今日もひとこと、ほめてみた。

今日もひとこと、ほめてみた。

ほめるのは、ちょっぴりの勇気で、びっくりの展開。
日本ほめる達人協会 専務理事 松本秀男

私が家業のガソリンスタンドを手伝い始めたのは、37才の頃。

 

足立区の千住のはずれの寂れ始めた商店街の真ん中の、古い小さなお店でした。

 

 

商店や街の皆さんに支えられる店ですんで、商店街の仕事や地域活動などもずいぶんとやらせてもらいました。

 

昨日のブログの「高校生ボランティアアワード」ならぬ、

 

 

「中高年ボランティアアワ〜、だど!」

 

 

みたいな。

 

 

お祭りだ、町内の清掃だなどの行事はもちろんですが、

 

 

「まっちゃん、向かいのおばさんちで電球切れちゃったって。変えてあげてくれない?あたしじゃ背が届かないしさ」

 

 

なんて、パン屋のおかみさんに頼まれて、

 

 

「へいへい」

 

 

とか言って店空けて直しにいくとか、まあ、いわゆる下町のご近所付き合いなものまで。

 

 

支え合い、ですね。

 

 

昨日のボランティアアワードでも、こんなお話がありました。

 

 

「助けてあげる、という、上から目線でするのではなく、自分ができることをするだけ」

 

 

立場が違うわけではなくて、その時出来ることや得意なことに違いがあるだけのこと。

 

相手にとって役に立つ何かがあれば、それを差し出すまでのこと。

 

逆もありで、相手に差し出されることもある。

 

まさに支え合い。

 

 

私が商店街に戻ってきて最初の「盆踊り」の時のこと。

 

商店街のメインの通りでささやかな「盆踊り」とともに、夜店を出します。

 

 

「まっちゃん、何が得意だい?」

 

「いや〜、夜店とかやったことないです」

 

「趣味はなんだい、まっちゃん」

 

「強いて言えば、最近はキャンプとか」

 

「いいじゃん、バッチリじゃん、焚き火とかバーベキューとかする?」

 

「まあ、やりますけど」

 

「じゃあ、トウモロコシ焼いて!」

 

「焼きトウモロコシはやったことないす!」

 

「炭火焼きはさ、火を起こせなきゃ始まらないだろ?十分な能力だよ、まっちゃん!」

 

 

商店会長の魚屋のゲンさんに上手いこと乗せられ、そこから10年くらいトウモロコシ担当でした。

 

(そのあと、イカ焼き担当に出世します)

 

 

真夏の日差しがまだ残る夕方からトウモロコシ200本(以上)の皮むきを始めて、ずっと炭火で焼き続けるのはなかなかな修行のようでしたが、

 

 

「ここのトウモロコシは甘くて最高」

 

「さっき買って食べたけど、もう一本食べたくて来たわ!」

 

 

なんて言われてしまうと、自分の中の小さな得意も誰かの笑顔につながるのね、などと報われます。

 

 

まあ、もともと得意とも思っていませんでしたけど、たまにキャンプをする程度だし。

 

ですが、他人にしてみたら、それが役に立つこともある。

 

 

小さな得意。

 

いま、自分に出来ること。

 

 

それを差し出し合うのが支え合いで、

 

それで出来上がっているのが、世の中ですものねえ。

 

 

昨日の高校生の皆さんを見て、

 

あらためて、自分に出来ること、

 

自分の小さな得意を探して、

 

そして差し出していこうと思いました。

 

 

今日もイイ日に。