嬉しい報告:7年間の妊娠治療の末、リプロ大阪で2人授かりました | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

 夫婦共に27歳で結婚し、7年間の妊娠治療を経て、34歳の時に第一子、36歳で第二子を授かりました。7年間の治療中、10回以上の採卵と十数回の移植を繰り返しました。その間、仕事も何度か辞めたり、転職したりと定まらず、不妊治療クリニックも2箇所経由し、最後はリプロ大阪へたどり着きました。


 結婚した当初は年齢も若いし、簡単に子を授かるだろうと考えていました。しかし、1年たっても妊娠せず、妊娠治療を開始しました。当初はこれといった原因が無かったので、タイミングからでしたが一向に授からず、人工授精、体外受精、顕微授精へと進んでいきました。繰り返し採卵に移植、大金を使っても陽性反応すらでず、途方に暮れてました。着床障害というワードで検索している中で先生のブログにたどり着き、正に八方塞がりな私たち夫婦に希望が見えた瞬間でした。というのも、これまでのクリニックでは卵子の質の問題といわれ、同じことの繰り返しに疑問を持ち、このまま治療をすべきか、諦めるかというところまできていました。九州在住のため遠方でしたが、藁をもつかむ気持ちでリプロ大阪を訪ねました。松林先生に実際にお会いして、丁寧で、迅速な対応、先進的な治療法に感動し、諦めるのはまだ早い、やるべき事を全部しよう!と強く思いました。


 1回目の採卵では1つの初期胚しか凍結できませんでしたが、すぐに次の採卵の際の薬剤の変更を提案され、2回目では、2つ胚盤胞、1つ初期胚で妊娠。残念ながら13週で流産してしまいましたが初めて妊娠しました。また、3回目の採卵では、前回を振り返り、その時の卵巣の様子から薬剤の選択をされて、8つも良好な胚盤胞ができました。2回の移植で第一子、第二子と妊娠、出産へとたどり着きました。
 

 高圧的であったこれまでに出会った医師とは異なり、リプロ大阪ではどんな質問でも丁寧に答えてくださいました。一度ダメでもすぐに改善してくださることで、前向きに取り組む事ができ、これまで何回も失敗してるのに、何故か、毎回上手く行く気にさせられていました。松林先生はよくニュートラルな気持ちが大切だとブログに書かれていますが、医師をいかに信頼できるかが大切ですね。また、通院回数を減らすように配慮していただけたので、遠距離通院は大変でしたが、仕事や子育てをしながらもやり遂げる事ができました。
 

 長い妊娠治療で、人として劣ってるのではないかという思いに駆られ、家族連れが多い所を避けたり、友人とも距離を取っていました。そんな私ですが、リプロ大阪に出会い、2人の子どもを授かることが出来ました。あの長くてつらかった妊娠治療の先にこの喜びがあるとは、治療中は想像もつきませんでした。妊娠治療は親のエゴであると批判されたり、大金をつぎ込んでまで子ども欲しいのかと言う人もいます。私はそれでも、この授かった命に、この慌ただしくも子育てできる日々に感謝しています。
 

 リプロ大阪・東京とお忙しい日々を送られていると思います。沢山の患者さんの期待や希望を背負い、心身ともに大変な事も多いかとおもいます。体が一番です、くれぐれもお身体ご自愛くださり、長々とご活躍くださいますことをお願い申し上げます。

 

コメント:遠方からの通院はさぞかし大変だったと思いますが、「最先端の治療により最短で結果を出す」私たちの治療方針がお役に立てて嬉しい限りです。