☆生理前に悪化する 理由と対策
こんにちは、まつもとです。
アトピーの症状にはいろいろなパターンがあります。
中でも、
「生理前に悪化する」
というパターンを持つ方。
赤みや痒みのある時期、結構よく見られます。
これには理由があるのです。
その原因を、考えてみましょう。
女性の生理=月経とは、大雑把に言って、
老廃物を血にくるんで排出する
ことです。
そのため、月経が近づくと、排出分の血の材料を、身体の中に蓄えようというスイッチが入ります。
体内にいろんな老廃物が溜まりやすくなっていると。
排卵から月経までの、「高温期」の時期には、そうした老廃物の勢いが強くなります。
生理前に、むくみや身体の重だるさを感じることがあるのも、このためです。
また、女性の月経周期を見てみると。
月経開始とともに下がった体温は、排卵とともに上がり高温期となります。
体内に「熱」がこもる時期なんですね。
のぼせやほてりなど「熱」の症状は、この時期に盛んになることがあります。
さて。
アトピーというのは、中医学的には、
「老廃物」+「熱」
(湿熱)です。
だから、炎症が起こった部分は、
・熱を持って赤く
・痒く
・プツプツしたり
・ジュクジュクしたり
するんです。
ということは。
そうです。
「老廃物が溜まりやすく」、「熱を持ちやすい」生理前には、アトピーの症状も強くなりやすいのです。
これが、生理前にアトピーが悪化する原因です。
そこで対策としては。
1、排卵から次の生理前の悪化する時期に、
「『熱』を取る漢方薬をバージョンUPしておく」
老廃物を排出する漢方薬は、もとから必須ですから、この時期に「熱」の対策を強化する方法を取ります。
急性症状が鎮まってきて、プツプツやジュクジュクがなくなってきたあとは、老廃物排出の漢方薬をベースに使わなくてよくなりますが、生理前の悪化時期だけ復活させるのも手です。
2、生理が終わってから排卵までの時期に、
「できる限り皮膚をキレイにしておく」
排卵から次の生理までの高温期は、ある程度悪化するのも織り込んで考えます。
調子のいい生理後から排卵までのこの時期に、皮膚を丈夫にする漢方薬をしっかり使い、悪化要因をなるべく避けて、コンディションを整えて高温期に備えます。
急性症状が真っ盛りの間は、皮膚の材料を補うことができません。
食べものや睡眠時間、気持ちや皮膚に触れるものなど、アトピーを悪化させるようなものごとを遠ざけ、漢方薬をしっかり服んで、とにかく「赤み」「痒み」「腫れ」を早く鎮めるよう努めましょう。
男性には月経周期がないので、この分だけ有利だなぁと思います。
まあ、「お仕事カンケーの飲酒」を避けられないって女性は男性より少ないので。
これを考えに入れると、同じようなものかもしれませんね。
お酒を飲むと、翌日の痒みは猛烈ですよね……
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