Q&A2919 ヘパリンの跡 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 私は不育の治療のため、昨年の2月16日~ガンマーグロブリンの点滴5日間とヘパリン点滴を開始し、ヘパリンは退院後の4月4日~自己注射にし8月末に終了しました。自己注射中は肌が腫れるかゆくなることはありましたが、出産後の3月になって今日までも急に痒くなり、ぷくっと虫に刺されたように腫れてしまっています。それも、ヘパリンを打った左右お腹と太もも箇所です。一日に一回以上交互に出たり治ったりを繰り返しています。皮膚科にいきましたが塗り薬は効いているのかよくわからずです。蕁麻疹と言われました。今は皮膚科には通っていません。出産時に無痛分娩で陣痛促進剤を少量ですが使いました。その際、陣痛促進剤を使うと痒くなることがことがあるといわれました。この蕁麻疹はヘパリンのせいなので皮膚にダメージが起きたのでしょうか。特に炬燵に入ると特に痒くぷくっとなります。

 

A ヘパリンの注射部位が赤く、痒く、しこりになったりすることは、しばしばあります。この状況が長く続く方もわずかながらおられます。皮膚のアレルギー反応ですが、このような場合にはステロイド軟膏の使用が有効です。

 

なお、このQ&Aは、約2ヶ月前の質問にお答えしております。