嬉しい報告:低AMHでも刺激周期で正解 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

2017.7.3「Q&A1507 第1子人工授精で妊娠、第2子は?」で回答をいただいた者です。その説はご丁寧にありがとうございました。あれから再度体外受精を行う為、転院しまして子宮鏡検査、不育検査、子宮内膜日付診を行いました。

先生から、低AMHでも刺激をして採卵してみるとよいとのアドバイスをいたいたので、強めに刺激していただき5日目胚盤胞6個と桑実胚2個を凍結することが出来ました。子宮内膜日付診以外の検査では特に問題などもなく、内膜日付診の結果だけが『1〜2日ほどの遅れがみられる』とのことでした。過去に妊娠しているので、自然周期が良いとのアドバイスより主治医に自然周期での移植をお願いし、5日目凍結胚盤胞を排卵後6日目に移植し、1度目の移植で妊娠、現在12週となります。

先生に相談させていただき、改めて体外受精を行う決意が出来た事、低AMHでも刺激して採卵数を確保出来る事、自然周期が合うかも…ということを教えていただき、後悔することなく全て納得した上で気持ち的にもニュートラルで治療に望むことが出来ました。移植を1日遅らせたのが良かったのかもしれませんが、やはりどれか一つでも欠けていたら、未だに妊娠出来ていなかったのでは…と思っています。先生にご相談させていただいて本当に良かったと思っています。
本当にどうもありがとうございました。まだまだ先は長いですが、授かった命を大切に、誕生を楽しみに心穏やかに過ごそうと思っています☆