【判断力を失わせる手法】 | キセキを紡ぐ Rut of hope

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体力バカで猪突猛進中

自分で判断出来ない人が増えてる気がする。

こんなことまで聞かんと分からん?って質問が多すぎる。

そしてビビって手を出さない。

なので、

私の、

後継者がいないよ。


え?

それはまた違う話では?




ちゅーことで、

チヒロサトさんのFacebookより転載させていただきます。

いつもありがとうございます。

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 【判断力を失わせる手法】

この数年で、自分の感覚を信じて判断する代わりに、上から言われることをそのまま信じてしまう人が、いかに多いかということを、私たちはさんざん見せられてきた。ある心理実験では、見て明らかにわかるような質問をした場合でも、まわりの人が違うことを主張していると、75%ほどの人は、まわりの人が言っているのと同じ答えをしてしまうのだそうだ。たとえば、緑色のノートを見せて、「何色ですか?」と聞いたとき、最初に聞かれた何人かが「赤です」と答えると、その人も赤だと答えてしまう。全体の75%がそういう反応をしてしまい、皆が赤だと言っても、やはり「それは緑です」と答えられる人は、25%ほどなのだそうだ。

これが、どういう社会でもそうなのか、それとも西側の一般的な学校教育を受けた人たちだけなのかは、よくわからない。しかし、西側諸国で普通に育った人は、そうした反応をしてしまう可能性がかなり高いということで、日本も含めて西側諸国の現代教育は、そのような人間になるようにされているということは、言える。その結果、明らかに目の前で見ている現実とは違っていても、多くの人は、テレビでいろいろな権威の人たちが言っていることの方が、本当なのだと信じてしまうのだ。

自分で見たり感じたりしたものから、何が自分にとっていいことなのかを判断して、反応するのは、知性によって得られる能力であるというよりも、本能的に備わっているものだと言える。野生動物は、そうした判別能力によって、餌を見つけ出し、危険から身を守るのだ。小さな子供は、肚感覚で危険なものをしっかりと感知していて、嘘をついている人と本心で話している人を確実に見分けたりもする。それを考えるなら、自分の感覚よりも人が言ったことを信じるような教育を受けていなかったら、事実と違う判断をしてしまうようなことは、本来はないのかもしれない。

ところで、支配とは、まさに人々の判断力を停止させてしまい、自分の感覚ではなく上から指示されたことに盲目的に従うようにしてしまうことなのだ。この数千年の歴史では、支配力とは、つまり武力だった。支配者の命令通りに人を攻撃するような人々を多く持つことが、権力だということになる。封建制が崩壊した19世紀以降では、武士階級ではなく一般市民が戦争要員となったので、上からの命令通りに動く人間に教育するために、学校制度が導入された。つまり、自分で判断するのではなく、上から来た見解をそのまま信じて従うように訓練されることになったのだ。

何でも言うなりになる人間にするための古典的な手法は、虐待して、死の恐怖を繰り返し感じさせることだという。これをやっていると、自分の意志ではなく、加害者の意志に従うようにすることができる。このように、加害者の意志が自分の意志になってしまうのを、心理学ではストックホルム症候群と呼んでいる。これは、ストックホルムで起こった銀行強盗事件で、強盗犯人が何日間も人々を人質にして立てこもったときに、人々が自分から強盗犯人に協力し始めたということから来ている。人質になっていた人たちは、救出に来た警察を妨害しようとし、後に裁判が行われたときも、犯人をかばう発言をしたりもしたそうだ。

虐待された被害者が加害者をかばうということは、この事件にかぎらず、実はよくあることだ。これは、生存の危機にさらされたときに、何とか生き延びていくために、自分の判断で反応することをやめてしまう心理メカニズムなのだ。人が従うように仕込むために、まさにこの心理メカニズムが使われている。それで、軍隊にしても学校にしても、従わない人間がある種の暴力をふるわれるということが、当たり前のように行われている。

ところで、3歳までくらいの子供は、大人が世話をしてくれなければ生きていけないので、ごく小さなことでも、生命の危機を感じてしまう。数日間かまわれないで一人にされただけで、子供は死の恐怖を感じるだろう。何度もそのような恐ろしい経験をした子供は、何かの折にその記憶が戻ってきて、無意識で大人の顔色をうかがうようになる。ちょっと不機嫌な顔をしたり、大きな声を出しただけで、何でも従うモードになってしまったりもする。

第二次世界大戦後、アメリカ式の子育てというものが流行して、子供はベビーベッドで一人で寝かせて、早くから個室を持たせるのがよいということになった。そうすれば、自立した子供になるという話だったのだけれど、実際にはその逆だった。繰り返し孤独の恐怖を経験しながら成長した子供は、自閉的になったり、自分に自信がなくて、人間関係が作れなくなったりした。この数年で、アメリカ中央情報局が、プロパガンダ戦略として、意識操作をさかんに行なっていたということが表に出てきたりしていたのだけれど、そうしたことから考えると、あのアメリカ式子育てなるものも、あるいはそうした策略によるものだったのかもしれない。

とにかくそうやって、自分に自信がなく、自分が好きなことをするよりも、他人の視線に合わせて考えたり行動したりする人が、戦後、社会の大部分を占めるようになっていったのだ。そうやって育った子供は、怒られたり虐待されたりしたら、自分が悪いからなのだと思い込む。加害者の視線で生きるように条件づけられているので、怒られたら抵抗するのではなく、行動をどう変えたら優しくしてもらえるのかという風に反応するのだ。

おそらくは、多くの人がそのように条件づけられていたからこそ、テレビで繰り返しあるメッセージを聞かされた結果、自分が見ている現実と違っているのにもかかわらず、固く信じ込んでしまって疑わないというような事態にもなったのだろう。メディアでは、いろいろな人が、マスクをしないのは社会にとって危険なことだ、というようなことを、断定口調で言っていた。多くの人たちは、こういう口調でものを言われると、加害者に従う心理モードのスイッチが入ってしまうのかもしれない。まさにその効果を期待しているかのように、一方的にものを言う口調、怒った口調で、そういう言葉が繰り返されていた。

権威主義的なスピの世界でも、まったく同じようなことがある。勧められたメソッドに効果がなかったり、それどころか害があったりしても、そうとは気づかない人が少なくないのだ。そもそも自分で効果があるかないかを判断したりしてはいけないことになっているようだ。しかも、多くの人は、自分が判断停止しているとも思っていなくて、自分の意志でやっていると思っている。

そういう人は、過去にかなりひどい虐待を経験している人も多い。まさにそのためにスピのヒーラーを求めて行くわけなのだけれど、そういう人たちを逆に追い詰めて、利用しているヒーラーがまた多い。そして、よくならないのは自分が悪いのだと思い込まされて、依存状態にされていることもよくある。それはまさに、虐待された経験と同じような状況を、引き寄せているようなものだ。

MKウルトラのサバイバーのように、子供のときにひどい虐待を受けて、自分の判断で動けなくなってしまった人たちは、長いプロセスを経て、自分の判断を信頼することを学んでいくのだけれど、その中でももっとも難しいのは、自分の親が自分を犠牲にしたということを認めることなのだそうだ。こういう人たちは、自分の判断を止めてしまう決断をしたときに、死の恐怖を経験している。判断を停止することによって、死の恐怖から救われるという経験をしてきたのだ。

だから、自分が虐待されたということを認めるのが、もっとも恐ろしい。実際、あまりにひどい虐待を受けてきた人は、その記憶が戻ってきただけで、恐怖のあまり過剰な反応を起こす。それくらいなら、自分が悪かったから虐待されたのだと思っていた方が、はるかに楽なのだ。

それほどではなくても、現代に生きる私たちは、ほとんど誰でも多かれ少なかれ虐待されるような経験をしていて、そのためにインナーチャイルドが人の判断で動くようになってしまっている。だから、インナーチャイルドを解放するセッションでは、その状態になっているインナーチャイルドを解き放って、再び自分の意志と判断とで行動できるようにするわけなのだ。

ほとんどの人のインナーチャイルドは、ある時点から小さく縮こまってしまったような状態になっている。だけどこのままでは、インナーチャイルドは恐怖の条件反射に従ってしまうので、自分から大きくなろうとはしない。だから最初にまず、安全に生きられるような環境を、意識上で作るわけなのだ。過去を書き換えて虐待がなかったことにしたり、幸せに育っていけるようなパラレルワールドを作ってみたりする。意識の領域でのヒーリングを知らない人は、こんなことで、何かになるのかと思うかもしれないけれど、やってみると、これがほとんど場合うまいこと効いてしまう。

安全に幸せに生きられる環境というのも存在するのだ、と思えたとき、ガチガチになっていた身体が緩んで、息が深く吸えるようになったりする。そうなったとき、虐待していた人もけっこうかわいそうな人だったんだなとか、こういうことは本当にあってはいけなかったんだなとか、自分が苦しんでいたのは自分のせいではなかったんだなとか、そういうことが自然に思えるようになっていたりする。その状態になっていたら、もう無意識に虐待されるような現実を引き寄せなくなるし、気づかないで自分の子供に同じような虐待をしてしまうこともなくなるだろう。

家族やまわりの人との関係だけではなく、世界を丸ごと変えないとどうしようもないというようなことも、かなり多い。そういうときは、これまでに一度もなかったような世界でも、これからできるから大丈夫だ、ということにして、インナーチャイルドに出てきてもらうのだ。そうしたケースが少なくないのも、おそらくは今、世界が本当に大きく変わろうとしているからなのだろう。数千年続いた支配と戦いの時代が終わって、多極的な水平的なネットワークで動いていく風の時代がすでに始まっているからなのだと思う。

私たちはこれまで、戦いと支配の時代に適応して生きていくような現実の設定で生きていた。だけど今、その設定がもう古くなってきていて、風の時代に生きる設定に変える必要があるのだと思う。だから、もう世界が丸ごと変わるから、もう虐待や支配のない世界になるからと、インナーチャイルドに説得して出てきてもらっても、それほど間違ってもいないのじゃないかと思う。

言うならば、今まで私たちは、ハイジャックされた飛行機に乗せられているようなものだったのだ。だから、ハイジャックした悪党たちに従うことで、何とか生き延びるゲームをやっていた。だけど、犯人が逮捕されて、飛行機から脱出したら、それまでの設定は書き換える必要がある。その時がもう来ているということなのかもしれない。だから、たとえ今、現実的にとうていあり得ないように思えていても、私たちのインナーチャイルドは、もう新しい世界を作っていこうとしているのかもしれないのだ。

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画像は、ロシア連邦サハ共和国の子供たち


 

 

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

 

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

 告知です。

 

 

 

2月23日の天皇誕生日に、日土水農園で野草を摘んで、

オーガニック広場ひふみさんで野草おにぎりなどを作って食べましょう。

 

13時オーガニック広場ひふみさんに集合。

乗り合わせで日土水農園〜野草摘み〜ひふみさんで簡単調理〜実食

 

調味料代・米代・場所代等諸経費が掛かるので有料です。

2,000円または1,500ケーロ(その場でケーロを買っても大丈夫です。たぶん)

 

少人数での開催となります。

ご予約はオーガニック広場ひふみさんまで。