そんな大げさなものではないが。。。

 

56年の人生で初めて大晦日に会社にいた。

中国は韓国などと同じく暦では旧正月なので、年末も稼働している。

年末年始、アメリカ時代はクリスマスシャットダウンで2日から稼働、韓国時代は日本よりも少し短い正月休みがあった。

しかし、ここ中国はがっつりと年末は稼働する。

 

中国人スタッフの3~4割くらいは、昨日、今日と有休を取り、日本人駐在員も単身・独身者は有休を取って日本に一時帰国、家族帯同者も有休。

今日、最終日に出社した日本人は9人中3人。

うち1人は午後に退社、マジメな法務部長のヨシさんはMATTと同じく定時まで。

明日のフライトで一時帰国だそう。4日には戻ってくるので大変だ。

 

いつもより少し早く退社して、アパート地下のモールで買い物をした。

アメリカ時代からひいきにしている韓国系パン屋のTOUS les JOURSでパンを買い込む。ここのおばちゃんはいつも愛想がよく、中国語が話せないMATTに優しくしてくれる。

 

その後いつもの高級(高額?)スーパーに寄って、年末年始に飲み食いする食材を購入。

普段は慎重に選んで買うけど、正月だということで目につくものを手当たり次第買い込む。

それでも600元はいかない。日本のおせち料理に比べるとしょぼくなってしまうが、こちらで過ごす正月は仕方ない。。。

 

ワインとかチーズ、クラッカーとか購入。

昨日通販で買った炊飯器が届いたので、米は貰い物がたっぷりあるので納豆を購入。

足りなくなったらまた買いにくればいい。

 

明日は一日飲んだくれてダラダラ。2日はジムで筋トレ、運動。3日は箱根駅伝見ながら飲んだくれてダラダラ。4日は異業種の駐在員の方からゴルフに誘われたので参戦。

これで短い正月休みはあっという間に終わる。

今年はたまたま4日あったが、例年は元旦が休みだけなのでラッキーだった。

 

年明けから4月頃までは、監査や報告イベントが重なって、滅茶苦茶忙しくなりそう。

この4日間はダラっと過ごすことにする。

 

 

 

 

これ、だいぶ前に観たのだけどレビューを書いていなかった。

 

なんといっても伊藤沙莉が子役時代からを通じて、2015年に初めて主演を張った作品。

子役時代はドラマをあまり見ておらず知らなかったが、彼女を初めて観たNHKの「これは経費で落ちません!」での脇役なのに妙に存在感のある演技に虜になった。

3年前、10年ぶりに「気になる女優さん」を書きたくなったほど、気になった女優さんでもある。

 

「虎に翼」は久しぶりにフルで視聴した朝ドラだったが、伊藤沙莉でないとあの感動は実現できなかったと思うほどの、迫真の演技だった。

 

そんな彼女の記念すべき初主演作はフジの深夜枠「土ドラ」で放映されたこの作品。

今ではドラマ、映画でも普通に取り上げられる「ガールズラブ」が題材と、当時としては意欲的な作品だった。

そんな難しいテーマだったが、まだ今ほどの感情表現を備えていなかったにもかかわらず、フレッシュさと彼女らしい表現力を駆使して、当時の伊藤沙莉としては最高の演技で主人公の小百合を演じている。

 

彼女と恋愛関係になる女性は、父親が再婚した女性の連れ子・ゆい=佐久間由衣だ。

佐久間由衣は当時まだモデルから女優に転身したばかりということもあり、演技はかなりのシロウトレベル。これは致し方あるまい。

現在ではコメディもできる女優として大きく成長している。

 

実はこの時、伊藤沙莉は21歳、佐久間由衣は20歳と佐久間の方が年下。

しかしどう見てもセーラー服の伊藤沙莉は女子高生にしか見えないし、佐久間由衣は大人びていてお姉さんに見える。

 

ある日突然やってきた姉の存在と、その姉から好きかもしれない、と青天の霹靂の告白を受ける。多感な高校生がそんな状況に身を置いたら、どんな表情でどんな言葉を発するか?

想像力と発想の転換、それらを全身で表現する演技力。

特に、ゆいと小百合がキスをするシーン。いったん唇を合わせた後に、少し遅れて反応するかのように伊藤沙莉の唇がほんの少し動くところなどは、細かな演技だが心の揺れが現れていて、21歳でこんな演技するのか、、、、と驚いてしまった。

見ている方もドキドキさせられっぱなしだ。

 

その後少しずつ、様々なトラブルを乗り越えながら、二人の間の距離が縮まっていく過程は瑞々しくて心地よい。

 

同ドラマには、母親役に霧島麗華、小百合の彼氏役に伊藤健太郎(当時:健太郎)、吉川愛(当時:吉田里琴)らが出演している。

 

伊藤沙莉の女優としての原点のような演技が、このドラマで観られる。

彼女のファンであれば、一度は見ておきたい作品だろう。

 

 

土曜日のラウンド後、4人でロンバオのアパートビル一階にある日本料理屋「鉄 TETSU」で遅い昼食を摂った。

 

このレストランは会社の入っているビル一階にもあり、ランチでよく利用する。

ただ、ランチはそれほど美味しいと思ったことはなかったのだが、昨日はお酒を飲みながらいろいろな料理をオーダーし、かなり満足できるレベルであったことに驚いた。

 

中国は手に入る食材が日本にも近いのか、クオリティは本国・日本の料理に比べても負けていないと思う。ここはアメリカや韓国の日本料理屋さんとの違いだろうか。

もちろん競争も激しい分、シェフの質の高さもあるのかもだが。

 

楽しく呑んで食べた最後の締めにラーメンを、となった時にNイーさんが「つけ麺がお勧めです」と教えてくれた。

会社の一階のお店では見たことなかったので、迷わずオーダー。

 

これがまた意外にと言ったら失礼だが、とても美味しかった。

煮干しベースのつけ汁だろうか、これが太麺にしっかり絡んで絶品。

これを68元で提供するとは、、、、また食べたいと思わせる味だった。

とはいっても、自ら進んでというわけではない。

アメリカ・オハイオ時代もサブい中のラウンドは経験したものの、決して楽しいものではない。

風が吹くと、もう死ぬかと思うくらい寒いし、鼻水は出るし、体は回らないし。。。

 

今回は先日の日系企業の会で知り合った同じアパートに住む、某業界最大手損保会社・TK社のY田コウさんからお誘いを受けたので、特に予定も無いしせっかく誘っていただいたので行くことにした。

 

土曜日の朝8時にロビーで待ち合わせ、Y田コウさんの手配してくれた社用車・トヨタグランビアで出発。この車、アメリカではシエナで販売している。

トヨタはこういう大型車を中国でも幅広いラインナップを展開している。

アルファード、レクサス、ハイエースなどなど。さすがだ。

 

快適なドライブでコースに到着。

この日の朝の気温はマイナス7℃。

さすがにほかにお客がいない。。。。

プレイフィはなんと破格の294元。もともと400元なのを更にディスカウントとのこと。

ただキャディさんを一人に一人つけるという条件らしい。

このため4人のパーティなのに、4人もキャディが付く羽目に(しかもキャディフィは150元→200元にUP)。

 

朝、カート乗り場に行ったらキャディさんが10人以上わらわらと出てきた。

客よりキャディが多い光景はそうそう見られない 笑

 

今日のメンバーは、Y田コウさんと同じ会社のY田テツさん、そしてインフラにも強い某大手電機メーカー・T社のNイーさんの4人。

本日のコースGIONEEは、11月に初めてラウンドしたコース。

今日も前回と同じ、INコーススタートだ。

 

キャディさんも防寒対策ばっちり。

それにしても一つのパーティにキャディ4人とは、、、笑

 

風は無かったのでそれほど寒くは感じなかったものの、朝のうちはさすがに冷えて体が回らなかった。そのため前半はショットがすべて左にフックしてしまい、苦しい展開に。

また、フェアウェイもグリーンもカチカチ。

バンカーもカチカチなので、特別ルールでバンカーに入ったら、ノーペナで後ろに出してプレイすることにした。

 

コースもところどころ、水たまりはガチガチに凍っていた。

池に落ちてもボールが跳ねて奇跡の生還、はお約束。

 

前回は白ティだったが、今回は青ティ。

ただ、ところどころ白ティと一緒になっていたところもあり、実際の距離は不明・・・

 

INコース

 

10 ミドル 353y 4-2 ダボ 2Nd WH

11 ミドル 378y 5-2 トリ

12 ショート 170y 2-2 ボギー

13 ロング 516y 4-2 ボギー

14 ミドル 360y 2-2 パー

15 ショート 172y 2-2 ボギー

16 ミドル 380y 4-2 ダボ

17 ミドル 328y 4-2 ダボ

18 ロング 497y 4-2 ボギー

 

【ティショット】

10 △左

11 △

12 〇9I

13 〇左

14 〇右

15 〇8I

16 △右

17 △右

18 〇左

 

MATT 49 ティショット、アイアンショットが左に曲がってゴルフにならない

Y田コウさん 47 お上手です

Y田テツさん 47 こちらもお上手です

Nイーさん 54 いつものゴルフができず苦戦

 

アイアンショット、アプローチは好調なのだけど、やはり苦手のドライバーは練習不足と寒い環境のため、イマイチすっきりと振れない。

そのため2打目以降が計算できず、スコアが作れなかった。

 

10番は、池のそばのラフから5Iで打った球が左にフックして池に。。。

 

花道やグリーンがカチカチなのはお約束。

どの程度跳ねるかも計算しながら攻めるが、そもそもこんな日にゴルフやること自体無理がある。とんでもないショットが出たりするのをみんなで楽しみながら、が正解。

 

後半は陽も高くなって、穏やかな気候に。

フェアウェイ、グリーンも多少柔らかくなってきた。

 

OUTコース

 

1 ミドル 335y 3-0 バーディ

2 ミドル 333y 4-1 ボギー

3 ショート 153y 2-3 ダボ

4 ロング 458y 3-2 パー

5 ミドル 374y 3-2 ボギー

6 ミドル 271y 3-1 パー

7 ショート 138y 2-1 パー

8 ロング 495y 4-1 パー

9 ミドル 353y 4-2 ボギー

 

【ティショット】

1 〇右

2 △左

3 △左8I

4 〇右

5 〇左

6 〇5I

7 〇PW

8 X左

9 〇右

 

MATT 49-40 89 後半はまあまあまとまった

Y田コウさん 47-43 90 なんとこの環境でベスト更新だったそうで、おめでとうございます

Y田テツさん 47-44 91 後半は少し苦戦でしたね

Nイーさん 54-48 102 あがり3ホールの連続ダボが痛かったです

 

後半は前半にさらに輪をかけてアプローチが冴えて、6~8番はピタピタに寄ってのパー。

1番もカラーから下りのスライスライン8mをねじ込んでのバーディと、冬ゴルフには欠かせない寄せワンができたことで、スコアがまとまった。

 

そしてもう一つは、今日はバンカーを打たなくてよかったのがもう一つの勝因?かも。

それだけMATT、バンカー下手くそなんだなあ。。。

たぶん、バンカーがちゃんと打てればAveも1打は違うと思う。

 

もう年内はゴルフはしないだろうと思っていたけど、いい気分転換になったし楽しいゴルフができて感謝。

ちなみにNイーさんから1月4日も行きませんか、と誘われたのでもちろん参加することに。

なまった体を動かして、5日からの仕事始めに備えるか。

いきなり広州出張だけど、、、

宅配便は普通、一階ロビー奥にある倉庫のようなところにストックされて、届いたら各自ピックアップしていく。

だが、生鮮品などは部屋の前まで届けてくれるようだ。

 

木曜日、アパートのフロントから写真付きメッセージがWeChatに届いた。

生鮮品をお部屋の前に置いておきます、とのこと。

 

夜、部屋に帰ると2つの大きな箱が確かに置いてある。

しかし身に覚えがない。

宛先はMATTの名前が書いてあるので間違いない。

 

開けてみると中身は真空パックの苺。

 

しかもこれが3パック/箱 X 2箱も。

一体だれが・・・・?

記憶にないので気味が悪い。

 

念のため、Sネパイセンに聞いてみたら、そんなものは届いていないとのこと。

会社の福利厚生の品でも無いようだ。

途方に暮れていると、電話が鳴った。

 

それはBUNさんからで、ここで謎が解ける。

日ごろお世話になっているので、知り合いに送ってもらったとのこと。

Sネパイセンの分も手配してくれたようだった。

そんな気を遣わなくていいと伝えて、礼を言って電話を切る。

 

開けてみると、大粒の苺が8個も入っていた。

頂いてみたがとても甘くておいしい。

名産品を謳うだけはある。

 

MATTの母親の実家が昔、苺農家をやっていたので苺は子供のころから良く食べていて、美味しい苺にはうるさいつもり。

Sネパイセンに3パック渡しても、まだ2パック残っているので残りは正月のお楽しみにとっておこう。。。

 

BUNさん、ありがとう。

今回の出張は、リモートでも良い出張だった。

ある拠点のSOX監査結果を総経理に報告するのだが、外部監査法人の監査結果を代わりに報告するだけのために、二泊三日かけて広州へ。

将来的にはリモートにしようと企んでいるが、今回は初めてだし広州の部下とも定期的にコミュニケーション取りたいので行ってきた。

 

広州へは3時間ちょいのフライトだが、いつも満席だし地味に疲れる。

月に一回はどこかに出かけ、一回出かけると監査なので1週間は滞在する。

こんな生活がずっと続き、4月と11月は日本でグローバル監査会議で出張、年に4回は長期連休があるので日本に一時帰国。

一体こちらにいる間に何回飛行機に乗るのだろうか。

ちなみに国内出張で使う中華航空(CA)のマイルは、すごい勢いで貯まっていく。。。笑

 

いつもの広州中心部のOakwoodではなく、今回は少し郊外にあるINTER CONTINENTAL HOTEL。ホテル周辺に飲食店が無いのが少し不便。

2日間とも一緒に行ったLiuさんと、10分弱歩いたところにあるモールに行って夕食を食べた。

中国のホテルはアメリカと同様に、部屋は広々としていて居心地よい。

また朝食ビュッフェがとても豪華。

色々食べたいが太るので、いつもサラダとパンになってしまう。

でも次回ここに来たら、ライブキッチンの麺を食べてみよう。。。

 

Liuさんが中華航空のゴールド会員か何かなので、空港ラウンジやエクスプレスレーンを使えて、快適な旅だった。

帰りの広州白雲空港でお昼を食べる。

ちゃんと麺をキッチンで作ってくれるが、これが結構旨い。

飛行機の中で出る弁当に飽きてきたので、これはありがたかった。

中国は食事が美味しいので嬉しいが、油料理はできるだけ控えて太らないようにしないと。。

 

夕方、北京首都空港に到着。

今日は広州も少し肌寒かったが、気温差は昨日などは30度近くあった。

(広州25℃、北京マイナス3度とか。。。)

冬の出張は本当に体がおかしくなりそうだ。


誰だかわからないが、背の高い男性とその奥さん、子供を取り囲む人の群れ。

スマホやカメラで撮影している。

Liuさんに聞いても誰だかわからない。

多分、有名人みたいなのだが、、、笑

 

とりあえず、今年の出張は広州への3回の出張で終了。

来年は年明け早々にまた広州へ1週間、その後は2月に2回、3月に2回。4月は日本出張。

2月は春節の一時帰国もあった。

ひとまずは2月の一時帰国まで頑張るか。

まさかあの名作「ナイルパーチの女子会」の原作者である柚木麻子による原作とは思ってもみなかった。「ナイルパーチの女子会」のような胃がキリキリとねじられるような、女と女の心理戦のようなストーリーと違って、痛快なコメディタッチだったからだ。

だが、黒川敦子ことアッコちゃん(戸田菜穂)とその部下でアッコちゃんの導きで自信をつけて、一人の女性として強く成長していく澤田三智子(蓮佛美沙子)のシスターフッドストーリーというのがわかると、なるほどと思った。

 

10年前の作品ということで、戸田菜穂も蓮佛美沙子も若い。

が、このお二人はさほど今と変わらないように見える。

当時、戸田菜穂は41歳、蓮佛美沙子に至っては24歳だ。

10年経っても奇跡のように変わらず美しい二人に驚きを禁じ得ない。

 

アッコちゃんを演じる戸田菜穂のドSぶりはなかなか新鮮だった。

特に序盤の営業部長役の時はアップした髪、真っ赤なルージュに黒のタイトスーツ、コートにヒールとまるでSMの女王様のよう。なかなかこんな戸田菜穂は見られないので新鮮だった。

そして、そのドSな戸田菜穂にビシバシしごかれる蓮佛美沙子。

まだ20代の初々しさがこれまた新鮮。もともと大人っぽい顔立ちだからだろうか。現在の方が外見と役柄がマッチしてきている。

 

序盤の展開からはドロドロな予感だったが、、、、、

 

物語は一見冷酷なアッコちゃんが三智子が自身で考え行動し、決断する一助になるようなアドバイスや助け舟をさりげなく用意してあげ、それに応えるかのように三智子が少しずつ成長していくというお話。

 

そして軸になっているのが「食」である。

劇中でも「あなたの体はあなたの食べているものでできている」「食べることは生きること」と、アッコちゃんが言うように、食に対する作者の想いが詰まった言葉がちりばめられている。

 

亡き母がよく言っていた。

母が幼い頃に祖父や祖母が亡くなっていった過程を見て、年寄はだんだん食が細くなって死んでいく、と。まさに食べることは生きることなのだと。

そのせいか、母は食に対してものすごく敏感で、色々な食材に関心を持ってよく食べていた。

料理も丁寧で美味しかったのが思い出される。

そんな母親に育てられたからか自分も食べるのは好きだし、昼食を抜いて仕事をするとかは考えられないタイプだ。

 

話が逸れた。

アッコちゃんと三智子のシスターフッドな関係と三智子の成長譚が描かれているのを見て、三智子を演じる蓮佛美沙子の女優としての成長も見られた気がした。

このドラマの10年後に同じNHKで「バニラな毎日」というドラマで主演。

こちらも永作博美とのシスターフッドな関係のドラマであったが、このドラマでの演技は圧巻だった。20代でもしっかりした役作りでさすがと思ったが、30代であの安定感。40代に向けてもっといい女優さんになるのだろうと期待が膨らむ。

 

まだ24歳だった蓮佛美沙子。

今は落ち着いた大人の美女だが、10年前はこんなに可愛らしかった。

倉科カナのように、いい歳の取り方をしている。

 

 

野呂佳代はこの頃から欠かせないバイプレイヤーとして活躍していたということがわかった。

また三智子と恋仲になる古本屋の美青年役に、成田凌。

この頃はまだ役者としては無名だったと思う。

三智子の新しい上司に堀内敬子(こちらも若々しく美しい)。

 

そのほかの共演者は駿河太郎、浜野謙太(若い!)、田山涼成、鶴見辰吾、高橋努、西尾まり、吉田ウーロン太など。真野恵里菜、朝倉あきなどもゲスト出演。

 

脚本は、「転職の魔王様」 「あのクズを殴ってやりたいんだ」 「波うららかに、めおと日和」とよい作品を担当している泉澤陽子。

 

10年前のドラマ、まだまだ良作があるのでもっと発掘したい。

BUNさんお勧めということで、今日Sネパイセンも誘い3人で韓国料理のお店が集まるエリアに出かけた。

BUNさんは地下鉄でMATTたちのアパートに来てくれ、合流しタクシーで移動。

なぜかBUNさん、メルセデスEクラスのタクシーを呼んだ。

なんでやねん、と思っていたらお店に到着して納得。

 

偉い高級な佇まいのお店で、到着するとベルボーイがドアを開けてくれる。

店に入ってからも、店員さんがうやうやしく出迎え、個室では専属のマネジャーが付いて、サポートしてくれるのだ。

店のある辺りは日本人学校もあるが、現代自動車の駐在員たちが多く住んでいるエリアで、いわゆる韓国街が形成されているそう。

 

そして肝心のお料理だが、、、、

それなりの値段はするものの、お肉もお料理も韓国で食べるのとそん色ないくらい美味しい。

韓国で1年半住んだ人間が言うのだから間違いなし。

Sネパイセンは「今まで食べた韓国料理の中で一番うまい」と感動していた。

 

チョレギサラダが最初に出てくるのはお約束。

キムチやパンジョンも美味しい。

 

肉はサムギョプサルとカルビをオーダー。ハラミも欲しかったが。。。。

 

サービスのデザートがよくできている。

きめ細かい氷を使ったかき氷にたっぷりのあずきとクルミなどが入っていて、味、食感ともにレベル高い。思わずお替りをしてしまう。。。。

 

テンジャンチゲ、海鮮ラーメン、冷麺をそれぞれ頼んで3人で分けたら、もうお腹がいっぱいになってしまう。これだけ食べて(ビールも3本飲んで)1000元いかない。

お店は高級な作りだが、それほど滅茶苦茶高いわけではない。

もちろん、安くもないので客層を見るとみんなそれなりの人しか来ていなかった。

 

すっかりお腹いっぱいになって外に出ると、BUNさんが呼んだタクシーはまたも高級車のBMW5シリーズ。さては見栄を張っているな。

だって、このあと行ったIKEAではカムリだったし。。。。笑

 

近所にあるIKEAに寄って、散歩がてら生活雑貨などを購入。

実はIKEAはアメリカで初めて行って、今回中国でも訪れたが日本では行ったことがない。

まあ、どこに行ってもお店の造りは同じだと思うが、、、

椅子に座る時のクッションや、ラーメン用のどんぶり、アロマキャンドルなど購入。

 

その後、BUNさんがたまに利用するという韓国食材店へ。

ここは韓国時代を思い出す懐かしい商品がいっぱいで、ついついお菓子やラーメン(好きだった安城湯麺)など買ってしまう。

 

こうしていつも疲れた体をだら~んと休ませているだけの休日が、今日は有意義な一日となった。BUNさんのおかげだ。ありがとう。

 

SEMENSなど外資系大企業の本社のあるエリアに、メルセデスの中国本社があった。

自社ビルなのだろう。てっぺんにスリーポインテッドスターが鎮座しており、くるくると回っていた。八重洲駅の一等地にはBMWの日本本社があるが、ドイツ外資系のこういったところのコストが全部車の価格に含まれていると思うと微妙な気持ちになる。。。

昼ご飯。

最近は週に2回は駐在員と、3回はローカルスタッフと行くというルーティンとなっている。

やはり、レパートリーを広げるにはローカルスタッフと一緒に出掛けるのがいい。

夜はいつもサラダだけしか食べないので、昼はできるだけ栄養価の高いものを食べたい。

 

水曜日は朝鮮族のBUNさんが強く推す韓国料理屋へ。

そこはまるでソウルの大衆食堂のような佇まいで、とにかく安くて旨いが売り。

昼から焼肉を頼んで、テンジャンチゲと一緒にがっついてしまう。

それでもLiuさんも入れた3人での割り勘で60元。安い。

締めにアイスバーが無料でついてくるのも、韓国風で懐かしい。

(網もおっちゃんが頻繁に代えてくれるサービスはソウルと同じ)

会社からやや遠いけど、いいお店だ。

 

 

金曜日はいつもの隣のビルのフードコートで、こちらも大衆食堂。

ガテン系には嬉しい大盛りが売りの店。

おかずは2種類か4種類の二択しかない。

初めてなので試しに4種類をチョイス。

おばんざい屋さんのように、目の前にある10種類ほどの料理から選ぶと、おばちゃんがドバっと盛り付けてくれる。この勢いの良さも大衆食堂のそれ。

値段は30元。これにスープとヨーグルトが無料でついてくる。

2種類ならもっと安い。

 

見た目はともかくも、味はとても美味しい。

日本で出しても違和感ない味付けだ。

ただ、量が多くて食べきれないのと、油っこいのがやや残念なところ。

この日は頑張って食べたが少し残してしまう。次回は2種類でいいな。

また、油が合わなかったのか夜まで胃が重かった。

 

先日の異業種駐在員が集まった飲み会で、某大手総合商社の方が言っていたが、トヨタは各国の駐在員の健康調査結果をデータで分析していて、中国の駐在員が一番健康を害する確率が高いのだとか。さすがトヨタ。そんなデータまで、、、

 

ということで、食べるものには気を付けたほうがよいのだろう。

特に中国は油をよく使った料理が多い。

最近は健康志向で中国人(中流階層以上)も、油をたくさん使った料理は避け始めているという。

特に日本人は油っこい料理を食べ慣れていないので、意識的に摂らないようにしないとアカンと思った。

 

このシリーズは警察モノが好きな人には、刺さる作品。

今回のお話も警察官や警察組織の光と陰を時にドライに、時に熱く描いていて刑事ドラマ好きにはその世界観にどっぷりハマれる良作だ。

 

前作に続いて如月塔子(木村文乃)の成長物語を軸に、連続殺人事件を追う捜査一課11係の面々の活躍を描いている。自身と同じく刑事だった父への憧憬と、大きなミスを犯した父親の娘という負い目を乗り越えて一回り成長した塔子だったが、トレミーこと八木沼雅人(古川雄輝)の仕掛けた爆弾に巻き込まれたことで、トラウマとなってしまった。

そして、そのトラウマをどう乗り越えて一人の刑事として成長していくかが今作のテーマとなっている。

 

前作では段田安則演じる捜査一課長が塔子を陰で支える存在だったが、今作では勝村政信演じる手代木管理官がその役目となっている。ラスト付近でわかるが、実はかつて塔子の父親・如月功(仲村トオル)の部下だった男だ。

そして、塔子を文字通り見守り導く先輩刑事・鷹野(青木崇高)も健在。

 

謎が謎を呼び、複雑に仕掛けられた罠とトリックを塔子や鷹野、11係の面々がチーム力で核心に迫っていく脚本は前作から引き続き堪能できる。

今回も謎解きは二転三転し、最後まで目を離せない。

 

特に11係と公安が追っていた容疑者・通称OXが、志田(山本浩司)ではなく藤崎(赤堀雅秋)

というあたりは読み通りではあったものの、上手い演出でがっかりはさせない。

色々と都合よく展開する部分はあるけれど、5話という短い話の中で完結させるのだから仕方ない。それよりもこういうドラマは、全体の流れが良いかどうかが大事だ。

 

そしてクライマックスの爆弾の解除をするシーンが秀逸だった。

爆弾処理がクライマックスの作品は多々あるが、最後は必ず解除できるとわかっているのに、なぜあんなにものめり込んでしまうのか。

それは、爆弾が爆発しないことがわかっていても、その過程をどう魅せるかが大事であり、そこが作家、脚本家・演出家の腕の見せ所であろう。

 

塔子が爆弾処理を行うことになり、警察では処理できないとわかって助けを乞うたのが、今は死刑囚となり刑務所にいるトレミーであった。

トレミーから携帯のカメラを通して指示をもらい、爆弾処理にあたる塔子。

緊張の極限にいる塔子に、トレミーは好きな食べ物は何か?などとおよそこの場面に似つかわしくない質問をする。

しかしそれは自分を、家族を助けてくれなかった警察や如月功、塔子に対する憎悪という固く分厚い氷が少しずつ解けている証拠だった。

 

対する塔子も極限状態でのトレミーからの日常会話に、少しずつ落ち着きを取り戻していく。やがて二人の間には奇妙な連帯感と、今までに感じられなかった距離感が芽生える。

トレミーは最後にカットする回路を、2つあるうちの右側だと伝えて電話を切るが、同時に早瀬係長(渡辺いっけい)から、入手した爆弾を作ったテロリストのマニュアルには左側と書いてあるという情報が入ってくる。

 

テロリストのマニュアルか、トレミーの言葉か。。。。

トレミーは電話を切ったあと、塔子に対してさよならとつぶやく。

そして塔子の選んだ回路は・・・・・

 

ここもお約束でありながら、最後に塔子がトレミーを信じることで爆弾は処理できて多くの人々の命を守ることができる。

そして塔子もトレミーにさよなら、とつぶやく。

トレミーは塔子への憎悪を乗り越え、彼女を解放した。

そして塔子自身もトレミーや父親を苦しめ、自らもその渦中でもがいたあの17年前の事件から解放されたのだった。

 

清々しいラストシーン。

でもこの流れで次回作の「蝶の力学」へとなだれ込みたかったが、先に観てしまった無念。。。

 

その他出演者は、この作品から平岳大に代わって藤本隆宏が。

北見敏之による、刑事ものには欠かせないオヤジさんポジションの演技も素晴らしい。

嫌味な公安刑事に前川泰之と高橋努。これまた180cm超の長身コンビ。

 

長身の刑事をそろえたドラマというと1984年放映の「私鉄沿線97分署」を思い出す。

鹿賀丈史、小西博之が180cm、時藤三郎と古尾谷雅人が188cm、四方堂亘が182cm。検視官の渡哲也も180cm。

皆が揃うとなかなか壮観な光景だったが、この殺人分析班シリーズも負けず劣らずの長身刑事ばかりで見栄えがよかった。

 

話が逸れてしまったが、2019年以降WOWOWでは新シリーズが作られておらず残念。

いつかまた木村文乃の刑事ものを観てみたい。

そう、あの竹内結子が演じた姫川玲子のような。