4月解散総選挙あり得る!野党はまとまれ、自民は渋沢栄一の新札を機に志高き政治を…田村重信氏 | 松田学オフィシャルブログ Powered by Ameba

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日本を夢の持てる国へという思いで財務省を飛び出しました。国政にも挑戦、様々な政策論や地域再生の活動をしています。21世紀は日本の世紀。大震災を経ていよいよ世界の課題に答を出す新日本秩序の形成を。新しい国はじめに向けて発信をしたいと思います。

政局のことは田村重信氏に…ということで、同氏に、混迷する自民党の状況と、政局や解散の見通しを語っていただきました。

見通しは?なんと、田村氏まで、4月解散ありうべしもと。党役員を替えて空気を刷新して、支持率をみながら、4/28の補選に重ねて…。

 

岸田内閣の支持率がこんなに下がっても、岸田降ろしが起きにくくなっていますが、もしそうなった場合、やはり初の女性総理ということで、岸田氏も麻生氏もOKである上川陽子氏が次の総理総裁となる可能性がいちばん高いそうです。

 

それにしても、こんな低支持率のときでも解散総選挙の可能性があるのは、野党があまりに弱いから。

二大政党制が前提の小選挙区制のもとでは、確かに、野党のリーダーたちが俺が俺が…をやっているのが最大のネックなのかもしれません。

他を立てて、お互いまとまろう!!

 

自民党はこの際、立党の精神に立ち返って、軍隊を置く憲法改正を、そして、世襲によらず有能な人が国政で活躍できる志高き政治を…ここは全くその通りです。

 

 

 

◆『田村重信氏に訊く!支持率低迷岸田政権打てるのか解散総選挙!どう読む!?”春の政局”!』ゲスト:政治評論家 田村重信氏

いまは派閥が解消し、支持率は下がり、それ以外に和歌山の「露出度が高い」件、女性国会議員が不倫で…岸田さん本人が全部悪いということではなくなった。政治資金では世耕さんの答弁への反発、知りませんでは…。証人喚問の声も。岸田降ろしの号砲も出るか。

 

しかし、岸田さんに辞めたらいいという人がいない。総裁と幹事長ががっちりスクラム組んでやるものだが、政倫審の問題を巡って、岸田、茂木の間で亀裂。今の体制のまま解散総選挙は難しい。だが、党役員を替えて新陣容で解散はあり得る。早ければ、4月の補選で三敗、一勝二敗では厳しいので、それに合わせて総選挙をやるのでは…。

 

国賓待遇での訪米、その際の記者会見で何か言うかも。というのは、野党の支持率も低い。バラバラだから、一人しか当選しない小選挙区で。自民の支持率は低いが…。投票率が下がると組織票が強い。自民公明、最近の八王子も京都も公明の底力だった。これからも自公の関係が続く。これまでも公明の賛成で重要法案を通してきた。武器輸出もまとまるところにまとまった。

 

・4月の補選のときに?一方でこんなに支持率低いのに?結局支持率が低いとやれないという感じがあっても、まだ時間がある。役員交代で石破さん小泉さんのような人気のある人をもってくると空気が変わる。

4月でなくても、春闘、減税、国民の関心は経済。支持率あがった場合はあり得る。派閥解消によって、今までだと、茂木派、麻生派、安倍派の協力、それがなくなったので、気兼ねしなくてよくなった。空気が一変した。

 

最大派閥の安倍派がボロボロ、茂木派も分かれた。総裁任期は9月、そのあとに選挙を、と、公明党から声が出ている。だが、9月の総裁選の前に選挙で勝って再選の芽をつかむという考えはある。岸田さんは思い切ったことやるから。国民の声を聞いてみたいとか。

 

カギを握るのは支持率。それを瞬間的に上げるためにどう工夫するか。役員を替えるとか。政治とカネの問題も処分で決着。世論調査では、説明責任を果たしていないが9割。離党勧告、重い処分を、が77%。税務調査を、が94.5%。これに区切りをつけないと。安倍派幹部をどうするか。そのあとに役員を替える。

 

・次の総裁は高市、上川?小石河はいやだね。特に麻生さん。上川さんなら自分でコントロールできるということで、麻生さんはああいう発言。初の女性総理総裁。気分を変える。国民の人気も上川さんが3位。茂木さんは0.9%で、今の時代だと終わりだ。次の総理は国民の期待が重要な時代だ。

 

上川さんは人気が出てきた。外務大臣として大使館にビジネス取次する人を置くとか、いいこと言っている。政治家はアイデアだ。法務大臣のときも、有能な人、英語もできる。

高市さんは安倍さんが亡くなったから。推薦人20人はきつい。前は安倍さんが後ろについていた。可能性としては上川さんのほうが高い。かつては派閥の合従連衡、今は世論の支持が決める。

 

・解散総選挙は?意外とないかも。岸田を降ろしたら…。上川になったら…。去年岸田さんは支持率が低くて茂木さんという話だった。今は林さんもいる。岸田降ろしですぐに上川に行くということにも色々あるし、岸田降ろしも起こらないし。

 

・岸田さんへの反発、党内で。それはある。離反?反発するにしろ、うまい持って生き方が大事。政治家は人の前できちんと説明すること。それが原点。説明しても私は知りませんでした…では。西田さんは、幹部がおかしいんじゃないかと参院の政倫審で述べていた。

 

・これでは岸田独裁体制?派閥の力が弱まれば党の力が強くなるから当然のこと。彼も無茶苦茶やっているわけではない。パフォーマンスとも言われているが、やむにやまれずだろう。予算が通らないから。政倫審も幹事長がやってくれないから。

 

・野党の支持率がとにかく伸びない。立民と国民が一緒になれない。国民民主も分かれた。選挙は与党が有利。だから4月とか6月解散の声になる。日本の政治の不幸は野党にある。協力しなければ。自分がトップで目立つのではなく、他の人を立てないと。小選挙区では。

・憲法、岸田さんは「自分の在任中に」と。改憲といえば受けるから。自民党の立党の目的。それを批判する人はいないから。問題は中身。

小泉政権の時は自民党は軍隊にするというのを作った。野党になってリニューアルしたとき国防軍にしたのが、安倍さんのときに自衛隊を自衛隊に。意味がない。それでは、諸外国と同じ軍隊としての活動ができない。今みんな認めている。立党のとき、国家の独立体制の整備、現行憲法の自主的改正、自衛軍を整えて、駐留米軍の撤退に備える…だった。

それを政治家は言わなければいけない。だからこそ、防衛費2%にする。それで整合がとれる。自民党は何のための政党なのかを踏まえてやるべし。

 

安倍さんの「自衛隊を置く」を変えないといけない。当たり前のことを声高に言わないと。今のままだとまともな敵基地攻撃もできない。爆撃機持てない、空母も持てない。国会議員が不勉強だ。立党のときの綱領に書いてある。今は石原慎太郎もいない。本来の自民党の使命に戻るべし。

・政治家の在り方として、法律に違反しなければいいいというのはまずい。それ以前のモラルというものがある。リーダーなのだから。ノブレス・オブリージュだ。みんなの模範となる立ち居振る舞い、人格が問われる。もう一度考えるべし。

 

今度、渋沢栄一のお札になる。福沢諭吉と同じことを言っている。門閥、縁故、世襲、ああいうのをやめないといけない、と。福沢は、日本人は血縁による世襲にこだわっていると言った。アメリカはそうなっていないと驚いた。自由と平等、日本も実力でリーダーになるべし。それで慶応大学を作った。

 

渋沢も同じ考え。世襲で能力のない人がリーダーになっている。そこを本気で考えねば。特権階級になっている。いまの自民党はそうなっていて、謙虚さがない。二世三世だから。能力ある人がちゃんと選ばれているのか。新札を契機に志高い人が政治を担う国政を作ることが大事。そして自民党は結党の精神の憲法を。米国におんぶにだっこではいけない。