【本当の敵は誰なのか?】 | キセキを紡ぐ Rut of hope

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あ、そうか、

9.11とか3.11とか、なぜか11が付く日に災厄が起きる。
阪神大震災だって1.17なのだ。

 

 

 

 

ちゅーことで、

チヒロサトさんのFacebookより転載させていただきます。

いつもありがとうございます。

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 【本当の敵は誰なのか?】

 

日本では、元日から能登で震災があって、ずいぶんな被害も出たけれど、この年末年始は、世界中でちょうど皆でお祝いをしている最中にテロ攻撃が起こるということが、頻発していた。

 

ロシアのウクライナの国境に近いベルゴロドという街では、12月30日に晦日のお祝いのイベントが行われている広場に、クラスター弾を含むミサイルが撃ち込まれた。クリスマスツリーで飾られ、スケートリンクが設けられていた街の広場でだ。子供連れの家族もたくさん集まっているところで、100人以上が負傷し、子供5人を含む25人が死亡した。

 

アメリカ政府は、一年前からウクライナ軍に、国際的に禁止されているクラスター弾を送っていて、ウクライナ軍はそれをウクライナ東部やロシアの国境地帯で使っている。クラスター弾は、小型の地雷を無数に撒き散らすので、後々まで市民が巻き添えになり、とりわけ子供が犠牲になるため、多くの国で禁止されている。

 

そんなものを、よりにもよって、家族連れも集まっている街の広場に撃ち込んだのだ。もちろん、こんなことに軍事的な意味はまったくない。そんなところに軍事拠点などないし、犠牲になったのは市民だけなのだ。

 

大晦日の夜12時、新年を祝うために人々が集まってパーティをしていたドンバスの首都ドネツクで、街の中心にあるホテルがミサイル攻撃を受けた。ちょうど12時、人々がシャンパンを開けて乾杯する時間にだ。この爆撃で、4人が死亡し、13人がケガをした。

 

すると1月3日には、4年前に戦士したイランのガーセム・ソレイマーニー将軍の命日に、お墓に大勢の人々が集まっているところにテロ攻撃が行われ、73人が死亡、170人が負傷するという事件が起きた。市民が大勢集まっているところを狙って、攻撃されたのだ。

 

能登の震災も、おそらくは自然災害ではなく人工地震だろうと言われているけれど、だとしたらこれも純然たる大規模テロ攻撃だ。それも、最大のお祭りのときを狙っての、実に悪質なテロだと言える。

 

ロシア外務省報道官のマリア・ザハロワは、ベルゴロドの市民を狙った攻撃について、「テロリストの獣」と言っていたけれど、こんな風にお祭りのときを狙って市民を攻撃するなど、あまりの汚さ、人間的なあまりの低さに呆れるくらいだ。ウクライナ軍は半年も前から反転攻撃が何の成果も上げていない状態で、それでも攻撃をやめずに、毎日500人から1000人もの兵士たちが捨て駒にされて亡くなっている。それで、ドンバス地方やロシアの国境地帯の市民を狙うようなことをしているのだ。軍事的には何の成果もないけれど、とにかく狙いやすい標的をだ。

 

ロシア大統領プーチンは、新年に軍隊の病院を訪問して、傷病兵たちと話していたのだけれど、そこで一人の兵士が、ベルゴロドの犠牲のことについての見解を求めた。そこでプーチンは、このことについては怒りではらわたが煮えくり返るくらいだけれど、ロシアの敵はウクライナではなくて、西側エリートなんです、と語っていた。「このことについて、私たちはウクライナの街に報復攻撃することもできますが、そうするべきでしょうかね?」とプーチンは尋ねた。尋ねられた兵士は、それは市民を犠牲にすることになるから、やはりするべきではないと答えた。「そうです。だから私たちは、精確に標的が定められる武器を使って、相手の武器と軍事拠点を破壊していくことに専念するべきなのです」とプーチンは言った。

 

西側エリートは、ウクライナを使って、ロシアを攻撃させている。だから、ロシア軍は西側の武器と軍事拠点を破壊していくしかない。ロシアにとってこの軍事行動の目的は、ウクライナの非軍事化、非ナチ化、そしてウクライナを憲法に定められている通りの中立国に戻すことの3つだ。ウクライナが交渉に応じない以上、ロシアは軍事的にこの目的を達成するしかない、ということなのだ。

 

こうしたことを、若い傷病兵に対しても語るプーチンのオープンさと率直さには、かなり感動させられるものがあった。しかし、まさにこのオープンさと率直さこそは、彼の力なのだ。それによって彼は、人々の力を得、それに守られていく。無防備であることが、最大の防備だということを、この人はよく知っているのだ。

 

新年のお祭りのときに、それを台無しにするような攻撃をしてくるなんて、本当に悲しいし、怒りが湧き上がるけれど、このことは、もう敵にはそんなことをする力しかないということを示してもいる。そして、本当の敵が誰なのかがわかっていれば、私たちは国境を越えて、この悲しみと怒りとを共有して愛に換えることもできるはずなのだ。ロシアにとってウクライナは本当の敵ではないのと同様に、日本も本当の敵ではない。アメリカでさえもだ。本当の敵は、一部のエリートたちにすぎないのだから。

 

年末年始を狙って世界中で行われたこの攻撃は、私たちがそのことに気づくきっかけにもなったのではないかと思う。こんな風に弱者を狙って加えられた攻撃は、すべて同じ共通の敵によって加えられたものであって、その意味で日本もロシアもウクライナもイランも、同じ敵を相手にしている仲間だということになるということをだ。そしてその意識こそは、今年の力である、大きな龍の力なのだという気がする。グローバルエリートという同じ敵を相手にする、世界的な巨大な集合意識の龍だ。

 

2024年は、新しい地平が開ける年だと元日に感じたのだけれど、新しい地平を切り開く力とは、きっとこの龍なのだろう。そこに意識を向けたとき、私たちは、実は大きな力とともにあることを、感じることができるのかもしれない。

 

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画像は、爆撃されたベルゴロドの街

 

 
 

 

 

 

表紙と挿絵を描かせていただきました↓↓

 

 

 

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