私の時間の作り方 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 松林先生は診察をして手術して、論文を読んでblogを書いてとご多忙だと思いますが、小説などの読書もされていますよね。そんな時間を、どのように捻出されているのでしょうか??その時間をつくるための行動や思考(考え方)を是非教えて下さい。私はついつい、少しの時間を無駄に過ごしているように思います。恥ずかしながらわかっているのですが、中々行動に移せません。
 

A 以前にも「私のブログ作成法」と題して書いたのですが、もう一度まとめてみました。

 

1日のうち、誰にも平等に24時間が割り当てられています。私は、だいたい毎日、12時間仕事関連、6時間睡眠ですので、残りの6時間をどう使うかということになります。

 

私が実践していることを列記します。

1 テレビを見ない

 現在、テレビのアンテナの契約をしておらず、大阪の自宅では全くテレビが見れません。したがって、自宅では静かな時間が流れています。落ち着いて考えることも、本を読むことも、論文を読むことも、もちろんブログを書くこともできます。逆に、東京のホテルでテレビをつけてしまうと、時間があっという間に流れるのを実感します。

2 細切れ時間の活用

 5分でも10分でもあれば、何かその短時間にできることをします。例えば、レストランで食事が来るのを待っている間に、アメンバー限定記事のQ&Aへの回答(の草案)を書く、あるいはメールへの返事をする、アップする前のブログ記事の再チェックなどしています。

3 移動時間(電車、バス、飛行機)の活用

 公共交通機関で移動中には十分な時間が取れます。東京〜大阪の往復の新幹線では睡眠を取ることも多々ありますが、眠くなければ、自宅の時と同じように集中して、論文を読んだり、ブログを書いたりしています。Pocket WiFiを利用していますので、いつでもどこでもネット環境は良好です。

4 やるべきことをリストアップし、スマホのメモに記載、終わったら消去

 やるべきこととして、優先順位を決めています。例えば、締め切りの日付が決まっていることや、その日にしかできないことは、日付を書いてスマホのメモに記しています。終わったら消すと、視界から完全になくなりますので、達成感があります。そして、また次の予定を書きます。

5 案内状やお知らせなどは、メモの代わりにスマホで写真を撮っておく

 紙に字を記載する行為にかかる時間短縮の意味と、書いた紙がなくなる危険性を防ぐためと、私の字が汚いので後で自分でも読めなくなって困るため、重要な事項はスマホで写真を撮っています。もちろん、その事項が終わったら写真を消去します。

6 メールへはすぐ返信、すぐ返信できないものでも返信メールまでは作成しておく

 忙しい方ほどレスポンスがとても早いです。これは、すぐにメールに返事をしないと、そのメールが埋もれてしまうからだと思います。私も基本はメールを見たらすぐ返信していますが、すぐ返信できないものについては返信メールを作成しておきます。そうすれば返信を忘れることはありませんし、それをスマホで撮影しておけば完璧です。ブログのQ&Aコーナーも同様で、受け取ったらすぐ返信するとともに、Q&AのブログのQの部分だけ作成しておきます。現在4ヶ月先のQ&Aを作成しています。

 

*そのほか、速読の技術(日本語、英語ともに)向上も貴重な時間の有効活用に重要です。私は、英文論文1編(10ページ程度)を10〜15分、文庫本は100ページを30〜40分で読んでいます。基本は、速読で2回読むようにしています。

 

下記の記事を参照してください。

2016.8.7「私のブログ作成法 その2

2013.6.9「私のブログ作成法