人生には３つの坂があるという。
上り坂、下り坂、そしてまさか
！！！
高校のとき、世界史の授業でそのマサカに出会った。
中国の歴史で三国時代をやったときだ。
今でも覚えているが、先生の授業は・・・
「後漢に求心力がなくなり、いろいろあって魏・呉・蜀の三国時代を経て西晋が中国を統一しました。のちの晋が東方に位置したので区別するために西晋と呼んでいます」
たったこれだけだ！
時間にしても、下手くそな地図を描いて約１５分。
劉備も曹操も出てこない！
つまらん
！
しかし突然そのマサカは起こった ヽ(ﾟ◇ﾟ )ﾉ
「因みに、卑弥呼や邪馬台国のことが書かれている魏志倭人伝は、この三国の１つである魏の国について書かれた歴史書のなかの一部分なのです」
なぁにぃ～！？
「魏」の歴史のなかの「倭人（日本人）」について「伝」えていることで、一冊の本ではありません。
なぁにぃ～＼(゜□゜)／！？
まさか！そうだったのか！
２０数年経ったいまでもそのときの衝撃は覚えている。
三国志も知っているし、魏志倭人伝も知っているけど、まさかつながっているなんて！！
目から鱗が落ちるとは、まさにこういうことだ！と思った ヽ((◎д◎ ))ゝ
ちょうどそのころナムコの三国志と、コーエーの三國志をやっていたけど、そのなかの「魏」が「魏志倭人伝」の"魏"だとは気付かなかった。。。
ナムコの「三国志（中原の覇者）」
コーエーの「三國志」 国と國が違う
それから２０年以上経過した数年前のこと・・・
新橋のＳＬ広場で古本市が開催されていた。
お昼休みだったのでフラーっと立ち寄って何気なく眺めて帰ろうかなって思ってた。
ある一冊の本が目に飛び込んできた！
この本だ！
他にも邪馬台国関連の本はたーっくさんあるし、僕が小学生のころ（記憶があるって意味）から邪馬台国論争ってやっていて結論が出ていないことは知っているから、こういう推理本なんて読んでもつまらないだろうっていうのが第一印象。
買ってしまった理由は・・・
その頃はスマフォを持っていなかったというのと、
電車のなかで読む本は文庫本が良いってこと、
そんでもって、いつも読んでいる小説や歴史本じゃない何かを読んで気分をリフレッシュしたかったんだ。
２０年以上記憶の片隅に埋もれていた邪馬台国とか卑弥呼の話を思い出して、この人はどんなことを言っているのかなぁ？
とりあえず安いし買って読んでみよう。面白くなかったらブックオ○に売ればいいや。
挿絵的なものもあります
中身は小難しいことは書いてないので比較的読みやすかったです。
著者の考え方（視点）から独自の解釈をし、今までの論争になかった場所を邪馬台国の位置としてあげています。
邪馬台国の位置（場所）なんて、資料だけじゃわからないし、本当に知りたかったら学者とかになって専門の時間をとらないと到底論じることなんかできないや。
そう思いながら読み進めていました。
そう思っていた時点で興味があったんですね。
雑誌やネットの情報とかだけど、結構読みました。
結論は出ないし、自分で探すことは不可能だと思うけど、でもそう思ってしまうことが可能性に歯止めをかけているんじゃないかって思って、楽しみ半分で自分なりに推測しはじめたんです。
まず思ったことは、魏志倭人伝だけ読んでもわからないということ。
「魏」書の「烏丸鮮卑東夷伝」のなかの「倭人」条に書かれているので、東夷伝の他の国について書かれたことも参考にしたほうが比較できて良いと思った。
東夷伝のなかの他の国は、朝鮮半島について書かれている部分も沢山あるから、距離感や地名など参考になると思った。
「魏志倭人伝」は、分りやすいように簡略させた通称名だったんですね。。。
それからの経過はだいぶ端折ってしまうけど、あるとき気付いた。
（数年前の記憶なので、現在確実に思い出せるものだけ書き留めておこう）
今まで読んだ本やネットの情報のなかには、このことについて深く追求しているものはないなぁ・・・
たぶん、誰か研究したり本とかになったりしていると思うし、僕がまだそれらを見つけられていないだけなんだと思うのだが。。。
そういうのを最初に探すより、自分が思いついたことを自分なりに調べてみよう！！
こういうのって楽しい♪
そう感じました。
今日はここまでにします