東海大学八王子病院在籍中にインドの留学生と一緒に行った研究の英文論文が、American Journal of Reproductive Immunology(アメリカ生殖免疫学会雑誌)の電子版に掲載されました。
タイトルは「Expression of apoptosis in placenta of experimental antiphospholipid syndrome mouse(実験的抗リン脂質抗体症候群モデルマウスにおける胎盤のアポトーシス発現について)」です。
Am J Reprod immunol 2013; doi:10.1111/aji.12084
抗リン脂質抗体は、私のライフワークでもあり、不妊クリニック勤務となった現在も国内外の研究者とコンタクトをとりながら論文発表や学会発表を行っています。この雑誌は、私が最も多くの論文を投稿した雑誌で、一番私の研究にマッチしています。現在のインパクトファクターは、3.050となっています。
日本血栓止血学会の学術標準化委員会「抗リン脂質抗体部会」の副部会長を務めてかれこれ数年になります。この学会は、主に内科の先生や臨床検査の方を中心とした学会です。学術標準化委員会では、毎年シンポジウムを行っており、先月も東京のシンポジウムで発表してきました。抗リン脂質抗体については、たくさんの知見があるものの、研究段階のものも多く非常に複雑です。何とか検査および治療の標準化を行いたいと考えておりますし、ブログではなるべくわかりやすい内容で、順次ご紹介していきたいと思っています。