放送作家　松田敬三の世界中の人が面白いと思うテレビ企画を教えてください

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02Sep
- NOTEで企画をだらだらと
  こちらのブログからｎｏｔｅに移行してみました。が、また戻るかもしれません。
28Jul
- 2020年　扉は開かれた
  すっかりブログの更新を怠り、ブログを毎日、続けることの難しさを痛感しています。このブログを更新していた頃から、ほんの数年の間に、コロナの影響もあって、テレビの世界も凄いスピードで変革しています。ＹｏｕＴｕｂｅの環境、芸能事務所のビジネスモデル、芸能人の方達の意識、企業の広告費の行方、若い視聴者の興味、外資系動画コンテンツの充実、テレビのビジネスそんな中で、テレビ局から求められる企画も、明確に一つの指針が示されました。その指針の背景は、いくつかの要素。シンプルなようで、意外と複雑な要素が絡み合ってのことなんですが、、、まぁ、色んなメディアがあったり、色んなことありますが、面白い企画を突き詰めたい思いは変わらないので、もっと端的でシンプルに企画を発信していきたいと思います。ということで、次回に続きます。
20Aug
- 松田式　番組分類　予告
  前回は情報番組編を書きましたが、今回はクイズ番組編。次回は素人ドキュメント編その次はトーク番組編さらに、その次は、歌番組編そして、その次は、芸能人ドキュメント編と続きます。誰も楽しみにしていないとは思いますが、予告してみました。分類編が終わったら、企画が生まれるパターンについて書きたいと思います。あと、僕がやっていることも、たまに書こうかと思います。放送作家・松田敬三
19Aug
- これ誰の人生?
  6つのドアを開けるとあるゲストの人生と出会い、、、そのゲストを誰か当てるゲーム&トークバラエティー企画が、今夜、放送されます。７つ目のドアにゲストがいます。是非、一人でも多くの方に見て貰いたいです。深夜ですが・・・見て欲しいです。
17Aug
- 松田式テレビ番組企画分類「情報番組」編
  僕の趣味は「企画」なので、1人でテレビを見ては勝手に企画を分類しています。ということで、今回は情報番組の分類してみたいと思います。色々と情報番組はありますが・・・大体、4パターンに分類されます。(と、勝手に思っています)1・情報に目線を入れているもの(その差ってなんですか? それダメetc)2・情報の出し手に興味があるもの(林先生の今でしょ講座etc)3・情報の受け手に興味があるもの(初期の初耳学、マツコの知らない世界etc)4・情報のジャンルを特化しているもの(たけしの家庭の医学etc)その差やそれダメは情報自体に、目線を入れています。情報番組の企画も色々あるとは思うんですが、ここに絶妙な目線を入れた「その差」は本当に素晴らしい企画だと思いました。あとは、林先生や池上さんなど情報の出し手に興味のあるもの。この人が言うなら、その情報は凄いに違いないというキュレーション役に信頼がおけるパターンですね。ジョブチューンなんかもそれにあたると思います。あとは、受け手に興味あるのは、その情報に対して、マツコさんや林先生がどうリアクションするのか?という初期の初耳や、マツコの知らない世界、などはそれにあたると思います。マツコの知らない世界は、情報の発信者にも興味を持たせているので複合技ですね。そして、最後は、健康番組などといった1ジャンルに特化したバターンですね。生活情報だけ出す「伊藤家の食卓」とかもそうですね。太鼓判は「健康」というジャンルに、情報のキュレーション役に医者を出すという、2と4の複合技ですね。と、いうように、分類は出来ますが、色々と複合も使って情報番組は出来ます。まったく新しいジャンルもあるかもしれませんが、基本的に僕が情報番組の企画を考える基本分類はここからスタートしています。2と3は出演者のバリューによりますし、4はジャンルの問題なので、1に分類されるものが一番、企画っぽいかなと思います。ここまでは企画の話なんですが、、、そこを整理した後、「裏技」という言葉を使うとか、スタジオに専門家を集めるとか、演出の話をしたいのですが、会議では、企画と演出の話が混同されるてしまうことが多いです・・・松田式分類法。一体、誰に得する情報か分かりません(笑)が、また時間ある時、備忘録として書き続けます。放送作家松田敬三
15Aug
- 番組の発明
  良い番組には様々な発明があります。それまでの番組にない発明。最近では、「あいつ今、何している」あの番組は「会わない」という凄い発明がありました。懐かしい同級生と会わない。VTRを見るだけで「会わない」だからこそ、切なさが募るという効果も出ますし、凄いなぁと思いました。あと、「激レアさん」あれもゲストが来ているのに、ほぼ説明するのがアナウンサーさん。それも凄い発明だなぁと思いました。人気番組には色々発明があって、テレビを見るのに興味がつきません。元気がでるテレビで、ひな壇の原型が発明されたり、再現VTRを最初に入れた番組も発明化と思いますし、テレビ番組発明史というのを誰か書いて欲しいものです。
13Aug
- 企画のフォーカス
  かなり間が空いてしまいましたが、最近、若い作家さんと企画会議をすることも多く、結局、みんなが直面する企画の悩みどころについて、考えるようになりました。例えば…「企画のフォーカス」の部分です。カメラの拡大&縮小があるように、企画にも拡大&縮小があります。例えば…僕は「前歯入れさせてください」という企画をやりたいのですが、これは、前歯のない人に、何故、前歯をなくしたのか?ほ聞くそして、数年ぶりに前歯が復活するビフォーアフターまで楽しむというものです。しかし、これは所謂、一点突破型の企画で、「前歯を入れる」という一点の事象にフォーカスされています。これを拡大すると…体の問題点解決バラエティーになり、薄毛の人にカツラをあげるとか、背の低い人にシークレットブーツとか、そんな体の問題点を解決するものになります。タイトルにしたら「私、コレで生まれ変われます」とかでしょうか?さらに、拡大すると・・・身体的な問題だけでなく、街で悩みを聞いて、解消するような番組になります。「あなたの悩みはなんですか?」とかいうタイトルですね。企画はフォーカスされた方が企画っぽくなりますが、番組がレギュラー化とかになると、フォーカスされた分だけ、逃げ場がなく、きつくなります。企画を考える時は、ピントをどこに置くか?時には一気にフォーカスすれば新しく見えることがありますね。カッコいいのはフォーカスしまくった企画で、世界中を驚かすことかな?って思います。フォーカスするかしないかって企画の難しいところであり、面白いところだなと思います。
26Mar
- 借金、チャラにします
  明日、放送されるTBS深夜の「借金チャラにします」僕が企画をした中では、最も若い局員さんと一緒に提出したもので、今の動画文化って、自分たちの時代とはまったく違うなと痛感した番組作りでした。テレビの文法は、動画コンテンツの文化とは違います。ネット動画の編集のテンポは速く、テレビ番組のテンポとはまったく違いますし、テレビを家族全員で見るという文化は、もう幻影なのかなと思ってしまいます。テレビはリアルタイムで見なくては視聴率に反映されませんし、何人、見ているかも曖昧ですし、まぁ、色んな意味でアナログです。一方、ネット動画やインターネットTVは見ている人の実数、どの年代の人が見ているのか? つきつめれば誰が見ているのか?まで分かる、色んな意味でデジタルです。デジタル時計を大好きな人、アナログ時計が大好きな人。同じ時計でも違うものを見ています。今後のテレビのあり方を考えつつ作れた番組で、とっても楽しかったので、見てくださいwという長い長い番宣でした。放送作家・松田敬三
05Jan
- 職人ワゴン
  2018年から2019年にかけて年末年始は色んな特番があって、その中には新しいレギュラー番組のお試し番組などもあり、企画マニアとしては楽しくてしょうがない時期なんですが、僕もいくつか特番をやらせて頂きました。池の水や、今回は、ぶっこみジャパニーズという素敵な特番もやらせて頂いたり、明日も二つの特番を控えたりしている中で、視聴率には一喜一憂するんですが、今回は良い視聴率ばかりで本当にホッとしました。そんな中でも12月30日に放送された「職人ワゴン」の視聴率には、大変、勇気づけられました。裏番組は、「レコード大賞」に「ダマされた大賞」に「アメトーク」などなど、超強力で、ほぼ全編、素人の男性が出るだけの番組で、どれだけ視聴率がとれるんだろう?と不安に思っている中、かなり健闘な視聴率を得ることができました。制作の方が頑張って、何よりトップに立つ方が本当に素晴らしい方で、そんな方たちの努力によって得られた結果であるのは間違いないんですが、作家としては企画も評価されたポイントの一つなのでは?と大変嬉しく思います。視聴率がとれそうな企画の要素が職人ワゴンにはいくつかあって、それがしっかりと表現できたことが本当に幸せに感じました。職人ワゴンに関しては、80歳のおじいちゃんが楽しみにしている。という嬉しいツィートも見たことがあって、もともとペラ一枚の企画が誰かの幸せになるって、作家冥利につきるなぁと、幸せすぎて、こんな文章から今年をスタートさせちゃいます。意外と番組のことも詳しくかけず、企画のヒントや、視聴率がとれる番組のポイントなども僕なりの分析を書きたいんですが、やはり書けないこと沢山ありますね。そんなこと興味あって、作家になりたい方がいたら、連絡をください。今年も誰かを幸せにできる企画を沢山、考えます!と、誰か読んで頂いているか分かりませんが、寒いですが熱く宣言しておきます。本年もよろしくお願い致しますーーーー!
28Nov
- ウチの子、ニッポンでゲンキですか?
  基本的に誰も傷つけず、誰かの役に立つ企画が好きなんですが、明日の「ウチの子、ニッポン元気ですか?」はそんな番組です。とっても素敵な企画なんですが、これを考えたのは僕ではなく別の作家さんなんですが、その思いを引き継ぎ、第三弾が出来て、本当に良かったなぁと思います。なかなか純粋に企画でおもろしいということで、やれる番組は少なく、この企画はそんな感じなので、是非、皆さんに見て欲しいという単純な番宣でした。最前線で活躍する若い起業家さんや投資家さんと話す機会があるんですが、動画ビジネスの環境もどんどん変わって、なかなか世界に発信する企画を考えるのは難しいですが、粘り強く頑張りたいなぁと思っているので、ブログ休み勝ちでも、その思いは変わりません。誰も読んでないかもですが・・・一応、そんなこと書いておきます。たまに、自分の企画をアピールする作家はイタイ的なことを言う方がいますが、僕は企画をゼロイチで考える人を尊敬しているので、このブログで番組の紹介する際、自分の企画でない時は、それを明示するつもりです。ブログでまさに備忘録ですね。では、明日、ウチの子、ニッポンでゲンキですか?お願いします。特番としてはかなりの長期な半年ぐらい会議してきた点でも、皆さんに見て頂きたいです。
09Nov
- 特番とレギュラー番組
  放送作家はレギュラーが基本的な仕事としてあるんですが、それに特番を同時にこなしていきます。特番はうまくいけばレギュラーになるんですが、特番は高校野球と一緒で一度、負けたら、それで終わりです。対してレギュラーはプロ野球ですね。ペナントレースを戦うように、ある程度の勝率をあげることが重要です。だからたまに負けても勝率が良ければ大丈夫です。高校野球が一度きりの挑戦のように、特番には色んなドラマがあります。新しいものを作っているだけに、ワクワクはしますが、いちから作るのは大変です。それだけに遣り甲斐はあるんですが、、、特番は失敗すると終わりで、残るのは思い出だけです。本当にこれまで沢山の思い出を作りました。「離婚旅行」「ONE PEAK」「大航海時代」「名言サプリ」「ケンピン」「ダブルブレイン」「東野アタック」「運命の選択」「ドリームピリオド」…などなど企画を考え、企画を通し、ようやく番組になるまで、およそ半年。それが1日の放送で命を落とすんですから、なかなか痺れます。こういった特番、よくレギュラーのパイロット版という意味で、パイロット版ともいいますが、、パイロット版は週末の昼帯にやることが多く、裏番組に「相棒」の再放送などあったら、それだけでこれまでの努力が水の泡という気持ちにさせられます。先日も一つの特番が命を落としました。経済効率からいうと、これほど効率が悪いものはありませんが、それでも新しい企画を考えて、それが世間に発信される快感はやめられません。世界に企画が発信できたら、それはその何億倍も快感が走り、それこそエクスタシーなんだと思います。「病院ラジオ」のような神がかり的な企画を考え、エクスタシーを体感できるよう、これからも高校野球を続けていきたいです。
22Oct
- テレビ会議でよく出るワード「目線」
  テレビの会議でよく聞くワードに「目線」という言葉があります。例えば…「目線付け」役立つグッズを紹介する。という企画に、女性が喜ぶ「役立つグッズ」とすると、女性が喜ぶという目線がつきます。その目線で紹介するグッズを探すといういった感じです。また「目線をあげる」「目線をさげる」もよく聞きますね。目線をあげるというのは、超面白い話あるんだよ～と言って面白い話する場合、超面白いんだぁと相手がわかっているので、かなり目線が上がっています。それを超える面白い話をするのはなかなか大変ですね。一方、目線をさげるというのは、「あんまり面白くないんだけどさぁ」といって面白い話をするパターンです。面白くないと思っている分だけ、そこそこ面白くて面白い話に聞こえます。この目線のあげさげ、例えば…超泣ける感動話といって、感動話されても、泣けるんだ！と身構えられてしまうだけに、そんな感動させられなかったりします。また、「波乱万丈人生王」みたいな企画があって、波乱万丈の人を紹介されても、意外と想像を超えてなくて驚けませんが、例えば…街角でインタビューした人が実は、波乱万丈だったりすると、余計、驚けたりします。この「上げ下げ」が上手に機能しているなぁという名番組が「探偵ナイトスクープ」です。面白かったり、くだらなかったりする中に、突然、感動話がでてくるからたまりませんね、、、本当に素敵な番組です。目線をつけたり、あげさげしたり、テレビの構成には目線が重要だなぁという、誰が得する情報か分かりませんが、放送作家が考えていることの一つとして書いちゃいました。そんなの基本中の基本なので恥ずかしいですが、世界につながる企画はどんな目線が必要なのか？？考えても結論でないですし、世界に企画を売るっていう挑戦が目線あがちゃってるかな？と反省している感じです。「も～う。このブログって何やりたいの！？」って、この文章は誰目線？って主観を表す言葉にも使いますね。目線って。目線の使用回数多いなぁ。ということで、このブログは目線さげて読んでください。
17Oct
- 放送作家の困惑シーン
  放送作家で困惑していまうことの1つが、昔、僕がボロカスに言われた企画と、同じ企画を、えらい方が提案して、それが絶賛されるシーンです。若い作家さんなら一度は経験していることかと思いますが、そんな時、企画はどんな企画か？より誰が言うかなのでは？と、疑心暗鬼になってしまいます。まぁ、ヒットメーカーが言えば、それが安心材料になりますからね。仕方ないことかと思います。奇跡的に、企画案を提出する宿題発表で最初に若手が企画をプレゼンし、ボロカスに言われた後、大御所作家さんが同じ企画を出していて、妙な雰囲気になるという上記の縮図のような現象を、僕は二度経験しました。それぐらい企画が当たるか？当たらないか？良い企画かどうかって微妙だったりするんですよね。「人のヒミツを覗き見したい」「見たことのない映像が見たい」「明日が幸せになる情報が欲しい」「人の不幸を見て元気になりたい」「ゲラゲラ笑いたい」など、テレビの企画って人間の欲と紐づいているものですし、そんなにパターンないから、被って当然なんですけどね。放送作家・松田敬三
15Oct
- 私がルールを変えました
  日本テレビのネクストブレイクという枠で、先週と今週、「私がルールを変えました」という企画を手伝っています。スーパー優秀な後輩作家が通した企画で、まさに純粋で企画を通した番組です。もしお時間がありましたら、土曜日の深夜、是非、ご覧になってください。こうして何の政治的な力学なく、企画だけで企画が通ると作家は勇気を貰えます。企画会議が何より好きなので、色んな企画会議をさせて頂いたりもしているんですが、新しい企画だったり良い企画が生まれる時って、企画の方向性の提示がある時かなって思います。企画の発注者の方がスポーツをやりたい！といった広い方向でも、釣りが大好き！　という趣味のことでも、何処か指をさして貰えると、そっちに向かって新しいモノ考えられる、有意義な企画会議になる気がします。なんでも面白い！のって感じになると、「ホームラン打て」のサインに近く、なかなかヒットが生まれません、、、狙い球を出して貰えるとヒットは出やすいかな？というのが体感です。そんな中で思うのは、斬新な企画の思考として、自分の興味のない、まったく新しいモノに興味を持つのも良いかなと思ったりします。そんなこんなで一つ最近、面白いなぁと思うジャンルがあるので、そこ掘ってみたいと思います。決まったらまたこのブログで報告します。放送作家・松田敬三
- 名馬は常にあれども伯楽は常にあらず
  「名馬は常にあれども伯楽は常にあらず」という言葉があるように、企画を選考する方は、企画を考える以上にテクニックと目利きの才能がいる大変な仕事だと思います。そんな中、この企画、良く通したなぁと凄い方たちに感動することよくあります。「あいつ今、何している」とか、通常、素人のドラマでは弱いと思われがちですが、素晴らしい眼力の方が選んだと思いますし、「トリビアの泉」とかもド直球で剛腕な企画を、ストレートに通した方は本当にスゴイと思います。大体、企画って何か乗っけたくなったり、保険が欲しくなってしまうものですし、、、今日、放送された「池の水」を通した方もスゴイです。あと、出川さんの充電旅をレギュラーにした方もスゴイです。数多ある企画の中から数字のあるのを選ぶ作業は、企画を考えること異常に難しいものだと思います。一度、選んでみたい…という気持ちはありますが…数百という企画の中から宝石のような企画を掘り出すのは大変そうです。なるだけ宝石企画を考えて、選んでもらうよう頑張るのが作家の仕事なので、精一杯頑張るだけですし、やっぱりこの企画は面白い！という誰かの熱意がないと通らないので、ともかく熱意が込められる企画を考えるよう日々、精進します。今までテレビでやってないジャンルで、かつ面白そう！って思うのって絶対、まだあるはずなんです。それに気付けるよう、ともかく目薬さして寝ます。放送作家・松田敬三
11Oct
- 古い企画と新しい企画
  もうヤバいぐらい体調を壊してしまい、このブログもすっかり休んでしまいました。年をとると回復力も弱くなります。年中、何処かの局で企画募集があるので、どんな企画が通ったのか？は企画マニアとしては興味津々なのですが、数年前、自分が考えた企画が通った話を聞くと、なんとも言えない気持ちになります。自分の中では、昔考えた古く、色あせた企画が通ったりすると、自分がとってくに通り過ぎた過去だっただけに、悔しいの半分と、なんだか悲しい気持ちになります。やはり企画の実現はタイミングだなと思うのと同時に、あの時、熱があった時に通らなかったのに、、、何で今更と思い、ここは冷静にと自分に言い聞かせ、過去、自分が気に入っていた企画も決してダメではないかもと過去の企画を掘り起こします。でも、やっぱりワクワクしなんいですよね。自分の中に流れる時間と、本当の時間が一致しないと、企画は通りませんね。と、同時に最近、ちょっと怖いことに気づきはじめました。これは見て見ぬふりしてたことなんですが、もう見ないとダメがかもです。というか、もうすぐそこにみんなが見える状態で、それは待っていますね。クワバラクワバラ。まだ体調が悪く文章無茶苦茶だ。放送作家・松田敬三
29Sep
- テレビ業界で時々聞く言葉「芯を食う！」
  テレビの制作の現場では、時々、聞く言葉があります。「芯を食う」っていうのもその一つです。テレビを作っている人は沢山いるので、時々、同じワードで、微妙に意味違うのでは？と思う言葉もあるんですが、これは、全会一致ワードで、企画の狙い通り、しっかりとハマったモノを言うんだと思う。（違ったらごめんなさい）企画ってツボをずらすと失敗することが多々あります。それじゃあ普通になっちゃうよ～って言っても普通が求められることが多々あり、、動物番組はやっぱり可愛い動物が見たいはずだし、可愛くない動物特集してもなかなか厳しいはず。結局、その企画の狙いがバッチリ、視聴者のニーズとあった時に出る言葉が「芯を食う」ということなんだと思いますが、さっきの動物番組の例はしっくりいっていかは微妙。芯食ってないかも。恋愛番組は胸がキュンキュンしたくて見るんでしょうし、お笑い番組は笑いたいからですし、生活情報は役に立つ情報を知りたいからですし、そこ芯食わなくなると破綻しますよね。芯を食うって言葉は企画論とは少し違ったとこにある言葉ですが、とある番組で「芯を食えなかった」反省を込めて書いてみました。良い企画作って芯を食えたら、大体、その芯は美味いはず！ともかく初めてやる番組は企画の芯食わないと危険です。
25Sep
- 企画と演出
  視聴率が悪いと色んな問題点が会議で語り合われます。企画会議でもそうなんですが、そんな時はよく企画と演出の問題が混同されてしまうことが多々あります。演出上の見せ方の問題が企画の問題に飛び火して、企画はそんなに問題がないのに、企画の根幹が潰されて悲しい思いをする・・・ということが多々あります。でも演出がゆらぐって実は企画の問題だったりすることもあるので、これは本当に難しい問題です。黒澤明監督も言っていましたが、映画の肝が脚本なように、バラエティー番組も企画がしっかりしていたら演出も揺らがないのかもしれず、しっかりとした土台となる企画を考えたいと・・・そう思う秋の日の夜でした。なんだこの駄文。ブログはこんなモノローグ的なのでも成立しているのか？誰か教えてください（笑）
22Sep
- 僕はいつでも〇〇を変わって良い
  昔、ある縁があって少しだけ中国人社長のベンチャー企業の仕事を手伝っていたことがありました。その時、その社長が言っていたことが忘れられません。「社長は地位ではなく社員をマネージメントするのが仕事だから、僕よりマネージメントが得意な人がいたら、すぐに社長を変わって良いと思っているんだ」なんだかその言葉に痺れたのを覚えています。仕事の違いだけで地位の上下ではない。そんな合理的な考えが出来る人には勝てないなと思いました。中国人の上司たちは皆さんに良い人で、皆さんすこぶる優秀でした。そんな優秀な人が十数億人もいる中国には何人いるんだろう、、、この人達に勝つのは難しいなと思いました。無駄なものに価値を見出すのが僕たちの仕事だから、合理的な考えに憧れるところがあります。ただ合理的に生まれた企画は想像内に収まるところが難しいです。他にも沢山、忘れられない言葉あるので、企画には繋がらないかもしれませんが、徒然と書いていきたいと思います。放送作家　松田敬三
20Sep
- 企画のジャンル「〇〇ありき」
  テレビ企画のジャンルの大きな一つに、「タレント」さんありきというのがあります。その「タレント」さんがいないと決して成立しない企画。さんまさんや、林先生やマツコさん、池上さん・・・企画を輝かせる、まさに「タレント」（才能）ですね。企画が「タレント」さんという番組は、放送作家が提案する企画としては、キャスティングありきになってしまうので相応しくないですが、テレビはやっぱり演者さんの力によるなぁと、心底感じます。一番理想的なのは、企画が面白くて、そこでタレントや出演者がスターとなって、さらにその相乗効果で番組が爆発するパターンかと思いますが、なかなかそう思い通りには進みません。世界にも沢山のタレントさんがいると思うんですが、日本は日本語というのと、独特の文化があるので、世界のスターが日本でスターになるのは難しそうです。世界の人をワクワクさせる企画を考えつくとしたら、そこでスターが生まれたら最高ですね。アメリカゴッドタレントとか素敵です。スーザンボイルを発掘できた番組とかヤバいです。構造的にスターが生まれる企画出来たら面白そうですね。オーディションみたいな剥き出しのものではなく、、、それ考えられたら最高ですね。そんな企画、誰か教えてください。って、それ考えるのが僕の仕事ですね。頑張ります。放送作家　松田敬三

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