松田まなぶ 在宅医療の診療報酬問題とドクターヘリの課題を予算委員会分科会で取り上げる | 松田学オフィシャルブログ Powered by Ameba

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日本を夢の持てる国へという思いで財務省を飛び出しました。国政にも挑戦、様々な政策論や地域再生の活動をしています。21世紀は日本の世紀。大震災を経ていよいよ世界の課題に答を出す新日本秩序の形成を。新しい国はじめに向けて発信をしたいと思います。

 予算委員会では本予算審議の過程で、より専門的で突っ込んだ審議をする場として、各所管分野ごとに分かれて審議する「分科会」というものが開かれます。私の場合、昨年はアスベスト問題について石原伸晃・環境大臣に質しましたが、今年は2月26日に開催された分科会で、地域医療に関する2つのテーマ、すなわち、在宅医療の診療報酬問題とドクターヘリの課題を取り上げ、田村憲久・厚生労働大臣に質問をいたしました。

 その模様については、衆議院インターネット審議中継をご覧下さい。

 こちらの衆議院インターネット審議中継のページの「カレンダー検索」から「2014年2月26日」→「予算委員会第五分科会」→「松田学(日本維新の会)」の順でクリックしてください。



 超高齢化社会にあって持続可能な医療を組み立てることは、現下の日本の最大の課題の一つです。そのカギを握るのが地域医療の強化ですが、今般の診療報酬改定で、最近、高齢者向けに増えている集合住宅への在宅訪問医療への診療報酬が突然、4分の1まで引き下げられ、せっかく拡大してきた在宅医療を事実上、続けられなくなると関係者は懸念しています。地域で医療と福祉をシームレスに連携させるモデルづくりは、私自身が有志の皆さまと取り組んできたことです。一緒に訪問診療の現場にも足を運んだものです。その同志として親しくきた、若くて志の高い真面目な医師が、本当に困ったと、私を訪ねてきました。これはほっておけないと思いました。



 また、国松孝次さんといえば、警察庁長官として狙撃事件に遭って一命をとりとめたことで知られていますが、病院に早く搬送されたことで得られた残りの人生をドクターヘリの普及に捧げておられます。私が現役の官僚だった頃、拙著の「競争も平等も超えて」をたまたま書店で手にして、私の考えにご共鳴いただいたことから私を訪ねて来られ、以後、何かとご指導をいただいています。その国松さんから、ドクターヘリの搬送費用を診療報酬に入れることなど、かつて超党派の議連で決議した内容に即して政府がきちんと対応していないのではないかというお話を聞き、これも政府に質しておくべきだと考えました。
 なお、分科会は動画を撮りませんので、その詳細は議事録によって公表された際にご覧いただければと思いますが、私の質問と大臣等の答弁のポイントをまとめました。こちらをご覧ください。


      
 医療問題は、私が財務省から東京医科歯科大学の教授に出向していた頃から、医療界の方々とともに取り組んできた分野です。これからも、日本の金融資産や地域力などの潜在パワーを引き出すことで「活力ある超高齢化社会の運営モデル」を構築するというテーマに取り組んでまいります。