Q 凍結胚盤胞移植3回陰性後、NK活性を調べたところ40でした。微妙な数値だったため、その後新鮮初期胚移植前に再検査した際は38でした。下がっていたのでイントラリピッドは受けませんでした。結果は陰性。その後、再度NK活性を調べたところ48に上昇し、イントラリピッドの相談を先生にしましたが、
ある先生は、効果はないから気休め程度。48なら問題ない。
ある先生は、着床をしたら点滴をすればよい。
ある先生は、移植後6日から8日に点滴。
とそれぞれ意見が違い、結局は点滴をせずに凍結胚盤胞移植。BT13でhcg153で陽性、その後BT20でhcg12に下がり、化学流産となりました。
①イントラリピッドの点滴をするとしたら、どのタイミングで点滴すべきなのか。
②私のような数値、38から48というNK活性の数値で点滴は効果があるのか。
③陽性だった際にもし点滴を受けていれば持続できた可能性はあったのか。
A イントラリピッドがNK活性を低下させるメカニズムについては明らかにされていません。経験的に有効であるとされているのですが、実際行ってみると、多くの方でNK活性を低下させる効果がありますが、効果がない方も時におられます。したがって、イントラリピッドの使用法についてのコンセンサスは未だにありませんので、質問に対する明確な回答はございません。
①私なら、NK活性が48%になった際に一度行います。
②多くの方で効果が認められます。
③胚側の要因が否定できませんので、何とも言えません。また、その他の不育項目の再確認も必要です(正常値と判断されていたものの中に異常値が見つかることがしばしばあります)。
下記の記事を参照してください。
2014.7.8「Q&A392 ☆NK活性が高い場合」
2015.9.27「Q&A832 流産2回、第12因子36%」