Q&A2333 子宮内膜ポリープ | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q A病院で子宮鏡検査をしたのですがその時は異常なしでした。1年で6回移植したのですが全く着床せず、B病院に転院しました。B病院で子宮鏡検査をしたところ、結構大きなポリープが2つもできており、表面も凸凹していたため、内膜掻爬で子宮内の掃除&ポリープ除去をしました。移植前の検査で分かったので、移植はこれからになります。着床の窓の問題も考えられますが、子宮鏡検査は結構頻繁にやった方がいいのかなと思いました(転院先でもエコーではポリープの存在は指摘されてませんでした)。

 

A 子宮内膜ポリープがどのようにできるか明らかにされていませんが、内膜がうまく剥がれなかった時に残った部分がポリープ状になるのではないかと私は考えてます。ポリープができやすい方は頻繁に再発する可能性がありますので、こまめに子宮鏡検査を実施することをお勧めします。

 

下記の記事を参照してください。

2019.4.13「子宮内膜受容能 その2:子宮内基質疾患

2018.4.13「☆子宮内膜ポリープ再発のリスク因子は?

2017.8.18「Q&A1553 子宮内膜ポリープは何故できる?

2017.3.3「子宮内膜ポリープをそのままにしたらどうなる?

2016.3.10「☆子宮内膜ポリープ摘出後の妊娠許可は?

 

なお、このQ&Aは、約3ヶ月前の質問にお答えしております。