こんばんは。
日曜日の試合、なぜ船迫が勝利投手なのって記事を目にしました
当日、船迫本人も「(勝利投手は)赤星と思っていた」とコメントしていたように、思わぬ1勝だったのかもしれません。
ところで、勝利投手の権利って、結構奥深いことを知っていますか。
たとえば、先発が5回を投げ切り、その時点でリードしていて、そのままチームが勝てば勝利投手になります。
同点の場面で抑えて、その直後に味方が勝ち越して勝てば、勝ち越した時点で投げていた投手に勝利が付きます。
問題は、リードしている状態で先発が5回未満で降板し、そのまま勝利した場合とかですかね。
【野球規則から抜粋】
救援投手が複数であれば、投球イニングが他の投手より1イニング以上多い投手がいる時はその救援投手を勝利投手とする。投球イニングが同じか、もしくは差が1イニング未満の場合は最も効果的な投球をしたと公式記録員が判断した1人の投手を勝利投手とする。この時、2人以上の投手が同程度に効果的な投球をした場合は、原則的に先に登板した投手が勝利投手となる。
救援投手が少しの間投げただけで、かつその投球が効果的でなく、続いて登板した救援投手の中にリードを保つのに十分に効果的な投球をした投手がいた場合には、続いて登板した救援投手の中で最も効果的な投球をしたと記録員が判断した投手が勝利投手となる。
日曜の試合では…
先発は又木で、4点をリードの4回1死でランナー2人を残して降板。
リリーフした赤星は3ランを浴びるも、イニングをまたいで1回2/3を投げ切る。
船迫が1回無失点、高梨が1回1/3を無失点、ケラーが2/3を無失点。
最後はバルドナードが1回無失点で逃げ切り。
赤星は失点こそしたものの、勝利投手の権利はありました。
ただ、前述の「投球が効果的でなく」という部分に引っかかったのでしょうね
船迫の方が「最も効果的な投手をしたと記録員が判断した投手」との判断ですね
個人的には、それならイニングまたいだ高梨じゃないと思いましたが、「2人以上の投手が同程度に効果的な投球をした場合は、原則的に先に登板した投手が勝利投手」というわけですね。
くれぐれを言っておきますが、赤星に白星を付けたくなかったからではないですからね
ちゃんとこういう背景があるわけです。
あと、同じ試合で、ボークと牽制悪送球が重なったことがありました。
たとえば、ボークを犯しながら投球して、それを打者が打った場合はどうなるのとか、野球のルールって知っているようでわからないこともあるのではないでしょうか。
テレビ中継だとリプレイとかで見直すことができるけど、現地ではそういうわけにもいかないので、いかに状況を理解しながら見るということが大事になりますね