Q&A2072 32歳、AMH 0.93、妊娠はほぼ絶望的と言われました | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

Q 32歳、自分でタイミングをとりはじめて4ヶ月も経過していないのですが、突然不妊症(妊娠はもうできない)と診断されました。 
 
数日ほど前の健康診断でAMHが0.93とわかり、妊娠はほぼ絶望的と医師から言われました。タイミングも人工授精も一度もやったことがないのですが、初診でこのような結果となり絶望的になっています。妊娠はもう無理かもしれませんが、先生の病院を今度受診させていただきます。知り合いの産婦人科医からは生理中にAMHを測定することを提案されたため、主治医にもう一度測定できないか聞いてみましたか、あなたの体にはもう卵子はほとんどないのだからもう一度やっても無駄と言われてしまいました。私は何を治療してももう無駄なのでしょうか。まだホルモン基礎値など想定していませんが、おそらくダメだろうとのことです。

 

A このような短絡的な思考の医師がおられることに驚くとともに、悲しくなります。

32歳、AMH 0.93は絶望的な数値ではありません。年齢的にも十分妊娠のチャンスがありますので、当院で治療をしっかり行って行きましょう。

 

なお、このQ&Aは、約3ヶ月前の質問にお答えしております。