☆冬です! カサカサ・アトピー悪化してませんか?
こんにちは、松本比菜(まつもとひさ)です。
冬になると、カサカサ・アトピーは悪化します。
というか、「アトピーとサヨナラ」できてない場合、夏の間は無症状でも、寒くなり、空気が乾燥してくると、またぞろ症状が表れてくる。
これは、「完治」していない証拠です。
「今年は大丈夫かと思ったんですが」
そんなお言葉もよく聞きますが。
残念。
そんなにカンタンには、手を切れないのがアトピーですよね。
アトピー性皮膚炎には、みなさまご体験の通り、
・「夏に悪化」型=「湿熱血熱」がメイン
・「冬に悪化」型=「血虚生風( or 血熱風燥)」がメイン
の2パターンがあります。
このうち、夏に悪化しがちな「湿熱血熱」をメインパターンにお持ちの方は、そろそろ症状が落ち着いて、ラクになっておられると思います。
問題なのは、冬に悪化しがちな、「血虚生風」パターンの方々。
これはどういう意味かと申しますと。
皮膚のうるおいが足りないと、痒み=「風」が発生するよ、という病症のこと。
身体のよくない症状を起こす「邪」には、6種類あり、そのうちのひとつが「風」と呼ばれます。
症状が、自然現象としての風に似た動きをすることからそう理解されます。
このタイプの悪化の仕組みは、こう。
・もともと皮膚が丈夫でない=外界から皮膚&身体を守る仕組みが弱い
・冬になって気温が下がり、空気が乾燥してくると、もう皮膚は限界
・カサカサがひどくなり痒みが起こり
・耐えられず掻いてしまうと、いつもの悪化に
中医学では、病気を引き起こす「邪気」が強いというより、身体を正常に保つ「正気」が弱くて起こる病気のパターンだと考えます。
ですから、「外界から皮膚&身体を守る仕組み」を強化してやることが欠かせません。
実際には、今起こっている炎症=「熱」をまず鎮め、赤みや痒みがある程度おちついてから、皮膚と身体を強化するお手当へ進みます。
このタイプの方のお身体には、ご自身はきづいていなくても、
・胃腸の働きが弱め
↓
・消化吸収&栄養の活用が充分でない
↓
・何でも治りにくく、丈夫にならない
という弱点が隠れていることが結構あります。
こうした弱点を克服するのは、やっぱり漢方薬しかないとまつもとは思ってます。
あ、それから、「養生」ですね。
化学薬品で何とかなる世界ではないかな、と。
ということで。
冬に悪化するカサカサ・アトピーをお持ちの方。
1~2月に、大ブレイクしてからでは遅いです。
キケンな兆候が現れる前に、ぜひ対策を始めてくださいね!
ちなみに、いくら「胃腸の働きが弱め→丈夫にならない」の仕組みがあったとしても、すでにカサカサ&痒みが出ていれば、胃腸のお手当だけやってても症状は治まりませんよ。
対策の順番は、守ってくださいね~。
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