嬉々として | 今日もひとこと、ほめてみた。

今日もひとこと、ほめてみた。

ほめるのは、ちょっぴりの勇気で、びっくりの展開。
日本ほめる達人協会 顧問 松本秀男

昨夜家に帰ると、次男の髪が短くなっておりまして。

 

床屋さんに行ったようです。

 

 

「さっぱりしたね」

 

 

と、言えば、うん、と頷いておりました。

 

 

大学1年生の次男。

 

この春、大学に入学したものの、ステイホームで、3月の健康診断以外は大学に行っておりません。

 

オンライン授業も、こちらのカメラをオンにすることはほぼないようなので、ヘアスタイルも着る物もかまうことなしの毎日。

 

耳までかぶるくらいに髪も伸びておりました。

 

昭和の時代のバンカラ崩れみたいな感じになっており、

 

 

「なんか、大学生っぽくなってきたなあ」

 

 

なんて私が遠い昭和のキャンバスを思い出しながら言ったら、

 

 

「意味わからん!」

 

 

と笑っておりました。

 

確かに、彼らはコロナ時代のある意味、被災者。気の毒な話です。

 

で、そんな中で髪を切ってきたので、次男が歯磨きしながら居間に来た時に訳を訊いてみます。

 

 

「で、なんで、髪切ったの?どっか行くの?」

 

 

次男は歯ブラシを咥えたまま、

 

 

「○□△○!」

 

 

とモゴモゴ言うので、

 

 

「ん?南国?」

 

「!? ○□△○!」

 

「ん?万博?」

 

「!!!? ○□△○!」

 

「ん?あんみつ?」

 

「ふがー!!!!」

 

 

と、父のしょうもないボケだか、本当のボケだか分からぬ返答に業を煮やしたか、洗面所に走って、口をゆすぎながら、

 

 

「大学!!」

 

 

と叫んでおりました。

 

 

「そうなんだ!」

 

 

再び居間に来た次男に、

 

 

「初・リアル授業?」

 

 

と言えば、

 

 

「だね」

 

 

と、ちょっと嬉々とした顔で答えておりました。

 

嬉しかろうなあ。

 

そしてある意味、微妙な緊張もあるかも知れません。

 

緊急事態宣言がひとまず開けて、ようやく彼のキャンパスライフが始まります。

 

 

「入学おめでとう」

 

 

と、あらためて言ったら、

 

 

「ありがとう」

 

 

と、笑顔で、部屋に戻って行きました。

 

 

コロナで振り回されている私たち。

 

けれど、それがずっと続くわけではありません。

 

 

いつか必ず、穏やかな日常が帰ってきます。

 

新しい時代が始まります。

 

 

そのためにも、元気でいなくては、ですね。

 

感染対策も、自粛も、素晴らしい未来の、穏やかな毎日のため。

 

 

東京はまた、新規感染者数が増えています。

 

 

頑張りましょう。

 

 

今日もイイ日に。