「健常者と障がい者の枠を超え、豊かな未来の日本を創造するために。スポーツ選手、アーティスト、文化人たちと一緒に応援しよう!」
東京パラリンピックに向けて、色々な意味で認識を新たにしました。
自立と価値創造の共有こそが最大の福祉。政治に問われる課題だと思います。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20151018/16/matsuda-manabu/ed/6a/j/t02200165_0800060013457876006.jpg?caw=800)
きっかけは、障がい者支援に取り組んでおられる内閣総理大臣補佐官の衛藤せいいち参議院議員との対談と、本イベントの主催者であるサンライズジャパンの兵頭社長との出会いです。
以下、「新政界往来」誌に掲載された衛藤議員と松田まなぶとの対談より、関連部分を掲載いたします。
<松田まなぶ>
衛藤議員が福祉をライフワークの一つにされていることには頭が下がるばかりですが、福祉に関心を持つようになった契機は何だったのですか。
<衛藤議員>
父は肢体に障害を持っていました。服を着れば分かりませんでしたが、戦争で片方の腎臓に弾が入って摘出し、あばら骨も2、3本なかった。だから障がい者のお世話をよくしていました。その時、大変な方は多いのだなと知って、この人たちのお役に立てるような人にならないといけないと、親父からよく言われました。
そうした中で福祉をやって気づいたのは、社会保障も安全保障も同じようなことだということです。
安全保障でも憲法でもそうですが、自分自身、自信と誇りをもってたくましく生きようということからスタートすると思います。福祉もかわいそうだ、何とかしたいという愛情の発露としての側面と、人の生き方としての側面があります。左翼の福祉活動を見ると、かわいそうな人たちを抑圧している悪い人たちをやっつけろという理論なのです。
そうじゃなくて、障害をもっている人たちもみんな素晴らしい日本人であって、この人たちが持っている可能性を少しでも表現していく。さらに助け合って共生していく。やさしくあったかい社会を作っていくというのが基本だと思います。そのための福祉でありたいと思っています。
<松田まなぶ>
自立こそが人間の幸せであり、人それぞれの自立の形があって、福祉の基本はそれをサポートすることにあるのだと思います。
<衛藤議員>
それぞれが自立して、それでも足りないところは助け合っていくことが肝要であると考えています。
<松田まなぶ>、
2020年の東京オリンピックに向けていろいろなことが話題になっていますが、衛藤議員はパラリンピックの支援活動をされていると聞いています。具体的にはどのような活動なのですか。
<衛藤議員>
5年後の東京パラリンピックでは国民に大きな感動を与えてもらいたいと思っています。この中で今、特に力を入れているのが健常者も障がい者も一緒に参加し楽しめるスポーツ・オブ・ハート。スポーツ・オブ・ハートはパラリンピアンの呼びかけにより、健常者と障がい者の枠を越えて、スポーツ選手、ミュージシャン、文化人たちが協力し合い〝すべての人たちが幸せに暮らせるニッポン〟を目指すプロジェクトとして発足したものです。健常者や障がい者を含め、みんな一緒にやっていければと思っています。
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