ほめ達!の研修を受けていただいた方としばらくぶりにオンラインでお会いして、
「いやー、松本さん。やっぱりなかなかほめ達になれなくて」
なんてお話になりました。
「家族のいいところをさがして、一所懸命ほめたんですけど、続かなくて」
「そうだったんですね?!」
「はい、ほめるところをひと通りほめたら、もうほめるところ探せなくて」
おおお、よく聞くお話、「ほめ言葉の品切れ」(笑)。
「同じことを何度も言うのも、わざとらしいですよね?」
なるほど、お悩みは分からないでもありません。
こんな時にお答えすることはいくつもありますが、その時はこんな風にお答えしました。
「いったんほめるのをやめてみたらどうでしょう?」
「あれ、ほめなくてもいいんですか?」
「無理にほめようとすると、大変ですから」
「なるほど」
で、こんな風に付け加えました。
「ほめるのをやめて、愛する、にしてみるとか」
ほめ言葉を言うことが大切なのではなく、いかに相手を愛するかということが大切。
「もしくは、ほめるのをやめて、感謝する、にしてみるとか」
相手への感謝を探していくと、自然な言葉が生まれてきます。
「ほめるのをやめて、応援する、にしてみるのも」
相手に寄り添ったり、背中を押す言葉がかけられますよね。
「ほめるのをやめて、笑顔にする、とか」
目の前の人を笑顔にする。そう思えた途端に、自分の心の空気が入れ替わります。
そんなお話をしたら、その方のお顔が、みるみると明るくなりました。
「ほめ言葉は増やせないかもしれませんが、ほめ達にはなれそうです!」
そんな素敵なことを言っていただけました。
今日もイイ日に。
松本秀男 著書:
●「ほめる」は最強のビジネススキル!(悟空出版)
https://amzn.to/37lelys ;
●できる大人のことばの選び方 (青春出版社)
https://amzn.to/2NezFhq
●できる大人は「ひと言」加える(青春出版社)
https://goo.gl/9U8PM2