【自生する庭】 | キセキを紡ぐ Rut of hope

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うちのナゾ野良アサガオのナソが解けた。 

昨年秋の遊び場マルシェ用に取ってきた、良い感じの蔓性植物がアサガオだったんだと思う。

アサガオっぽい種が付いていたのを思い出した。

野いちごならいいなぁーと思いながら、使わなかった蔓を庭の隅に積んでいたのだった。


欄の鉢から出ていたナソのイネ科ちゃんも、ポン太さんがコメントでカナリアシードだと教えてくださった。

今日届いたすずめごはんの原材料を見たら、カナリアシードが入っていたよ。

すずめたちが零したカナリアシードから発芽したんだな。

おもろー


カナリアシードはかわいいから好きだ。

タベてみたいな(え?


環境が合っていたらこぼれ種から発芽してくれる。

きっと発芽して育つ時期まで待機してるんだろうな。

しょくぶつってすごいなー

 

ちゅーことで

チヒロサトさんのFacebookより転載させていただきます。

いつもありがとうございます。

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 【自生する庭】

 

うちの庭では、自生してくる植物に何でも勝手に生えさせているのだけれど、そうすると春先からいろいろな花が次々と咲き始め、5月も半ばにもなると、百花繚乱になってくる。

 

 

自然はまったく無駄がない。どんなところでも、その土地、その季節にぴったり合うような植物が必ずあって、そういうのがちゃんと生えてくるのだ。一つの花が終わったら、もう次の花が咲き始め、次々と入れ換わっていく。土も毎年変わっていくので、生えてくるものも毎年変わってくる。

 

 

そういうのを見てまわっているだけでも、作られた庭には決してないような面白みがあって、毎日見ていてもぜんぜん飽きない。実際、毎日変わっていくのだ。特に5月から6月にかけては、植物がどんどん伸びていき、次々と花を咲かせ、実が大きくなっていく。蝶や蜂や甲虫も、次々と現れ出す。

 

春から初夏にかけては、私の一日は、朝ご飯のサラダにする野草をザルに集めることから始まる。お茶には、白樺やヘーゼルの若い葉っぱを入れたり、ミントや野生のタイムを入れたりする。そんなのも、ほとんどすべては勝手に自生してきた植物だ。

 

 

ピンクの一重のバラは、けっこうどこにでも自生している野バラで、赤い実がなる。これは、冬になって霜が降りると、柔らかくなって、甘くなる。何もしなくても、すごい勢いで茂ってくるので、去年はずいぶんたくさん実が採れた。それでジャムをたくさん作って、冬中ずっと食べていた。バラの実は、ビタミンたっぷりっていう感じの酸味があって、りんごジュースを入れて煮ると、意外とおいしいジャムになる。

 

野バラの花びらはいい香りがするんだけど、一重なのでジャムとかにするほどは花びらが採れない。それで、庭に生えているエルダーフラワーやミントと一緒に水に入れたら、これがなかなかすばらしい飲み物になった。レモンの香りがする野生のタイムと、自家製のリンゴ酢を少し入れた。

 

 

5月は、香りのいい花がいろいろ咲く季節でもある。エルダーフラワーは、生け垣のところに自生してきて、けっこう大きくなり、たくさん花をつけるようになった。これは独特の甘い香りがするので、発酵サイダーを毎年10リットルくらい作っているんだけど、干してお茶にしたりもする。だけど、こうやってただ水に入れて飲むというのも、なかなかいい。ちょうど花が咲いている短い期間だけ楽しめる季節の飲み物だ。

 

 

野バラの花びらは、1リットルの水に二輪ほど入れただけなんだけど、ただ水に入れただけで、けっこういい香りがした。野バラの香りというのは、身体が浮き立つような不思議な感覚がある。花は葉っぱとはまた違う波動があって、浮き立つような感じ、飛び立って行こうとするような感じがあるんだけど、野バラの香りはそれがとりわけ強いような気がした。バラが愛のシンボルとされてきたのも、そういうところから来ているのかもしれない。柔らかい幸福感を感じるようなエネルギーだと思う。

 

野バラの花の香りは、ずっと何かに使ってみたかったんだけど、やっといい使い道が見つかった。そうやって、毎年少しずつ植物の新しい使い方がわかっていくと、自生してくる植物はどれもこれも貴重なものだということがわかってくる。実は、宝の山に住んでいるようなものだったのだ。

    

 

  

毎週どこかで上映会⇩

 

 

 

 

 

 

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

 

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

 
 

 

 

え?