思う。

 

全11話で一話完結。基本的に犯罪や事故が発生した後に、被害者の心のケアをするというストーリーなので、派手な展開は一切ない。NHKのようなヒューマンドラマである。だからだろうか、ドラマファンの間では評価が高かったのに視聴率や再生回数では苦戦したようだ。

 

各話のゲストも多彩。第1話では北乃きい、第2話は今泉祐唯、第3話は神野三鈴、第5話は佐久本宝、おかやまはじめ、第6話は恒松祐里、第7話は三河悠冴、第8話は鶴田真由、長谷川朝晴、第10・11話に中村里帆。

 

印象に残った話は、第3話の神野三鈴が不慮の事故で亡くなった息子が、生前女性として生きていたことを知り、最初は受け入れられず息子ではないと言い張っていたが、黒木と白石の支えにより最後は息子の死を受け入れたお話。

そして第7話の自分を上手く表現できず、女性と向き合うことができない青年を、白石が粘り強く接し一歩を踏み出せるきっかけを作ったお話。

 

三河悠冴。非常に特徴ある顔つきで、今回の役のようなクセ強なキャラが良く似合う。

吉村界人と並んで、バイプレイヤーとして好きな役者さん。

 

性格も歩んできた道も全く違う黒木と白石の2人が、最初は衝突しながらも徐々にお互いを認め合い、やがてかけがえのない存在として共に成長していく姿が清々しい。

こういった展開が陳腐なものにならないのも、実績のある井上由美子の匠の技と、小池、北両人の高い演技力に支えられているからだ。ほとんど派手な展開の無いストーリーで、2人の会話や感情表現によって物語に奥行きが感じられた。

 

そしてもう一人、このドラマで存在感を放っていたのが鴨居刑事を演じた岡山天音だ。妹が変質者に誘拐された末に自殺するという暗い過去を持っている。いわくつきの人物を演じて爪痕を残した。白石演じた北香那との息の合った演技も良かった。

 

犯罪被害者のみならず、主要な登場人物のそれぞれが暗い過去=闇を心に秘めている。タイトルの「さよならノワール」にあるノワールとは、そういった心の暗い闇を意味していて、黒木と白石の活動がまさに心の闇にサヨナラするためのお手伝いなのだ。

 

最終回では所長である妹尾(利重剛)が関与した悪事が明るみになり、山崎はその悪事を追って事件に巻き込まれ、記憶喪失となり失踪する。

妹尾は警察の対面を守るという、警察官としての職務を全うするために自分の娘を犠牲にしてまでも、自らの罪を封印しようとした。一方で、黒木は失踪前に山崎に急に呼び出されて娘を一人残して家を飛び出し、結果、母親を探して家を出た娘が事故に遭い重症を負ったせいで離婚に追い込まれた。彼女も警察官としての職務を全うしようとしたが、その動機は妹尾をは全く正反対のものだった。

 

それなのに結果は同じ、二人とも心に闇を抱えることとなる。

なんとも理不尽なのだが、人生というのはそういった理不尽の積み重ねでできている。犯罪被害者というのは事件に巻き込まれてからずっと、そんな理不尽と闘い続けているのだ。最終話のエピソードは、そういった理不尽で生まれた闇を抱え続ける被害者のことを少しでも理解しようという、このドラマのテーマが詰まっていた。

 

決して派手ではなかったが、心に残る良作だった。

そして、フジのドラマもまだまだやれるんじゃないか、と。

 

北香那と小池栄子。

演技達者な二人のバディをまた観てみたい。

 

昨日、会社でGaoさんが「どうぞ」とくれた月餅。

いつもよく見るでっかく重い月餅とは違い、小ぶりでオシャレな箱に入っている。

Gaoさんが「何味かわかりませんよ」というので、月餅って味に違いがあるの?と訊いたら、最近は様々な味の月餅があるそう。甘いのではなく、しょっぱい味のもあるとか、、、、まじか。

 

でもこの伝統的なお菓子も、最近の若い人はあまり食べなくなっているらしい。

どこの国でも同じなんだなと思った。

中国が大きく経済発展したのもここ30数年。これからもっと大きく変化、変貌していくのだろう。

というほど行っていないが、、、、笑

 

出張最終日の金曜夜は、周囲に何も無いインターコンチネンタルホテルを出て、広州市内中心部にあるオークウッドにチェックイン。広州タワー近くに住んでいるTanさんによると、インターコンチネンタルホテルのある辺りは、ほんの10年ほど前までは何もない野原だったそう。

中国政府の強力な経済開発の推進力には驚かされるばかりだ。日本人的な感覚では信じられないが、昨日まで何もなかったところに、あっという間に都市が出来上がるなんてことは、ここ中国では当たり前なのだ。。。

 

オークウッドは約1年ぶりくらいの宿泊。ここは周辺が繁華街なので住むには便利だ。駐在員もこのホテル住民含めこのあたりに多数暮らしている。インターコンチネンタルホテルに慣れ親しんだせいか、オークウッドの設備の古さを感じた。コンセント類の配置や部屋の広さ、設備の使い勝手などは新しいインターコンチネンタルホテルの方が良い。

 

金曜日、当初は17時半には監査先を出る予定だったが、監査先部門との調整に想定以上に時間がかかり、結果終わったのは陽が暮れた19時過ぎだった。

ホテルには20時前にチェックイン。ホテルを出て向かったのは、ホテルのほど近くにある「章之魚屋」という日本食レストラン。愛想の良い日本人の女将さんが切り盛りしている小さなお店。特に凝った料理はないが、日本の居酒屋料理が楽しめる飾らない雰囲気が心地よい。

 

ここは今年の2月にTanさんが連れてきてくれた。ここをTanさんが勧めてくれた理由のひとつが、明石焼きが食べられるという特色だった。メニューにはタコ焼きもあるが、確かに明石焼きは珍しい。海外で明石焼きを食べられるとは、それだけで特別だ。

 

すっかり色々食べてしまい、明石焼きも2個食べた後だが、一応パチリ。

 

時間も遅かったので、お店は比較的空いていた。

カウンターの端っこでゆっくり、自分のペースで料理を頼み、ビールを楽しむ。

明石焼きは優しい味で、長期出張の疲れを癒してくれた。

 

初めて来たのだろうか。隣の若い中国人男性が店員さんにあれこれ訊いている。

かなり長くやり取りしたが、出てきた料理はうどん一杯だけ。。。。

いったいどんなやり取りがあったのだろうか。

 

まだ勉強を始めていないので、その内容は知る由もないが、中国語って日本語に比べて文字にすると短いが、話すとやたら長い。

MATTが会議で話すと、通訳さんがそれを中国語に訳すと2倍くらいしゃべっている。いつも不思議に思っている。

 

この日はビール2杯、納豆キムチ、ねぎソースタコ焼き、アジフライ、明石焼き。計197元。まずまずだ。

愛想のよい女将さんは、いつも店の玄関まで見送ってくれる。

また次回も一人でぶらっと来るか。

 

翌朝は5時起床。

オークウッド16階のレストランで朝食を。

見晴らしいい角の席にて。

 

次回の広州出張は10月末に4泊5日。

その後は来年1月に4泊5日。2月にはまた2週間近い滞在予定。

監査の仕事(特に室長は)移動ばかり。

体力勝負になるので、しっかり食べてしっかり寝る。

 

来週からは初の香港出張。それが終われば国慶節で日本だ。

今回の出張では副総経理のC条さんも広州に来ていたので、広州スタッフと一緒に夜、お食事に。

 

会場は今年2月にMATTの歓迎会をやってくれた広州家庭料理のお店。

ここのレストランは飾らないお料理と、優しい味付けが日本人にもぴったり。

 

今回初めて食べた、サーモンと薬膳素材のような野菜のサラダ。

これ、意外に美味しかった。

 

スタッフみんなと楽しい食事会ができた。

このお店は何度来ても満足度が高い。また行こう。

 

 

 

今まで海外出張で行った先の国でマクドナルドのハンバーガーを食べるたび、マニュアル通りに作っているお店なのだが、その国に合わせてしっかり現地化しているのだなと感心していた。

 

中国に来てからマクドナルドを食べていなかった。

出張に出ると朝昼晩しっかりご飯を食べる。

そして、満腹の時間が続くことでやがて胃が悲鳴をあげて、少し軽く済ませたい時間が訪れる。

 

そこである晩、マクドナルドをワイマイで頼んでみた。

ダブルチーズバーガーらしきものを頼んだのだが、、、

 

リンゴと比較してもちっちゃ!

2口くらいで食べられそうなほど小さい。

これで800円近くするのって、高くないか。

味もまあ、普通。。。。

次回からはKFCのチキンサンドにする。

広州長期出張の週末は、広州のスタッフがいつもイベントを用意してくれる。

みんなの心遣いに感謝、感謝。

 

今回は広州の南部にある大きな公園を観光して、昼食というプランだったが6日のお天気は朝から大雨。

公園観光は中止にして、昼食会だけになった。

 

ホテルにTanさんがeNP1で迎えにきてくれて、高速に乗って40分強のドライブで会場になるレストランに。

この日はほかにJyoさん、Liさんに加え、ゲスト監査人で参加した購買のGoさん。Soさんは家の用事で参加できなかった。

 

 

肉を使わないいわゆる精進料理を出す店ということで、最近中国人のみならず日本人駐妻の間でも流行っているそう。

本格的なお店はいくつかあるらしいが、広州市内中心部ではあまり無いそう。

 

正直、精進料理と聞いてあまり期待はしていなかった。

しかし、前菜を口にしてその評価は一変。

ずっと約1年、中華料理を食べ続けてきたMATTの胃は、この優しい味を迎え入れて感激した。

 

美味しい旬の素材と、その素材の味を壊さない調理方法、味付け。

盛り付けや食器類に至るまで配慮が行き届き、目にも美しい。

24節に合わせて、その季節の野菜が供されるという。

美味しくも体に優しい。まさに医食同源。

 

前菜。スープが滋味深く絶品だった。

 

うーんと、トマトを素材にしたサラダっぽいお料理。

美味しかったのに思い出せない。。。笑

 

素揚げしたキノコとヘチマのソテー。

 

これは豆のペーストだったかな。

 

お豆腐。

 

ちゃんとご飯(雑穀米の炒飯)も出てくる。しかもお替り自由。

精進料理ではお腹がいっぱいにならない、という人はガンガン食べてください。

 

デザートももちろん温かい。

 

この日はみんながMATTにご馳走してくれた。みんなありがとう!

美味しいごはんを食べながら、楽しい会話ができていい休日になった。

また中華料理の奥深さを知る、いい一日だった。

精進料理、これはリピートあり。また食べたい。