かなり間が空いてしまいましたが、
最近、若い作家さんと企画会議をすることも多く、
結局、みんなが直面する企画の悩みどころについて、
考えるようになりました。

 

例えば…「企画のフォーカス」の部分です。

カメラの拡大&縮小があるように、
企画にも拡大&縮小があります。

 

例えば…僕は「前歯入れさせてください」という企画をやりたいのですが、
これは、前歯のない人に、何故、前歯をなくしたのか?ほ聞く

そして、数年ぶりに前歯が復活するビフォーアフターまで楽しむというものです。

しかし、これは所謂、一点突破型の企画で、
「前歯を入れる」という一点の事象にフォーカスされています。

 

これを拡大すると…
体の問題点解決バラエティーになり、
薄毛の人にカツラをあげるとか、
背の低い人にシークレットブーツとか、
そんな体の問題点を解決するものになります。
タイトルにしたら「私、コレで生まれ変われます」とかでしょうか?

さらに、拡大すると・・・
身体的な問題だけでなく、
街で悩みを聞いて、解消するような番組になります。
「あなたの悩みはなんですか?」とかいうタイトルですね。

企画はフォーカスされた方が企画っぽくなりますが、
番組がレギュラー化とかになると、
フォーカスされた分だけ、
逃げ場がなく、きつくなります。

企画を考える時は、ピントをどこに置くか?

時には一気にフォーカスすれば新しく見えることがありますね。

カッコいいのはフォーカスしまくった企画で、

世界中を驚かすことかな?って思います。

 

フォーカスするかしないかって企画の難しいところであり、
面白いところだなと思います。