私のブログ作成法 その3 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

「忙しい中、いつ論文を読んで、いつブログを書いているんですか?」「本はいつ読んでいるのですか?」といった質問が時々あります。最近の、私のブログ作成法についてご紹介したいと思います。

 

私の時間の作り方

1 テレビを見ない

 現在、テレビのアンテナの契約をしておらず、東京の自宅では全くテレビが見れません。したがって、自宅では静かな時間が流れています。落ち着いて考えることも、本を読むことも、論文を読むことも、もちろんブログを書くこともできます。逆に、大阪のホテルでテレビをつけてしまうと、時間があっという間に流れるのを実感します。

2 細切れ時間の活用

 5分でも10分でもあれば、何かその短時間にできることをします。例えば、電車を待っている間に文庫本を2〜3ページ読む、レストランで食事が来るのを待っている間に、アメンバー限定記事のQ&Aへの回答(の草案)を書く、アップする前のブログ記事の再チェックをする、などしています。

3 移動時間(電車、バス、飛行機)の活用

 公共交通機関で移動中には十分な時間が取れます。東京〜大阪の往復の新幹線では睡眠を取ることも多々ありますが、眠くなければ、自宅の時と同じように集中して、論文を読んだり、ブログを書いたりしています。新幹線のネット環境もだいぶ良くなりました。

4 速読の技術(日本語、英語ともに)向上

 速読も貴重な時間の有効活用に重要です。私は、英文論文1編(10ページ程度)を10〜15分、文庫本は100ページを30〜40分で読んでいます。基本は、速読で2回読むようにしています。コロナ時代になり、お家で過ごす時間が増えたため、今は毎月10〜12冊の本を読んでいます(紹介しているのはそのうち8冊)。

 

私のブログ作成法

1 いつブログを書いてるんですか?
 本当は1日1論文紹介記事+Q&A1記事をやりたいのですが、忙しい日が続くと思い通りにいきません。休みの日にまとめて書くことが多いです。当初はブログの記事を1週間ほど書き溜めていましたが、最近は2週間ほど書き溜めています。コロナ時代になり、お家で過ごす時間が増えたため、3週間〜4週間分書き溜めてあることもあります。
2 ひとつのブログ記事を書き終えるまでの時間は?
 ひとつの論文記事を仕上げるのに、論文を読み始めてから書き終わるまで、最短で1時間、長くて5~6時間くらいかかります。論文を一つだけ読んですぐにまとめられる時が最短で記事が仕上がります。長くかかるのは、調べる事が多い場合です。
3 ブログを書く時に目指していることは?
 事実を正確に伝えることと、如何に読みやすい日本語にするかを意識しています。そのため、論文を読んだ直後に、その記憶だけでザッと一通り書いてみます。もともと日本語と英語の言葉の感性が異なるため、全体のイメージを重視しています。書いてからは、時々ちょっと見ては文章を校正し、日本語としての完成度を一番に考えています。最も苦労するのは、如何に魅力的なタイトルにするかです。
4 ネタ探しはどうやっていますか?
 定期購読している医学雑誌、論文検索、一般の雑誌、新聞、テレビ、チラシ、タウン誌など、幅広くアンテナを広げて、面白そうな話をメモしています。患者さんから質問された内容も優先的に取り上げています。
5 ブログのアップについて考えていることは?
 おそらく現在の読者は生殖医療関係者と患者さんが半々とみています。医療者からも患者さんからも興味を引くように様々なテーマを紹介できるようにしています。読者の興味は人それぞれです。食いつきも人それぞれです。私が自信を持って書いた記事の反響が少なかったり、逆に私の気があまり進まない記事の人気が高かったりします。ですから、幅広い分野の記事を取り上げるように意識しています。
6 午前0時過ぎと早朝に更新するのはなぜですか?
 寝る前と起床後すぐに更新すれば、アップの時間を忘れずにできます。書き溜めてある記事をアップするだけなので、いつでもどこでもアップ出来ます。年をとったので、睡眠時間はだんだん短くなっています。寝ている途中で起きてしまった時は、そこで記事をアップしています。つまり、私の睡眠時間を示しているとお考えください。

 

下記の記事を参照してください。

2017.9.7「私の時間の作り方

2016.8.7「私のブログ作成法 その2

2013.12.1「「今月のサイエンス」

2013.6.9「私のブログ作成法